鳳凰三山から白嶺三山大縦走 3日で40キロを29時間掛け踏破 憧れのオベリスクてっぺんも!
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 4,453m
- 下り
- 4,941m
コースタイム
叉神峠登山口605-夜叉神峠652-830杖立峠842-苺平915-938南御室小屋955-薬師岳1026-1107観音岳1148-赤抜沢ノ頭1300-1312賽の河原-地蔵岳(オベリスクてっぺん)1352-賽の河原1355-赤抜沢ノ頭1407-高嶺1449-白鳳峠1521-白鳳峠入口1710-1730広河原山荘
※思ったより時間がかかり山荘着遅くなりすみませんでした
トータル時間:11時間22分
ピーク:観音岳2840m
累積標高差:8079m
うち登り 6時間44分 累積標高4121m
うち下り 3時間37分 累積標高3958m
総距離:17km
[2日目]
広河原山荘610-白根御池小屋分岐629-809二俣825-小太郎尾根分岐1019-1059肩の小屋1210-1300北岳1308-1404北岳山荘
トータル時間:7時間55分
ピーク:北岳3192m
累積標高差:4682m
うち登り 4時間42分 累積標高2979m
うち下り 1時間42分 累積標高1703m
総距離:7km
[3日目]
北岳山荘430-中白根岳515-630間ノ岳635-730農鳥小屋741-西農鳥岳841-921農鳥岳山頂930-大門沢下降点954-1210大門沢小屋1222-大きい石1337ーー1413第一発電所バス停
トータル時間:9時間47分
ピーク:間ノ岳3189m
累積標高差:8178m
うち登り 4時間15分 累積標高3157m
うち下り 4時間51分 累積標高5021m
総距離:16km
天候 | 初日 午前快晴/午後曇 2日目 午前快晴/午後曇 3日目 雨時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
行き: 8月3日 新宿発山梨交通南アルプス登山者用バス 22時新宿発25時芦安山渓園着 大広間で仮眠 http://www.japanesealps.net/south/access/hirogawara.html いろいろ広河原行きバスがあるが山梨交通のものが早めに着くし仮眠場所もしっかりしているのでいいと思う 8月4日 5時発芦安から広河原行き 山梨交通バス(料金は南アルプス登山者用バス代に込6500円)で夜叉神峠登山口下車5時半頃着 http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm 夜叉神峠登山口は50台程度駐車場あり(空き情報は芦安駐車場で教えてもらえるとか) 帰り: 8月6日 本来なら第一発電所という奈良田温泉への林道?の終点からバス道を30分程度奈良田温泉まで歩くのだが、たまたま山梨交通の広河原ー奈良田線が14時43分に来た http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm 第一発電所ー奈良田温泉バス 奈良田温泉まで250円で雨が降っていたのでラッキー! 林道からバス道は大縦走で疲れた脚には厳しいので 1620のバスで奈良田温泉をでる予定の人はこのバスに間に合うようにいくことお薦め 奈良田温泉はいくつか大駐車場がある 奈良田温泉ではバス停上の温泉につかって ビールを飲んで 最終の見延行き山梨交通バス1620分に乗る 見延までいかず下部温泉駅でJR見延線に乗った方がいいこともあります 下部温泉駅からは、東京、横浜方面には甲府に出て中央本線か富士にでて東海道線の方法があるので乗り換え案内等を金額との兼ね合いでよく調べましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に非常によく整備されているが、 鳳凰峠と広河原をつなぐ鳳凰峠の坂は非常に急で長くて、はしごやロープも多く、初心者には厳しいかも。 下りでも思ったより時間がかかるので注意。 大門沢下降点と大門沢小屋の間の坂も急で、雨の後は滑りやすく注意。 大樺沢からの左俣は今年はたっぷり雪渓が残っていた。 朝一は雪渓が固く、転んでケガする人が多いと聞いた。 登山ポストは夜叉神峠登山口、広河原山荘、奈良田温泉登山口すべて有り。 奈良田温泉にはいくつか温泉があるが、 バス停の上の高台にある奈良田の里温泉はバスの時間までにぴったり。 硫黄泉、500円。 そこの食堂は3時まで。 |
写真
感想
友人のMR.Kが夏休みで日本2位の北岳を登りたいとのリクエストがありました。
MR.Kはマラソン、登山仲間。100キロマラソンも走る強者なので、ちょっとロングトレイルに挑戦。
登山とトレランの中間装備で、シューズはトレラン、ザックは水をいれても9キロ程度に、小屋泊という方針。
夜叉神峠登山口から奈良田温泉までを2泊3日で約40キロを29時間程度掛けて踏破しました。
初日、2日目は快晴。鳳凰三山の稜線から、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白嶺三山を眺め、北岳からは薬師、観音、地蔵の鳳凰三山を眺めながら高地の極上トレイルを楽しみました。
特に、鳳凰三山は、はだしランナーズなどトレイルランナーがかなりトレイルを走り抜けていました。トレイルランナーとの会話も楽しみです。
鳳凰三山では地蔵岳のオベリスクという岩でできたピークが有名です。
いつも北岳に登るときにいつかオベリスクと憧れていました。
したがって今回のロングトレイルでも、オベリスクへ挑戦し、見事クライミング成功しました。
オベリスク登頂方)
YouTube等でもありますが、
賽の河原から真っ直ぐ自然に登って行くと最後のお地蔵さんがひとり佇んでいます。
このお地蔵さんに安全を祈願し、さらに上に登ります。
最初は、正面右のチムニーから挑戦し、穂先?くちばし?下のクラックのザイルのところまで行こうとしましたが、僕の技術では何度やってもチムニーは登れません。
何度もトライしているうちに、友人のMR.Kが裏にいい道を発見。
オベリスクの穂先?くちばし?を左から回り込み、通称メタボ岩という大きな人には抜けられそうもない岩の間を抜けると、ザイルが何本も掛けてある穂先?くちばし?のクラックに辿りつけました。
そこからは、気合一発。脚をかけるくぼみもありますので、切れてもいいように何本もザイルを握りしめて上に登るだけです。ただ誰がいつかけたもわからないザイルなのでもちろん自分のリスクで行ってくださいね。
オベリスク挑戦に時間がかかり、
鳳凰峠の下山が聞きしに勝る急坂で時間がかかり、
広河原山荘着は17時半になってしまいご迷惑をおかけしました。
広河原山荘ではコインシャワーがあり、翌日以降のためにシャワーで気分総会に。
翌日北岳へ
また快晴。
大樺沢の雪渓からは北岳山頂や昨日踏破した鳳凰三山が眺められテンション上がります。
太郎山合流で北岳の稜線からは、富士山、八ヶ岳、甲斐駒、仙丈、鳳凰三山などが実に美しく見えました。
北岳も山ガールやトレイルランナーが多く話しながら行くととても楽しいです。
ただ天気がよかったのもここまで、天気一転。
肩の小屋経由で北岳山頂につくころには雲で景色がなくなり始めました。
天気が落ちてきたので肩の小屋で、
クラブツーリズムの佐藤優ガイドや参加の方々とたくさんお話をしてそれはそれで大変楽しかったです・・・(W/BEER)
天気下降で夕陽も観られず。
翌日は長い距離をいくので4時発予定でしたが生憎の雨。
間ノ岳山頂手前では本降りになり、気温は一気に10度程度まで低下。
フリースを着こみます。へたしたら低体温症だとビビりました。
間ノ岳、農鳥岳と3000メートル級の日本を代表する稜線は生憎ながら景色ゼロ。
寒い中、ひたすら歩く苦行の行程でした。
おつかれです!
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