宝永山(御殿場口新五合目から一周)
- GPS
- 07:30
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り、気温20℃〜24℃涼風が吹いて快適。ただ、休憩などで立ち止まると汗が冷やされて寒くなります。全体にガスが流れていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はありませんが、富士山独特の山道に要注意です。宝永第一火口から火山礫の長い登りが続きますが、これが一歩を踏み出す度にずれ落ち、大変エネルギーを消耗することになります。また下山時の大砂走りではスピードをあげて降りていくことが出来ますが、足下には細心の注意が必要です。漫然とスピードを上げると、転倒したり、けがにつながりかねません。 |
写真
感想
長い間気になっていた宝永山火口へ行って来た。江戸期の綱吉時代(1707年)に大爆発を起こして、江戸の町に大量の灰を降らせた富士山最後の噴火でできた側火山で、富士山頂直下に大きな穴を今でも荒々しく見せている。今回は御殿場口の新五合目から砂地を歩き出し、まず双子山へ向った。鏡餅を二つ並べたような山容で、傾斜はゆるく登ってみたく思ったが、今回の宝永山火口めぐりは最終バスの時間の関係で、時間的余裕が無く、双子山登頂はパスした。しばらく針葉樹林帯が続き、ほとんど人に会うことなく静かな山歩きができた。双子山など周辺一帯はまるでパッチワークのような植物群が広がっていて、おとぎの国へ迷い込んだような雰囲気だった。樹林帯を抜けると、突然大きな窪地が現れ、それが宝永第三火口であることを知った。宝永火口は一つだけと思っていたが、実は三つの火口が連なったものだったのだ。第三火口壁をトラバースするように登って行くと、その先に第二火口が大きく口を開けていた。そしてその奥に第一火口の上半分がその巨大な姿を見せていた。眺めとしては、なかなかの迫力である。火口壁に腰掛けて、おにぎりを食べながら、その圧倒的な大パノラマに魅入られた。昼食後、富士宮口五合目への分岐点を右折して、第一火口の底へ降りていった。底から見上げた宝永山山頂の山肌は異様で、まるで火星にいる様な風景だった。中央火口丘(?)の横を通り過ぎ、どこまでも続く火山礫の道をスタミナを消耗させながら山頂めざして登って行く。やっとの思いで宝永山山頂へたどり着くと、あらためて宝永第一火口の巨大さが実感できた。と同時にその宝永火口を抱える独立峰としての富士山の桁違いの大きさに感動した。最終バスの時間が気になって、下山道である大砂走りに突入したが、思いの外スピードが出て、大幅に時間短縮でき、茶店でカキ氷を食べる余裕までできた。
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