本仁田山〜川苔山
- GPS
- 07:14
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,769m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:05
天候 | 晴れ。日差しも強く風も穏やか、この時期にしては絶好の登山日和。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には問題無いが、本仁田山〜川苔山の北面斜面は雪が残る(危険はないが)。 本仁田山への大休場尾根、川苔山への鋸尾根とも、一部普通に進んでいたらいつの間にか正規の登山道を外れてしまうわかりづらさがあった。踏み跡があまり当てにならない。 川苔山から古里駅に下る道のうち、ズマド山分岐から同山に行かない方の下りで、片側切れ落ちてる道幅極狭トラバース区間で落ち葉が積もってるところはかなり危険。路面状況や道幅自体がわからない。 |
写真
感想
3連休最終日は自転車繋がりのつんさんからのお誘いがあり、山へ。自転車ではあちこちご一緒したけど、山登りは初めて。コースは本仁田山から川苔山、下りは古里駅に降りるルートをご提案いただいたので、そのとおりに進むこととした。
奥多摩駅0737着の電車を降り、先の電車で既に到着していたつんさんと待合室で合流。しばし準備の後、出発。しばらくは舗装路を進み、登山口に到着。奥多摩三大急登の一つということで身構えていたが、案の定いきなりの急登。キツ過ぎて脚がゆっくりとしか前に出ないし、道も狭くあるきづらいこともあって、傾斜の割には心拍が上がらない(上げられない)感じ。ここで降りてくる人とすれ違うのは厳しそうだなーとか思いながら淡々と登って、尾根道に到着。
しかしここから楽になるかと言うとそんなわけもなく、本仁田山山頂(標高1200m強)まではまだ400m程度登る必要がある。距離は大して無いので、当然傾斜は厳しいw 岩場、ザレ場、木の根帯と次々に様相は変わるが、一貫して急登。しかも登山道がわかりにくく、自分が先導した途中で思いっきりミスコースして本来の道とは違うところを登っていたw 足跡を辿って歩いていたんだけど、要は先行者(昨日以前かもしれないが)も間違ってたということか?
そんなこんなでやっとのことでゴンザス尾根分岐点まで到着。後ろを振り返ると富士山のアタマが実に良く見えた。さすが冬の晴天、中々のものである。そしてここまでくれば山頂はあと僅かのはずで、事実すぐに山頂に到着した。きついと言いつつ奥多摩駅から2時間10分強で到着してるのでペースはまずまず。
山頂でしばし撮影と休憩の後、川苔山へ向かう。山頂直前で既に道の脇には雪が見られたけど、山頂から先は基本的に北面の斜面なので、地面はよりはっきりと白い。ただ、つもり方としては地面表面程度で、かつ凍結してる感じもなかったので、おそらく前日夜に降ったものと思われた。なので、特に軽アイゼンやチェーンスパイクが無くても歩行に影響はなかったのは幸い。
何にもない瘤高山を越えてしばらく歩くと大ダワに到着。ここから鋸尾根を登る。地図から得られる情報ではその名のとおり何度か急騰のピークがある感じで実際もそのとおりだった。急登箇所は主に岩場なので、登りやすいといえば登りやすいのだが、大休場尾根と同様、道がイマイチわかりにくく、今度はつんさんが先導していたところでまたもやミスコース。ナチュラルに間違えてしまうわかりにくさがあった。
何度かのピークを越えて、ようやく舟井戸で鳩ノ巣駅からのメインルートと合流。結局ここまで出会った人は先行者2名、すれ違い1名の3名のみ、さすがマイナールートw さて、ここからは後もう少しで山頂と思いきや、ここからが意外と長かった。登山道自体はよく整備されているけど案外斜度は強く、また、雪融けのためか泥濘がち。山頂付近だけで結構靴底に泥がびっしり付いてしまった。
山頂到着して記念撮影の後、お昼飯休憩。今回はカップ麺とおにぎり、菓子パン1個と調理控えめの構成。何やかんやで急登続きだったこともあり、結構疲れていたので正解。先週と違って天気もよく風もないのでとても暖かく、休憩時でも上着を着る必要がなかったくらい。とはいえ気温自体はそう高いわけではないので、カップ麺のスープは結構早く冷めていた。
山頂を後にして下山へ。地図からは登りのような急坂はなく、しかし距離が長いのが見て取れるが、実際にそんな感じ。時折強めの勾配の箇所もあるけど基本はゆったりと下る感じの道で、しかもほとんど杉の植林帯なので、退屈なことこの上ない。途中周りが開けたかと思ったらすぐまた杉林の中に入るし、一旦未舗装の林道に下ったけどその区間(ちなみに途中盛大に崩落してた、通行に支障はないが)もそんなに長くはなくまた杉林の中へ。長いなー、退屈だなーと話しながらようやく赤杭山山頂に到着。ここで少し休憩の後、再び出発。
退屈な道が様相一変したのは、ズマド山への分岐以降。傾斜がきつく足元の状況も悪くなり、極めつけは片側何十メートルか切れ落ちてるトラバース路面で、幅は狭いし落ち葉だらけで全然路面状況がわからない、そもそも道幅自体がわからないレベルw この区間は相当緊張して歩いた。幸いにも距離は短かったけど、こういうのがマイナールートの怖いところ。その後も荒れ気味の下りを進んで、途中枯れ沢を木の橋で渡る。これまた木自体も取付も傷んでいて歩くと結構撓んで怖かった。この辺りまで来ればもう電車の音も聞こえるくらいなので下界までは後少し、事実しばらく進んだら登山口に到着した。ちなみに川苔山山頂からここまで誰にも会うことがなかったので、本当にマイナーなルートなんだなぁ。まあ、確かにオススメできない道であったが……。
後ちょっとだけ歩いて古里駅に到着し、全行程終了。思っていた以上に手強く疲れるルートだったけど、自転車仲間と一緒なだけにノリはツーリング時と同じような感じで楽しかった。ありがとうございました。
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