大滝根山スノトレ(仙台平in/out)
- GPS
- 05:25
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 858m
- 下り
- 854m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2/1現在、大越登山口の駐車場までのアクセス道は、凍結箇所が多く、4WDのスタッドレスでないと、通過できないかもしれません。(私は敢えて仙台平駐車場に停めて、周回コースにしました!) 大越登山口から入り、分岐を左に折れて沢コースで登る場合、山頂直下はかなりの急登です。キックステップで蹴り込み、鎖や木々をうまく利用することで、つぼ足で通過できました、私は。 |
その他周辺情報 | 下山後にあぶくま洞(鍾乳洞)を観光後、死海風呂 開宝 花の湯(500円)を利用 |
写真
感想
12月の仙台出張時、翌日に蔵王の樹氷狩りを予定するも、荒天により一切経山へ変更(一切経山、吾妻小富士は好天でした)。そして1月の仙台出張、再び翌日に蔵王の樹氷狩りを予定するも、やはり荒天のため断念し、本日は東北の三百名山で、唯一の晴れ予報だった大滝根山へ初登頂♪結果的には、樹氷ならぬ霧氷狩りができて大満足の山行となりました〜。
三百名山・大滝根山は、山と高原の地図に掲載もないマイナーぶり。ヤマレコMapだけを頼りに、今回は仙台平駐車場からの周回コースを計画しました。かなりの数のレポは、大越登山口からのピストンなんですが、仙台平か鬼穴登山口の駐車場を起点にすれば、周回コースが組めます。大越登山口までのアクセス道は氷結してるし、仙台平からのコースだと、下山後に高台の仙台平まで登って、今しがた登った大滝根山の全景が見えるし、とってもお勧めです!ただし、駐車場のトイレは冬季閉鎖されてますので、ご注意を。翌日は早朝6時前にスタート!前夜は小雪で星空は見えませんでしたか、朝5時に起きたら満点の星空が広がってました☆☆。
仙台平から大越登山口へは下り基調のため、ヘッドライトつけてさっそくトレラン!まずは鬼穴登山口を通り過ぎて、大越登山口へ。途中の舗装路はかなり凍結しており、レンタカー(2駆のスタッドレス)じゃ、通過できなかったかも…。
登山口(トレイル)に入ると、すぐに雪道。でも、歩きやすい雪質のため、つぼ足でずんずん進んでいきます。早々に分岐があり、左に折れて、沢コースでハイクアップします。こちらのほうが上級者コースのようですね。沢から出てる岩は凍結しており、渡渉する時の足の置き場には注意が必要ですね。ほぼ全道に渡ってトレースがあり、テープも多く、視界がクリアな限り、道迷いの要素はありません。山頂直下は、かなりの急登につき、不安ならチェーンスパイクや軽アイゼンが必要かもしれません。私はキックステップで、つま先を雪に蹴り込んでハイクアップしていきました。標高1,100m程度になると、振り返ると吾妻連峰方面の視界が開け、モルゲンロート気味の穏やかなカラーリングの空の下、12月にスノーハイクした一切経山が同定できました!
ほどなく自衛隊の球体レーダーが見えてきて、大滝根山の山頂部に到着です。なお、最高点(一等三角点)は、防衛省(自衛隊)の敷地内にあり、立ち入りできません。事前に調べたら2週間前に「郵便」(のみ)で申請すれば立ち入れるようですが、山の天候もわからない2週間前に、しかも郵便で申し込むシステムって、このIT時代になんだかなー…。
山頂部に着くと、天気予報通り、晴れ!青空の下、たっくさんの霧氷が映える映える!まずは、フェンスの向こう(自衛隊敷地内)、一等三角点をパシャッと。その奥には朝陽に照らされた太平洋がよーく見え、とっても幻想的でしたねー。また、一切経山も再び見えました!茨城との県境、八溝山を探すも方角が違いそうで、ここからは見えません。
梵天岩の方に向かって歩き出すと、皆さんのレポでよくあがってる山頂碑を発見!背景が青空と霧氷でモチベーションあげあげです!更に進むと、梵天岩!まずビックリしたのは、ハシゴ付きなこと。当然登ってみると、想定通りの大展望!再び(12月にスノーハイクした)一切経山や吾妻小富士にご対面です!また、隣の山頂は自衛隊施設がたっくさん見えました。
次の目的地はペラペラ石。面白いネーミングですね〜。そこへ向かう途中、ついに故郷茨城の最高峰・八溝山が見えました!さらに目を凝らすと、故郷のホームマウンテン・筑波山もクッキリと。ただ、11月に大滝根山を同定した那須岳を見返したかったんですが、那須岳も然り、日光連山も然り、厚い雲に覆われ、さっぱり見えません。残念。この他に見えたのは、未踏の三百名山・二岐山くらいでしょうか。どうも本日は、総じて高山の天気は悪いようです。大滝根山の辺りだけ晴れてる感じで、ある意味、山の選択に今日は大成功でしたね。
ペラペラ石に到着、乗ると、大滝根山の山頂部、及びこれから向かう高塚山の山頂部がよーく見えます。あと、太平洋も。折り返し、高塚山(高塚ボッケ)を目指すと、雪の締まりもよく、とっても歩きやすく、あっという間に山頂です。太平洋側の眺望はよいですが、角度的に八溝山はじめ山々はあまり見えません。なお、手前の高塚高原管理棟は、冬季閉鎖されており、トイレも使えません。
高塚山からは、往路と違うトレイルで周回し、ペラペラ石手前からは来た道を戻ります。大滝根山の山頂下まで戻ると、やはり霧氷越しの八溝山や、遠くに筑波山が見え、落ち着きますね〜。そこからの鬼穴登山口までの下り道は、とっても歩きやすい雪質で、しばらくは霧氷街道が続きます!2箇所ほど、急な岩場に鎖がかかっており、慎重に下山します。ある程度下りると、霧氷は終わりますが、ザクザクした雪で、つぼ足で全く問題ありません。いずれその雪も途切れると、そこからはトレラン天国♪岩もなく、傾斜も緩やかでトレラン適地ですね〜。ちなみに、今日は鬼穴登山口へ向かう途中に一人とだけすれ違いました。毎度雪山は、静かな山行です。
下山後は、6年ぶりとなる、あぶくま洞へ。大滝根山の麓のカルスト台地で、8000万年の歴史を経て、今の形になったようです。阿武隈高地の最高峰(大滝根山)と、山中の洞窟(あぶくま洞)の両方を一日で堪能する贅沢なプランでしたね〜。あぶくま洞内で「滝根富士」を見つけた時には「やられた〜」って思いましたね(笑)。
あぶくま洞の後、ちょうど午後の時間帯が男性向けとなっている死海風呂・花の湯に浸かれてラッキーでした。塩分濃度は、海水の10倍だそうで、試しにひとなめしても、めっちゃ塩辛い、本当の死海でしたねー。本当に全身がフワッと浮かび沈まない不思議な体験をしました。
今季は雪不足だし、2度も断念した蔵王の樹氷狩り。2月は連休もあるし、西吾妻山と両睨みで、みたび狙います!
(2023/06/10追記:データ編)
下山後にわかったのですが、大滝根山が自身の登山200回目でした♪。山形へ単身赴任していた2011年9月、当時は山を趣味としておりませんでしたが、職場同僚に誘われるがままに登った月山を1回目とし、ヤマレコに記録をつけ始めた2016年6月の筑波山(14回目)を経て、足掛け9年目での達成となりました。
///////// 【参考】年間登山回数 //////////
2011〜2015年 計10回
2016年 計16回(累計26回)
2017年 計49回(累計75回)
2018年 計60回(累計135回)
2019年 計59回(累計194回)
///////// 【参考】節目登山 //////////
2011/09/10 月山 1回目
2016/06/11 筑波山 14回目(ヤマレコ記録開始)
2018/06/24 甲武信ヶ岳 100回目
2020/02/01 大滝根山 200回目
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