記録ID: 2208073
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
武尊山(ホワイトアウトでもココヘリにお世話にならないため必読、川場スキー場ゲレンデトップより、今季最大寒波襲来)
2020年02月05日(水) [日帰り]
群馬県
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 508m
- 下り
- 494m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:00
14:00
ゴール地点
行きは良い良い、帰りは恐い!
天候 | 午前中は晴れてたんだけど、午後からホワイトアウト&吹雪、積雪200前後、気温朝トップ0°~頂上以降午後−15° |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
午前中はトレースくっきり、午後からホワイトアウト&吹雪でトレースは3分で消え、何度も迷った。特に注意は三ヶ所。一ヶ所目、沖武尊山からの下降は何しろトレースを探しながら南東側の緩い尾根を下ること、右側に寄ると手小屋沢避難所方面に行ってしまう。二ヶ所目は剣ケ峰への昇り口、剣ケ峰に突き当たったら右へ巻きながら常に上部を見て視界を凝らして急な岩場の間に伸びるルートを探せればok 、今後登る方は下り口に赤テープ巻くことを勧めます。三ヶ所目は剣ケ峰を過ぎてからリフト乗り場への降り口まで、尾根が広く平らな吹きさらしの雪原が続くがルートを逸れ踏み抜くと腰まで潜り、あがくと胸まで沈む、全身を使ってはい戻り、立てる位置から周辺を足裏感覚で沈まない方向へ取りルートに戻る、ワカンの出番だが車に置いてきた、でもワカンに頼るとルートを間違う、何しろ沈まない場所探しながら進む、右に灌木帯が見えて来たら下り口は勘に頼らずに足裏に頼ること、下手に右へ急ぐとルートを探せない、テープも何も目印はない、ここも今後登る方は赤テープを登り終わり口に巻いておくことを勧めます、急な灌木帯を下るがアイゼンは利かず尻から背中セードって感じでアイゼンの後ろ爪と股間とザックで制動かけながら灌木を支点として下る、降りたら雪原の尾根沿いに真っ直ぐ進み向こうの灌木帯まで行くこと、そこまで行けばゲレンデの音楽が聞こえてくる、ルートも取りやすくなり更に進めばリフトトップが見えてくる。 |
その他周辺情報 | 終了後は白沢高原ホテル初穂美肌の湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
インナー手袋
防寒着
バラクラバ
ゴーグル
着替え
靴
ザック
ザックカバー
ストック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
予備バッテリィ
時計
ザック重量4.2Kg
装着衣類重量4.2Kg
|
---|---|
共同装備 |
なし
|
感想
実は2/3に谷川岳を計画してたんだけど天気が今一で断念、武尊山なら寒波前にどうにかなるだろうと2/5に急遽実施。午前中は晴れてて眺望も効き快適に登れたけど、山頂で寒波に捕まり視界10~50mのホワイトアウト、帰りは更に吹雪が強まりで、何度もトレースを見失い、というより地吹雪で雪が飛ばされトレースに溜まり3分で消え一面雪原に、道を外すと膝から腰まで雪に埋まり身動きできない。戻って足裏の感触でなるべく沈まないところを探しルートファインディングしてトレースを探る、の繰り返し。数日雪降っていなかったのでワカンは車に置いて来た。死ぬかと思った。
ヘリもこんな状況では飛べないと思います。くれぐれも注意深く行動してね、最後は、強い気持ちと毎日続け培った体力と技術、でも停止技術より絶対滑落しないよう意識し続けること、だよ、私のような単独行動者は特に重要だよ🎵
ピッケルは剣ケ峰で出そうか迷ったが使わなかった、不安を感じたらピッケル使うことを勧めます、全て二本ストックで乗り切ったけど😃
この日の武尊山山行者;
私、20分遅れて東京からの男性二人パーティ、剣が峰下降地点でなんと前日から幕営していたカップル二人パーティ、以上5名
全員無事下山
教訓;
寒波が来たら雪山登るな??
晴れててトレースあろうとも、降雪予報にゃワカンは必携??
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shinjunさん お早うございます。
私もこの山冬に2回登ってます。 リフトでかなり高度を稼げるし皆さんのレコを見せてもらったりしていると何か行けるんじゃないかなって気がしてきちゃって・・。 でも2回とも天気予報より天気が悪くしかも最初はアイゼンが壊れ撤退。 2度目はshinjunさんと同じく一瞬でトレースが消えてしまい立往生。 雪山はとても美しく神々しいけれど危険も伴う。 だけど怖いけれどやっぱり行きたくなっちゃうんだよね・・・。 今期行けるといいなと思っています。
直近の日記読ませてもらいました。 あんな風に山に向き合えているならきっと大丈夫、沢山の経験をお持ちの様だし・・・ でも山に絶対はないからお互いっていうか我が家は歳だし(-_-;) もっと気を付けながら山を楽しみましょ!!
私も歳ですよ、ブッチャケ62歳!
武尊山は、HP 記録に書いた3ヶ所が迷走ポイントです。
一ヶ所目の山頂からの下りはマークしようがないので、不安なら「イマココ」とかインストールしてあればこまめに確認しながらなら安心かな?電波が届けばの話だけど。
後の2ヶ所、剣ケ峰へ樹林帯からの抜け口と、剣ケ峰からの下り口には、長めのテープを灌木の高いとこに巻いておく、
後続の二人パーティーは頂上では20分差だったけど、ゲレンデトップに着いたのは一時間差で頂上からの下りを手小屋沢避難小屋方面にかなり行ってしまったとのこと、それをGPS トレースで私に見せてくれました、持ってるんなら迷った時に使えばイイのにって思ったけど、失礼かなって感じて言わなかったけど、多分ブリザードのホワイトアウトの中その余裕もなかったか、電波届かなかったかかな?
お互い、山の怖さを肝に命じて御山さんと付き合って行かないとね。
私は単独行なので特にね、eve-leoさん達が羨ましいですよ、私の山仲間は後輩も含めて山はもう登れない宣言してますから〜💦
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