日高山脈最高峰の幌尻岳30キロを日帰り ヒグマ遭遇 初の徒渉
- GPS
- --:--
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 2,197m
コースタイム
移動距離 約30キロ 行動時間(含休憩)12時間31分
最高点 幌尻岳 2052m
天候 | 快晴 これくらいないくらい快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
大雪グランドトラバースを終え吹上温泉から上富良野駅へ 上富良野駅からJRで富良野駅へ 富良野駅でレンタカー借りるつもりが免許忘れタクシーでとよぬか山荘へ(痛い) 富良野1630-とよぬか山荘1800 とよぬか山荘 http://inaka-mono.com/toyonuka/?page_id=65 一泊2食 夜はジンギスカン、朝はお弁当分も含めおにぎり4個 風呂あり 8/28 とよぬか山荘発シャトルバス http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/shisetsu/shi_spot01.html#spot02 7−8月は3時から12時まで一日4便 山荘300発ー第2ゲート440 普通は幌尻山荘で宿泊するが健脚なら17時第2ゲート発の便で日帰り可能 第2ゲート1500ーとよぬか山荘1540 とよぬか山荘から車で富良野へ (komatsunaさんありがとうございました) とよぬか山荘1540ー富良野1700 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは平取町のシャトルバスの登山口の場合、第一ゲート駐車場にトイレとともにある。 危険箇所は沢に尽きる 雨の後など水量の多い時は遭難がよくあるらしいのでとよぬか山荘に要確認 取水ダムから幌尻山荘まで15回ほど徒渉 徒渉棒が深いところには置いてある 戸蔦別岳から幌尻山荘までは急坂 人があまり通らないのでハイマツの間も狭い このコースも幌尻山荘の手前が完全に沢 黄色のペンキマークが少なくケルンのガイダンスも多いので注意 特に増水時、ガスが多く見通しが悪い時は迷い道のリスク大だ 幌尻岳も戸蔦別岳も北戸蔦別岳も稜線を行く。 ハイマツの幅も細く厳しい。 風が強い時、視界が悪い時は注意。 幌尻岳、戸蔦別岳とも左右を大きなカールに囲まれている ヒグマの宝庫のようだ 幌尻岳と戸蔦別岳の稜線の間の登山道にヒグマのうんちが7−8回分まとまってあるところがあった。 ヒグマが自分のエリアを主張しているのだろう むしろ我々が熊をビビらせてる認識を 平取町の登山口からはシャトルバスに乗ってとよぬか山荘まで戻るので温泉等はなし |
写真
感想
2012/8/24-29日の日程で北海道へ
第一の目的は大雪のロングトレイル。
通称「北海道グランドトラバース」を踏破すること。
距離で60キロのロングトレイルで天気も変化が激しく厳しいので予備日を2日設けました。
大雪グランドトラバースは予定通り感動のうちに縦走できたので
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-220676.html
日高山脈の最高峰で日本百名山の幌尻岳にも挑戦しました。
幌尻岳は百名山ですが、
北海道の中でもアクセスが長い上、
徒渉しなくては山頂にいけない非常に上級向けの山として知られています。
なんせシャトルバスを使っても第2ゲートから取水ダムまで林道を片道7.5。
往復15キロ歩かなくてはなりません。したがってお鉢を回ると30キロ近く
なります。
いろいろルートがありますが、
このルート以外は徒渉の必要はないですが、
なんせ小屋(宿泊のみ)が幌尻山荘しかないので
他のルートでは宿泊するのも大変です。
とよぬか山荘からシャトルバスで行き
額平川の徒渉をして幌尻山荘経由で行く場合
徒渉を15回ほど最低でも1時間程度は沢を渡ります。
幌尻岳から戸蔦別岳を縦走しお鉢巡りをした場合、
幌尻山荘までの下りもかなりの徒渉があります。
ほとんどの人は沢靴、足袋、マリンシューズなど沢用の靴に履き替えます。
僕はもともとがトレラン用のメッシュのシューズなので
このままで問題なしでした。
徒渉の深いところには徒渉棒が置いてあります。
徒渉棒かストックがないと転倒しやすいのでMUSTです。
この日は快晴で北海道の8月最終週にしては蒸し暑いくらいの気温。
水も少なく一番深いところで膝くらいでした。
朝一は初の徒渉だったのでこわごわやってましたが、
帰りは暑かったのと疲れた脚のクールダウンになるので
むしろ沢は大変気持よかったです。
天気が良かったので、
稜線からは日高山脈の山々や大雪の山々が見事でした。
東カール、西カール、七ツ沼カールと3つあるカールも見事。
山の大きさと稜線の見事さは稜線フェチにはたまりません。
ただ山頂から西カールに2匹のヒグマが動いているのが確認できました。
幌尻岳と戸蔦別岳の間の稜線には
ヒグマのうんちが7-8個まとまってありました。
ヒグマも自分のエリアをマーキングするそうです。
まさにヒグマが登山道にでてくるのでなく、
人間がヒグマの生活圏を通していただいている認識ですね。
山頂近辺ではナキウサギもたくさん鳴いてました。
エゾシマリスももちろん。
花の季節は終わっており
リンドウとトリカブトが目立った程度。
日本百名山53座目登頂。
天気がよかったことが大きいですが、非常に印象に残る素晴らしい山でした。
30キロを一日で超すルートだったので帰りの給水ダムから第一ゲートまでの7.5キロの長かった事長かった事・・・
一緒に走ってくれたサブ10のウルトラランナーのkomatsunaさん。
引っ張ってくれてありがとうございました。
是非また一緒に行きたいです。
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