大盛況の剱岳・立山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,072m
- 下り
- 2,066m
コースタイム
8:40 室堂→9:25 一の越 9:35→10:35 雄山 10:50→11:10 大汝山→11:30 富士ノ折立→12:20 真砂岳→14:00 剱沢キャンプ場
■2日目
5:15 剱沢キャンプ場→5:40 剣山荘→7:00 前剱 7:10→<渋滞40分ほど>→8:20 平蔵の頭→<渋滞50分ほど>→9:25 カニのたてばい→10:00 剱岳 11:00→<渋滞20分ほど>→11:40 カニのよこばい→13:35 剣山荘→14:00 剱沢小屋<ビールで乾杯>→14:30 剱沢キャンプ場
■3日目
6:20 剱沢キャンプ場→7:30 別山→8:10 別山乗越→9:05 雷鳥沢 9:20→10:40 室堂
天候 | ■1日目 晴れ後雨 ■2日目 晴れ ■晴れ、ただし強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
美女平駅→室堂 バス 約1時間 片道:2,360円※ザック10kg以上は荷物券300円が追加 往復:4,190円 ※立山駅に広い無料の駐車場有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
■室堂〜一の越〜雄山〜大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳〜別山〜別山乗越〜雷鳥沢〜室堂 とくに危険箇所はありません ■剣山荘〜一服剱〜前剱 少し鎖場がありますが、それほど危なくないです ■前剱〜剱岳 ここが一番剱岳らしいところ 登りは「カニのたてばい」、下りは「カニのよこばい」が最大の難所 ほぼ垂直の岩壁を小さな足場と鎖を頼りに登ったり横に移動したりしなければならない。 それ以外にも「平蔵の頭」の登り下りも十分に注意が必要。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
7月の3連休に2泊3日で剱岳・立山縦走(剱沢テント泊)を計画し、実行したのですが、あいにくの大雨で予定を切り上げて2日目で撤退。
今年中にぜったいリベンジしておかないと!ということで、人が多いことは分かっていたのですが9月の3連休に再実行しました。
初日に室堂から立山を縦走して剱沢テント泊、2日目に剱岳を登ってテント場に戻って、3日目に室堂に戻るというゆったりプラン。
今回は初日に夕立に遭ったものの、お天気に恵まれて気持ちよく剱岳登頂を果たせました。
剱岳、想像していたとおりの険しさですね。
下から見上げると「どうやって登るんだろう?」と疑問に感じますが、岩場を鎖で強引に登っていく感じです。
有名な「カニのたてばい」「カニのよこばい」はなかなかスリリング。
強風が吹いていたり、岩が雨などで濡れていなければ、それほど危険ではないと思います。
※感覚的には石鎚山の鎖場と同じくらいの難易度に思えました。
実際のところ、予想していた以上に人が多かった。
難所の前では大渋滞。トータルで2時間ぐらい待ったと思います。
でも、お天気が良くて、景色も良かったので、待ち時間もまったりと時間を過ごせました。
剱岳山頂からの景色はなかなかの絶景。
夏は五竜岳や白馬岳から剱を眺めることが多かったので、今回は逆に白馬方面を眺めることとなりました。
剱沢のテント場は剱岳の真正面です。
ちょうど真南に位置しているので、夜は北極星が剱岳の真上に輝くんです。
これがとてもステキです。
まだ紅葉には早いですが、ナナカマドの実は赤く染まり、空の雲の秋の様子が感じられます。
紅葉の時期にも来てみたいですね。
※今回、立山三山を縦走するつもりでしたが、勘違いをしていました。
立山三山は雄山、別山、浄土山ですが、雄山、別山、大汝山だと思っていて、浄土山を登り忘れました。
また登りに行きます。
■1日目(9/15)
金曜日の仕事終了後に車でケーブル立山駅へ。
朝の3時ごろ到着したのですが、駅に一番近い大駐車場はほぼ満車でした。
ちょっと仮眠して5時半に起きて駅へ行くとすごい人、人、人!
6時20分のケーブルに乗って美女平、美女平からバスに乗り換えて室堂に到着したのが7時半。
室堂で扇沢からやって来る山仲間を待って、8時半に合流して出発。
まずは一ノ越を目指します。
一ノ越から雄山への登りの風景はよく山番組で流れるところですよね。
レポーターが「疲れた〜」と言っていると、ガイドが「ここまではウォーミングアップ。これからが本番ですよ!」という感じで。
雄山は山の上に神社があります。
本当の山頂は社がある3003mですが、ここに行くのは500円の参拝料が必要です。
今回はパスして先へ進みます。
立山はそれほどアップダウンがきつくない稜線です。
とても気持ちいいね。
大汝山、富士ノ折立、真砂岳と快適に歩いていきます。
ただ、だんだんと天気が悪化傾向に。
別山手前で風雨が強まったので、別山はトラバースしてそのまま剱沢のテント場に向かいました。
雨の中、テントを立てて一休み。雨は夕方まで続きました。
翌日に備えて、早めに寝ます。
■2日目(9/16)
前夜に出発は日の出の5時過ぎにしよう、と仲間と打ち合わせていました。
が、朝の3時ぐらいからテントの外では出発の支度の音が多数。
みんなヘッドライトをつけて剱に向かっています。
我々は予定通り5時過ぎに出発したのですが、遅かった…。
見事に渋滞の波にはまりました。
難所である「カニのたてばい」の手前で大渋滞。
1時間半ぐらい待ちでした。
でも、風もなく、ポカポカ陽気だったので景色を楽しんだり、前日の雨で濡れたレインウェアを乾かしたりと退屈せずに過ごせました。
「カニのたてばい」「カニのよこばい」はなかなかスリリング。
でも、石鎚山の鎖場と同じくらいの難易度かなぁ。
強風や、雨で濡れていなければそれほど難しくはないです。
山頂からの景色は絶景。
また、山頂で以前、地元の高御位山(たかみくら)でお会いした方と再会しました。
山はこういうことがあるから楽しいね
下ってきてから、剱沢小屋で剱岳を眺めながらビールをプシュ。
やっと緊張の糸が解けました。
■3日目(9/17)
夜は強風でテントがかなり揺れました。
最終日は室堂に向かうだけなので気が楽。
ただ、初日にパスした別山を登っておこうということで、別山へ向かう。
稜線に出ると、すさまじい強風。
この日に剱岳に向かうのは困難だっただろうなぁ。
無事に別山の頂上を踏んでから雷鳥沢に下山。
雷鳥沢のテント場も平地で広くて快適そう。
温泉もあるし。
ここで鍋パーティをやりたい。
室堂に戻ってきて立山の稜線を眺めてこの3日間で歩いてきたルートをトレースするとなかなかの達成感を感じました。
今回はあえて新・登山の3種の神器(トレッキングポール、サポートタイツ、アミノバイタル)を使用せずに挑みました。
自分の体が鍛えられていることが感じられて気持ちいいです。
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