魚谷山、桟敷ヶ岳(北山の峠めぐり)
- GPS
- 08:24
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 1,925m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:48
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
満樹峠〜山幸橋へ沢沿いに下るルートは倒木多数のため通行困難。 山幸橋へ下るには小峠を経由する方が無難。 |
写真
感想
静かな山歩きと思い、久々に北山を歩くことに。
北山のバイブル(?)『北山の峠』(金久昌業著、ナカニシヤ出版)の中で「滝谷峠、柳谷峠、魚谷峠、祖父谷峠、皆名流賀茂川を形成する源頭の峠に相応しくよい峠である。」と紹介されている峠をめぐる山歩きをしてきました。
前者3つは歩いたことはあったものの、祖父谷峠やその先のナベクロ峠は未踏だったので、城丹国境を歩いて桟敷ヶ岳に登り、雲ヶ畑からさらに満樹峠を経由して市内に戻って来ようというプランです。(峠や山も一応「京都市内」ではありますが)
まずは滝谷峠を目指して、二ノ瀬からユリ道で。
このあたりは快適ですね。樋乃水峠分岐から先は結構倒木があった記憶だったのですが、(今回もそこそこありましたが)だいぶ整備された感じでした。
順調に滝谷峠に着いて、そこから芹生峠への稜線へ。
以前、滝谷峠から魚谷山を目指した時に、直谷から柳谷峠へ上がるのに、アズキ坂の右の谷に間違えて入ってしまい、芹生峠〜柳谷峠の稜線途中に出てしまったことがありました。その時歩いたこの稜線が好印象だったので、キチンと芹生峠からたどりたいと思っていました。
尾根を北から南に、そしてまた南から北に切り替える箇所があって、そこが少々ややこしいですが、北山の谷の源頭部らしい穏やかな山容で癒されます。
その先、順調に城丹国境をたどって桟敷ヶ岳から雲ヶ畑へ。
しばらくは車道歩きが続きますが、ひなびた中にもどことなく風情があって退屈しません。
出合橋の先で右折して早刈谷に入って、満樹峠を目指します。
ヤマレコでも登山道表示はされていませんが軌跡はあるようなので、それを参考に取り付くと、いかにも古道らしいしっかりした道が満樹峠まで続いていました。
満樹峠から西賀茂方面へは、谷筋を直接山幸橋に向かうルートと、一山越えて小峠を経由するルートとがあります。
今回、ラストに向山を登って夜泣峠で締めようかと思っていたので、ここはショートカットで谷筋を降りて行ったのですが、これが大失敗。
始めのうちは踏み跡があるものの、倒木がかなりふさいでいて、迂回しようとすると斜面をトラバースすることになるのですが、これがグズグズの土で、なかなか思うようなコース取りが出来ません。それでも倒木をクリアするごとに赤テープや踏み跡が現れるのでそれを頼りに下っていくのですが、これが蟻地獄への手招き。
(感覚的に)かなりの時間が経ったように感じたものの、GPSを見ると半分も進んでいない。これはこの先どうなるかわからないので、登り返すことに。
帰ってから前出の金久さんの本で確認すると、「崩壊が激しく」「道の荒廃」とあるではないですか。40年も前の著書ですが、状況は全く同じ(あるいは悪化)でした。
ちゃんと下調べしておかなければと反省です。
最後の最後で北山らしい(?)大変な状況になってしまいましたが、天気にも恵まれ、山中でもほとんど人に会わず、静かな山行を楽しめました。
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