【白山(石川・2702m)】滑落の現場検証を兼ねて、別当出合から市ノ瀬までグルッと一周【白山(御前峰と別山)】
- GPS
- 12:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,026m
- 下り
- 2,480m
コースタイム
観光新道分岐 8:25
仙人窟 9:15
殿ヶ池避難小屋 9:50 10:00
黒ボコ岩 10:40
白山室堂 11:00
御前峰 11:35 12:05
トンビ岩 12:45
南竜ヶ馬 13:20 13:45
滑落地点付近 14:35
天池 14:45
別山 15:50 16:10
別山分岐 16:20
チブリ小屋 17:10 17:20
猿壁 19:30
市ノ瀬 20:00
天候 | 晴れのち曇り 雨は降りそうでしたが、持ち堪えてくれました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市ノ瀬〜別当出合間は、休日を中心にマイカー規制あり。 市ノ瀬の駐車場(700台:無料)で駐車し、 別当出合登山口まではシャトルバス(400円)の利用となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇登山ポスト 市ノ瀬、別当出合にあり 〇道の状況 別当出合〜黒ボコ岩(観光新道)…特になし。 殿ヶ池避難小屋が来年2013年9月にかけて建替工事中。 プレハブの簡易小屋が設置されている。 黒ボコ岩〜御前峰…特になし。 御前峰〜南竜ヶ馬(トンビ岩コース)…特になし。 南竜ヶ馬〜別山〜市ノ瀬(別山市ノ瀬道)…特になし。 |
写真
感想
<飲み会から直行>
前の日の夜は飲み会。
ノンアルコールカクテルをしこたま飲んで、
クルマを走らせ向かったのは「道の駅・瀬女」。
睡魔に耐え切れず、
「ちょっと仮眠を」と思って、
ウトウトしてハッと目が覚めたら、
日はとっぷりを明けてしまっていた。
急いで市ノ瀬へ向かった。
今年拝めなかった御前峰を踏みたいし、
5月に滑落した現場にも行ってみたい。
時計回り(市ノ瀬=別当出合〜御前峰〜別山〜市ノ瀬)で行くか、
反時計回り(市ノ瀬〜別山〜御前峰〜別当出合=市ノ瀬)
で行くか迷った。
もうすでに寝坊状態だし、
反時計回りだと、下山のシャトルバスの制限がある。
時計回りだと、ダメだと思ったら南竜ヶ馬で、
別当出合へエスケープもできる。
いざとなったら、チブリ避難小屋(笑)
てなわけで、時計回りで行くことに決定。
市ノ瀬駐車場に着いた。
夏場のピークまではいかなかったが、
かなりのクルマの数が停まっていた。
誘導にしたがってクルマを停め、
シャトルバスに飛び乗った、当然満員。
<観光新道経由で御前峰へ>
別当出合で登山届を書いて出発。
うん、天気が良い。
予報では、晴れのち曇り、
天気がもってくれるといいけど、
既に御前峰の背後には白い雲がモクモクと…。
殿ヶ池避難小屋の手前で、
小屋の手前に事務所兼宿泊所の
プレハブ小屋が道を挟むように建っていた。
避難小屋はすでに解体を終えて、
基礎をしているような感じだった。
この日も作業の方々が何人か作業をしていた。
簡易小屋は、元あった小屋の先にある、
殿ヶ池のほとりにあった。
プレハブ小屋で、きっと冬は撤去するだろうな、
という佇まいだった。
黒ボコ岩に着くと、一気に賑わいが増した。
弥陀ヶ原から室堂にかけて延びている五葉坂が、
登山者でギッシリ。
それもそのはず、
登山イベントがいくつか重なっていたみたい。
御前峰に着いたら、
標識で記念撮影する人たちが列をなしていた。
ここで軽く昼食。
例によって、「甘みあっさりフルーツ」に牛乳。
それに、冷凍食品の今川焼。
うまーでした。
御前峰からは、初めて行く「トンビ岩コース」へ。
エコーラインを右に見ながら、岩ゴーロの道を行く。
ひたすら、面倒臭い下り坂。
南竜ヶ馬までの最短ルートとは言え、ちょっと足にきた。
<5月の滑落地点付近へ、記憶を辿っていく>
南竜ヶ馬に着くと、目の前の別山に黒い雲が。
いかにも怪しそう。
既に13時を過ぎていたし、ここでエスケープするか迷う。
迷っているうちに、恐らく一雨降ったと思われるが、
だんだん雲の黒さが薄くなっていく感じがした。
カミナリもなし、
チブリ尾根から先はヘッデンになるかも知れないけど、
今回のもう一つの目的である、
滑落地点を見てみたいというのと、
自分が肋骨7本折りながら歩いた道を辿ってみたくなって、
そのまま、別山に向かうこととした。
油坂を上がりしばらく行くと、
木がうっそうと茂っているものの
滑落地点に通じる尾根が一目で分かった。
トレースを辿って行ったり来たりした斜面も、
見ればなるほどこう行ったのかと合点がいった。
あの時の光景が目に浮かべながら、
目の前の景色を重ね合わせた。
先を行くと、天池があった。
それから、ピークをいくつか越えていく。
今こうして歩いていてもしんどい。
「ここをどうやって行ったんだろう。」
「よく歩く気になれたもんだ。」
あの時発揮した生命力は凄かったんだなあと感心した。
別山で、祠がありあの時の御礼とこの先の安全を祈って、
頂上でかなり遅めの昼食。
あとは、下るのみ。
チブリ尾根小屋までは、2km。
浮石だらけの面倒臭い坂が続きとても長く感じた。
あの時は、これにクサレ雪があり、
日も暮れてヘッデンでトレースを探したっけ。
それを思えば、大した話ではない。
チブリ尾根小屋には、2人の登山客がいた。
小屋泊まりするらしい。
登ってくる最中に雨に降られたと言っていた。
さっきの黒い雲が消えたのはきっとそれだったんかな。
すでに日の入りの時刻にさしかかっていたが、
そのまま下りることにした。
夕焼け空を見ながら尾根を下って行く。
次第に森の中に入り、日も暮れるとヘッデンを点けるように。
道には浮石などがあり、
ヘッデンの明かりだけでは見分けにくく、
ややペースが落ちた。
辺りが真っ暗になり、
ヘッデン以外はおぼろ月だけが灯っているという状態。
ちょっと怖かったので、
鼻歌唄いながらと思ったけど、
なかなか歌う歌が出てこない。
そういや、カラオケ行ってないな。
と、こんなところへ来て思うことなんか、
ということまで考えてしまった(笑)
とにかく猿壁まで我慢の子。
猿壁からは、作業車用道路で市ノ瀬へ。
無事に着いたー。
帰りは、まず温泉。
まだ開いているか心配だったけど「白峰温泉総湯」へ。
21時までらしい、間に合ったー。
ちょっとぬるめの泡風呂で半分寝てた。
そして、次はご飯。
ゴーゴーカレーのメジャーカレーを食べた。
ボリューム満点!
チキンカツにトンカツ、エビフライ、
ウインナー、ゆでたまごという豪華なトッピング。
これで1000円は、コスパでも文句なし。
もちろん、うまーだった。
山でカロリー消費しないと、
いろんな意味で食べることのできない一品で締め。
ちょっと久々の長丁場だったので、
足腰が痛いっす。
でも、良かったー。
いいですよね!
あの濃厚でクリーミーなルーを体験したら、コ○○チやC&○はもういけないです。
このロングを歩かれたんですからもう復活と言ってもいいんじゃないですか
あの事故から大変でしたね、でもこうやって現場も訪れるほどに回復されて素晴らしいです
暗闇が普通に怖いと思えて鼻歌歌える余裕が出れば...ね
そしてメジャーリーグ完食できれば間違いなし
クセになる味ですよね
千切りキャベツが口直しに良くって、
意外とイケちゃいます
食欲だけは、快復が早かったのでそっちの意味で大変でした
こうして、白山に登れたのが嬉しいですね
メジャーカレー、また食べれるように頑張ります
凄い食欲ですね、「食べれる人は大丈夫」ですね、メジャーカレーも凄い、私はいつもカツカレーです
滑落からの自力下山は感動しました
山で今川焼きは初めて見ました、私も試してみます。
今後も頑張ってください
ロングコースお疲れ様でした。完全復活といっても良いのでは・・・
滑落現場の検証は十分出来ましたか?しかしよくぞ自力下山出来ましたね。火事場の馬鹿力じゃないですが、人間の生命力には驚かされます。
これからは事故に気を付けて貰って、どんどんレコアップして下さいね
山行というよりも食行でしたね
今川焼は今回初めて持っていきましたが、
保冷剤替わりにもなって、
なかなか良かったですよ
フルーツ、牛乳と変なものばっかり持って行っている気が… 笑
今思えば、よく下山できたなあと思います。
ありがとうございます
完全復活には、行かなきゃなあ思ってるところがあって、来シーズンですかねー
実際に目で見て、改めて自分の辿ったところが分かりました。
山域は違えども、同じ日には亡くなった方が何人もいらっしゃる中で、魔満身創痍の自分が下山できたことは、本当偶然だったんだなあと感じました。
これからも、頑張って登っていきます
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