黒部五郎岳から槍ヶ岳【過去レコ】〜あれから10年、また行きたい黒部五郎!
- GPS
- 80:00
- 距離
- 54.8km
- 登り
- 4,060m
- 下り
- 3,897m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:35
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 10:50
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:55
天候 | 8月3日(水)晴れ 8月4日(木)晴れ 8月5日(金)晴れ後ガス 8月6日(土)曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス | 早朝、富山から直通バスで折立へ。下山は上高地からバス。 |
写真
感想
8月3日(水)
前日は富山市内に泊まって、早朝の直通バスで折立に入りました。太郎平へのコースタイムは5時間ですが、いがに早く着きました。午後は小屋の周囲でまったり。…というか、ヒマを持て余していました。ガスっているので歩きまわってもつまんないし…。
小屋は4畳のスペースに5人とまあまあってところかな?
8月4日(木)
小屋のすぐ裏の太郎山からの先は草原が気持ちいいです。北の俣岳のあたりのお花畑もきれい(なぜかアオノツガザクラ、チングルマ、ハクサンイチゲとみんな白い花でした。)です。その先の黒部五郎の登りにかけても、緩やかな草原のアップダウンでいい気分で歩けました。
黒部五郎のジグザグの登りがありますが、まだ元気なころだったので快調にあるけました。ただ、山頂でガスってしまってカールの方が見える程度だったのが残念です。カールに下る道は、石が多くて歩きにくいけど、花はきれいに咲いていました。天気もよくなり、鷲羽岳から黒岳、雲の平あたりが良く見えました。
キツかったのはその先の三俣蓮華への登りです。チングルマとコイワカガミのきれいな台地までくると、眺めも開けてきます。でも、三俣蓮華山頂もガスの中でした。
もうこのあたり、だいぶヘロヘロ。最後の巻き道も花は多いけれど、すっかりガスってしまっていて、ツラい道でした。やっとのことで、双六小屋が見えてきましたが、最後の下りは、ヨレヨレでした。
夕食は名物のテンプラ、すいていてラクチンでした。
8月5日(金)
午前中は素晴らしい天気でした。樅沢岳は素晴らしい展望台、その先の西鎌尾根もアップダウンはあるけれど、最初のうちは快適でした。でも、そのうちクサリ場とかも多くなってきます。
だんだん、槍ヶ岳が頭の上にのしかかるようになってきます。最後の登りはキツいけど、1時間のガマンでした。
槍が岳山荘にはまだ午前中の早い時間に着きました。この日は槍が岳には登らずに、南岳まで往復します。大喰岳、中岳、そして南岳と3つの3000m峰を踏破するためです。それならキレット越えて行けばいいのに…って、でも、ジジイにはそんな勇気も体力も技術も、なにより根性がありません。
結局どこもガスの中、ただ「行ってきただけ…」って…。その後、夕方まで、小屋の前で過ごした時間、なかなか楽しかったです。
8月6日(土)
朝、槍の穂先を往復します。しかし渋滞!。クサリ場の途中で動かなくなるって、怖いです!。夢中で登っていたのがふと、我に返る!。すると、自分の置かれた立場を理解する!「…コワイ!!」って…。
山頂もコワイところなので、ソソクサと下ります。でも、なんだか、下りは怖くなかったです。「下りがコワイ」ってよく言われるけど…。
上高地への道はとにかく長いです。特に平らになってからが長いんです。おまけに雨が降ってきました。まあ、この4日間、今まで降られなかったんだから、これくらい許してやろう、…って…。
太郎平から黒部五郎にかけての草原の尾根が気持ちよかったこと。
西鎌尾根が意外にいいところだったこと。
やっぱり、槍はこわかったこと。
上高地への道が長いこと。
そんなことが特に印象に残っています。太郎平から黒部五郎は、また行きたいと思っています。
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