八森山・火打岳 神室連峰南部を歩く
- GPS
- 08:36
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:33
9:30 八森山
11:07 槍ヶ先
12:11 大尺山
12:53 火打岳
13:20 出発
14:44 槍ヶ先
16:15 親倉見駐車場
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●薬師原登山口は林道の路側帯に3台程度駐車できます。 ●親倉見登山口は地元の方が整備してくださった駐車場があり、5台程度停められます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●危険箇所は特にありませんが、主稜線の東側が切れ落ちている所があるので注意が必要です。全体的に良く踏まれた歩きやすい道です。八森山の周回路は下草がうるさいところがあります。 ●登山ポストは薬師原・親倉見ともにあります。 ●本日は、八森の登りでお一人をパスしてからは、誰にも会っていません(kamadamさんは除く〜)。ものすごく静かな山道ですよ。長もの3匹、カエル、バッタたくさん。クマの気配はなし。 ●温泉は最上町営施設りんどうへ。こじんまりとしていますが、良いお湯で寛げました。\350です。 |
写真
感想
*神室連峰は、標高1300〜1000mの地味な山の連なりにすぎないのだが、登る度に心惹かれる山域だ。主峰の神室山のみ、それなりに登山者が集まるが、この連峰の魅力は何より縦走の楽しさにある。画像でお分かりのように、すべてのピークが尖っており、登山道はそのピークをひとつづつ越えていく。細尾根と激しいアップダウンと切れ落ちた深い谷、その東側の崖沿いにどこまでも神室の道が続いている。稜線は背の低い潅木で、縦走路は油断がならないけれど、常に大展望が得られる道だ。9時間歩いて、6時間はこの展望の中を歩ける。こんな稜線は東北では他にないと思う。
25キロにものぼる神室縦走路、北部は神室山、小又山、前神室山など大きな山体の山がゆったりとした起伏を連ねている。今日歩いた神室南部は、火打から大尺山、中先、槍ヶ先、烏帽子山とどれもが尖ったピークを持ち、やや小ぶりだが美しい尖塔群だ。北部と南部、ちょっと趣が違った縦走路である。
*mokkedanoさんとkamadamさんと打合せして神室を縦横に歩こうと思った。北と南から神室を攻める、西ノ又から小又山に上がり、そこから南下して火打、槍ヶ先、八森を回る、そんな予定だったのだが…行ってみると、なんと西ノ又に向かう林道が通行止。急遽車を戻して、一台を親倉見に置き、もう一台で薬師原に向かった。遅れてくるkamadamさんは、親倉見から直接槍ヶ先に向かうとか。我々は八森から周回して、槍ヶ先に回りそこから火打を目指すことにした。kamadamさんとは火打の近くでスライド、そこで車のキーを交換し、それぞれ逆周りで同じコースを歩くことになった。
*細尾根ではゆっくり話もできないので、下山後三人で最上町の温泉施設りんどうへ。ゆったり温泉につかって、積もる話を。mokkedanoさんとkamadamさんは初対面だが、お風呂ですっかり意気投合の様子。私となら親子コンビだが、kamadamさんとなら年の離れた兄弟とも言えなくもない。これからお二人のコラボ記録が見られるかもしれない。
*先週歩いた月山ロングより、距離も標高差も少ないが、体力度は神室が上のように感じる。アップダウンと急登のせいだと思う。最上町側、神室の東側から稜線に上がる道は5本あるけど、どこも笑ってしまうようなすごい急登。是非一度味わってみてください。
*足裏のタコをはじめ(笑)その他やや体調不良だったが、いつものように、歩き出すともう全てを忘れてしまう。今日も思う存分歩いた。今年も神室を歩けてよかったな。
今回kiyoshiさんがセレクトしてくださったコースは、先日神室デビューを果たした私には嬉しい主稜線縦走というものでした。しかもkamadamさんにも声をかけてくださり、わざわざ秋田からいらっしゃるとのこと。とても楽しみで、まるで遠足の前日のような気分でした。なかなか寝付けず、当日の朝は寝坊をしてしまう羽目に…。
薬師原から登り始め、急登をこなして主稜線に出ると目に飛び込んでくるのはどこまでも続く神室の山並みでした。高曇りで空模様はイマイチとは言え、こんな展望の道を歩けるのはとても気持ち良いものでした。神室名物の細かいアップダウンにはかなりこたえましたが。kiyoshiさんに励まされながら火打岳を目指します。
火打岳が間近になってきたところで、下ってきたkamadamさんと遭遇。下山後に温泉に入りながら色々とお話をすることができましたが、爽やかで優しい方でした。再開を約束しましたが、是非またご一緒したいものです。歩くのがとても早い方なので、あっと言う間に置いて行かれそうな気もしますが…。
息切れしながら到着した火打岳の山頂で、絶景を眺めながらのランチタイム。見える頂を指差しながら、「次はあの山を歩きたいね」などと話は尽きません。
帰路は槍ヶ先まで続く「下っては登り」の繰返しに少しバテ気味に。しかし、眺めは抜群に良いので移り変わる景色を見ていると、アップダウンも苦にならない…こともありませんが。槍ヶ先に着くと、kiyoshiさんからのコーヒーを頂きながら最後の眺めを楽しみました。
神室縦走路、形の良い山がいくつも連なり険しく歩き応えもなかなかのものですが、それでもまた歩きたくなる面白い山でした。その理由は何と言っても眺望の良さでしょうか。紅葉には少々早かったものの、充実した秋の一日を過ごすことができました。火打から遥か彼方に見えた神室最高峰の小又山、かなり手強そうでしたが目標がまた一つ増えてしまいました。
コメント
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展望に恵まれて、充実の山歩きができましたよね 私もお二人以外には誰にも会わず、とても静かな山でした。
やっぱり写真に人物が入っていると、奥行きや動き、ドラマが感じられますね。同じように見た景色なのに、とっても楽しませていただきました
雨も覚悟しましたが、ずっと展望が得られて最高でした これは私も加えて晴れ男二人の力でしょうか それとも、mokkedanoさんの最近の 行いの良さのおかげでしょうか
昨日はありがとうございました。
2年ぶりの神室南部でしたが、よかったですね〜この稜線、昨日はヤマレコで貸切でしたね
神室北部はアップダウンが大きいのですが、南部は小さいピークが無数にある感じですね これはこれで足に堪えましたね。 でも大展望がそれを補って余りあるくらい。
mokkedanoさん、今日もいいところにお出かけしてるみたい 行った先が晴れてますように
カマダムさんのレコ、お待ちしております
kiyoshiさん、mokkedanoさん、お疲れ様でした。
展望の良い9キロの稜線歩き、大変そうですがとても楽しそうですね
やっぱり、神室の稜線は魅力的ですね、中々縦走は出来そうもありませんが、雪が降る前に行ってみたいです
標高が低い分、コンパクトですが、とても魅力的です
紅葉は今年は1週間遅れですね。今月一杯なら上か下か、美しい風景が見られると思います。
MSFANさんのように歩ける方なら、神室はきっとはまりますよ
去年の9月に親倉見から逆コースを登り薬師原に下りて車道を歩いて来たことが懐かしいです。
親倉見は廃村ですが素晴らし田園が見られます。稲刈りは終わっていたでしょうか。
私は今日、月山でガスと戯れていました。実によかったですよ。
稲刈りの真っ最中で、田圃はちょうどパッチワーク状態でしたよ 登山口付近でも結構農家の方を見かけました。帰りに車から声をかけていただきました。
神室は晴れた日に限ります。でも、mokkedanoさんの唯一のお休みに合わせてお天気を祈りながら登りました。なんとか、天気もちました
この山、冬も面白そうですね アプローチがわりとよさそう。
昨日は大変お世話になりました。
天候も安定して寒くもなく暑くもなく、快適に歩けましたね。
これもkamadamさんとkiyoshiさんの日頃の精進のお陰と感謝しております
同じ山・同じ時期でも歩いた方によって見方は様々です。
kamadamさんの感じた神室南部縦走のレコ、お待ちしてますね
9舛發△領農を歩いていたんですね。今気が付きました
100m前後のアップダウンを何度か繰り返すのは苦しいものもありましたが、やはり展望に恵まれていたために楽しく歩けました
MSFANさんにもきっと気に入っていただけると思います。是非、訪れてみてくださいね
親倉見は休耕田や耕作放棄地が見当たらず、とても美しい田園風景でした。廃村とは思えない明るい雰囲気でした。
初夏に青々とした水田を見ながら神室の稜線を歩くのも、素晴らしい風景が広がって美しいものなんでしょうね。
なかなかのハードな山旅お疲れ様です。
神室連峰はまだお邪魔した事がないので
写真を見ながらのシミュレーショントレッキングでイメージ膨らませてます。
しかし、皆様、トンガリ好きですね〜
トンガリピークにトンガリコーンの仕掛けはいかがでしょう?
kamadamさんとの三人のシェ〜ポーズは?
お二人さん
お帰りなさい
静かな山旅を満喫されましたね
熊さんの気配のない山ですか?
ま、最近は里に住む熊さん多いようですね
涼しくなり、日も短いですが
山コーヒーで、「いっとき過ごす」至福の時
おはようございます。
一人ではなかなか敷居が高い山ですから、ご都合あえばご案内したいのですが。多分mokkedanoさん、ご一緒してくれるんじゃないかな〜
モッケさんの美しい山頂ポーズで、今回は十分ではありませんか
こんにちは 今日は×ゲームの、休日出勤でした 今終わって、帰って孫と遊ぶよ〜 昨日は鬼首で遊んだから今日はどこ行こうかな〜
静かな静かな山です、だって、私とmokkeさんとkamadamさんしか歩いてないんだ、もったいないわ〜クマさんは、もうどこにでもいるものと思って、鈴つけて歩きますよ。稜線降りる最後のピークで、必ずといっていいほど、コーヒー飲んで一服します。これ、ささやかな「楽しみ」
下界から神室方面を眺めてはお天気を心配していましたが、なんとかもってくれたみたいですね
せっかくお誘い頂きましたが、都合がつきませんでした
次回はmokkedanoさんとどこかでご一緒できればと思います
高曇りでしたが、雨の気配はなく、月山、鳥海、栗駒、虎毛、船形、大東まで見えていましたよ。まずまずのお天気ですが、写真がね〜
tooleさんとyamayaさんがお仕事で来られなくて残念
またゆるいコラボ企画しますから、そのときは是非
まさにそんな形の山並みでしたね。
並べて撮ってみたいところです
meikenさんも是非歩いてみてください。翌日の筋肉痛は私が保証致します
私の山頂ポーズ、これが最初で最後かも知れませんよ
kazikaさん、こんばんは。
山形では毎日のように新聞にクマの目撃記事が載ってます。
お陰さまでまだ遭遇したことはありませんが、山はクマの領域ですからね。私も鈴は常に付けてますよ。
私もkiyoshiさんの影響か、山でのコーヒーは時間が許せばゆっくり飲むようにしています。山コーヒー中毒ですね
この日ずっと天気が持ったのはtooleさんのお陰だったのですね。
晴れ乞いありがとうございました
いつかご一緒できる日を楽しみにしています。
是非お声掛けくださいね
火打岳。惚れ惚れします。稜線歩き、お2人とも気持ち良さそうですね。
ミッキーマウスの標識は可愛らしいです。ドナルドダックの標識はありましたか?
kiyoshiさん、体調不良の中お疲れ様でした。
mokkedanoさん、またいつか…
火打は見る角度によって大きく姿を変えますね。火打北峰も含めて、神室では一番個性的な山でしょう。
私の体調不良は、タコだとか歯痛とか腰痛とか、まあ老人病みたいなの、あっち痛いこっち痛いみたいな 気にしないでくださいね
「獣走伝説」のyamaya7、いつもmokkeさんとその話になってしまいます
お暇になったらまたいつか
どうやら私の顔を見ると発症するようです
yamaya7さんがいらっしゃれば一気に完治するかもしれませんよ
小学生の作った標識、キャラクター物はあの1枚だけでしたが、どれも可愛くて癒されました
いつの日かまたyamaya7さんと山に行けることができますように
素晴らしい稜線ですね〜
おっしゃる通り神室山には登った事があるのですが
こちらの山は未知の領域です
静かな山行もいいんですよね〜
神室山に登った時山頂から続く稜線が素敵だった記憶が蘇りました
時間がとれたら登って見たいと思います!
コメントありがとうございます
ponsukeさん、前は西ノ又からパノラマコースの周回でしたね。あちらのコースもハードですね、のぞきをくぐった後の神室山の勇姿 こちらは稜線まで2時間程度です。あとは体力次第でどこまでも…ponsukeさんなら大丈夫です
冬の神室で「ヒマラヤ襞」が見られるとか。30番や32番のところに雪がついててる状態でしょうかね。いつか見てみたいと思っていました。
ずっと大展望の稜線を歩けるって、すごいですね!
途中で鍵を交換するって、面白いです
コメントありがとうございます。
いい道ですが、人の気配はなく、動物の気配が多いところですので、最初はソロじゃない方がいいと思いますよ 鍵の交換は…3台も車あったから、何がなんだか
ponsukeさん、コメントありがとうございます。
私も先日神室山を歩いたときに、どこまでも続いているような南部の稜線が気になりました。
思いがけず続けてこの連峰を歩くことができましたが、見た目通り充実した山歩きができましたよ。
ponsukeさんの南部縦走レコ、期待してますね。
Springさん、コメントありがとうございます。
kiyoshiさんも配車はかなり悩まれていました。
下山口とエスケープの下山口に車をデポした後に登山口まで行って、下山後に車を回収…
私の足りない頭ではさっぱり思いつきませんでしたので全てお任せしましたが
神室は稜線と下界の距離も近いので、そこも展望が面白い理由の一つでしたね
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