唐沢鉱泉〜天狗岳〜桜平
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 916m
- 下り
- 885m
コースタイム
6:55 唐沢鉱泉 - 11:19 西天狗 11:47 - 12:12 東天狗 12:50 - 13:25 根石岳 13:50
- 13:57 根石岳山荘(泊)
10/7(日)
7:26 根石岳山荘 - 7:37 箕冠山 - 8:26 オーレン小屋 - 9:05 夏沢鉱泉 - 9:36 桜平
桜平〜唐沢鉱泉まではタクシーを利用して駐車場に戻りました。
タクシー代は約3300円でした。
天候 | 10/6(土) 曇り時々晴 10/7(日) 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【帰りに立ち寄った温泉】 信州南相木温泉 滝見の湯 http://www.takiminoyu.com/ (初めて寄りましたが、料金の安さにビックリしました) |
写真
感想
10/6(金)
3連休前日、この連休は天気もよさそうなので、山中泊まりで登山することにし、いろいろ検討の結果、八ヶ岳のなかでも比較的すいていそうな、根石岳山荘に泊まる計画を立て、予約受付事務所に念のため確認のTELをしてみたところ、宿泊可能との返事でしたので、予約を入れ、出かけることに。
PM9:00自宅出発。R18沿いの山田うどんに寄って、セットメニューの夕食兼夜食を食べてから、松井田妙義IC〜佐久南ICを経て、24時間営業のスーパーとコンビニに立ち寄り明日の朝食・昼食・行動食の買出し。
10/7(土)
登山口駐車場のある唐沢鉱泉へ到着したのはAM2:00近く、暗闇の中ダートな道を行くのは不安でしたが無事に着いて、唐沢鉱泉の明かりが見えたときはホッとしました。途中で何度も道を横切る鹿の群れに遭遇しました。
駐車場へは、一番乗りでした。車中にて仮眠をとりAM6:00、周囲が明るくなってから目が覚めてみると、駐車場にいつの間にか車が停まっていて、皆さん登山の準備に追われているようです、私たちもつられるように準備に取り掛かります。
唐沢鉱泉の登山ポストで登山届けを提出、今回は歩くコースを入念にチェックしてから歩きました。おかげで道迷いも無く歩けました。自宅で持ち物リストも確認しながらのパッキングをしてきたので、持ち物も十分すぎるくらいで、荷物が重くなり、かなりゆっくりペースに。まあ、今日の夕方までに根石岳山荘に着けばよいのだと、何より安全第一で、進むことにしました。
樹林帯を進み、どこまで同じような道が続くのか、なかなか先が見えないので、重い荷物にも疲れが増してきた頃、突然第一展望台に飛び出し、視界が開けました。持ってきたおにぎりを食べて小休止していると、座っていた場所が、ちょうど槍ヶ岳の見える地点でした。展望のよさに、それまでの疲れは一気に吹き飛びました。
西天狗が見える地点に来ると、岩積み重なる斜面に白いペンキマークがほぼ一直線に続いているのが見え、かなりの急登であるのが分かり、この重い荷物を背負って登れるのか、ちょっと不安でしたが、これを登らないことには先へは進めないので、おそるおそる登りました。それでもいざ登ってみたら、きちんと足場を選んでゆけば、それほど難しくは無かったので、助かりました。
意外と早く、岩場は終わり、少し傾斜がゆるんだと思ったら、ほどなく西天狗頂上に着きました。風も穏やか、周囲の景色が見渡せ、広くて平らな山頂なので、ここで小休止しながら、景色を眺めます。すぐ向かいには今晩の宿となる根石岳山荘が見えています。ドーナツやトマトジュースでエネルギーを補給し、東天狗へ向かいます。
東天狗へは、いったん下ってから、登ります。西天狗ほど山頂は広くなく、斜面に張り付くように石に腰掛けて、休憩しました。ちょうどお昼時ということもあってか、混みあっていましたが写真を撮ったり、コンビニで買ったゆで卵を食べたり、ここでものんびりしてしまいました。
東天狗を下ると、今度は根石岳へと続く道を、展望を楽しみつつ足元に注意して、ザレた斜面を尾根伝いに歩きます。道の両側を見渡せ、展望が素晴らしいので気分よく歩けました。本沢温泉への分岐を過ぎ、根石岳への登りを登り切って山頂へ出ると、本日の宿、根石岳山荘へはまっすぐ下るだけです。まだPM2:00前なので、根石岳山頂で、せっかくのこの素晴らしい展望を眺めてから向かうことにします。
根石岳山荘に着いて、受付を済ませ、小屋番さんの案内で2階の大部屋へ向かいましたが、2人部屋の個室がちょうどあと1部屋あいているとのこと。追加料金2000円で泊まれるそうなので、個室にしてもらいました。夕食までの時間は、1階の食堂兼談話室で、持参したお菓子を食べたり、コーヒー、ココア、かぼちゃのスープを飲みながら過ごしました。外へ散歩にでも出ようと思っていたのですが、次第に濃い霧が出てきてしまったため、景色は見えなそうだったのであきらめました。
根石岳山荘は、小さいながらも一応お風呂があり、もちろん石鹸・シャンプーは使えませんが、こんな稜線上でお風呂に入れるのは、すごいことだと思います。
夕食はPM5:30からでした。自家製の野菜や、大豆から栽培して作った手作り味噌の味噌汁などがあり、今日は朝から温かいものを食べていなかったので、とてもおいしくいただきました。
トイレと歯磨きをしに、いったん建物の外へ出て隣の新館に移動、戻ってきながら小屋の階段の外へあがってみると、うっすらガスのかかる中、ふもとの市街地の夜景が見えました。晴れていれば、最高に良いのだろうと思いましたが、明日の天気が気になりつつ、部屋へと戻りました。
PM8:00、部屋の明かりが突然消えました。消灯時間です。明かりといっても、天井から吊り下げられた裸電球1個ですが。このまま寝てしまって、明日の朝突然電気がついたらまた驚いてしまうと思うので、スイッチをOFFにしておきます。
布団に入り、皆さん寝てしまったのか分かりませんが、静まり返っているところへ、雨の音がし始めました。明日の朝までにはやむのかどうか、心配になっているところ、しばらくすると風の音も聞こえてきて、雨も風もだんだん強くなってきました。ここは周囲に雨風をふせぐものは何もないので、風の通り道といった感じでものすごい勢いで吹き付けてきます。明日になってもこんな状態では、帰れるのか?などと、考えているうちに、寝られたのかどうなのか良く分からないまま時間が過ぎてゆきました。夜半に1度、トイレに向かうため玄関の外に出ると、風と雨で新館への階段が濡れていて、滑りそうで危なかったです。
10/8(日)
AM5:00過ぎ、部屋の真下にある1階の厨房から物音がしてきて、どうやら朝食の準備が始まった模様です。それにしても、普段夜8時に寝たことのない私には、朝が来るまでの時間はものすごく長かったです。
ようやく外が明るくなり始めましたが、真っ白でガスっていて、トイレに行きながら外へ出てみたらまだ小雨がパラついています。今日は天気が悪そうですが、一晩中吹き荒れた暴風雨は収まっていたので、それだけでも安心しました。
AM6:00からの朝食は、定番の和食といった感じで、質素な中にも品数が豊富で、これもありがたくいただきました。部屋に戻って荷物をまとめ、AM7:30、小屋を後にし、オーレン小屋へ向かいます。当初の予定では黒百合平経由で唐沢鉱泉に向かうつもりでいたのですが、昨夜の大雨とこの濃霧で、昨日よりさらに歩行時間がかかることは目に見えていたので、安全策をとり、桜平からタクシーで唐沢鉱泉の駐車場まで行くことにしたのです。
オーレン小屋はテント泊で今年8月にお世話になりました。そういえばあの時も、強風と霧で硫黄岳敗退、その夜から雨と風が強かったので、なんだか今回と似ているような...山中泊は、私たちはなぜかあまり天気に恵まれません。でも今回は、雄大な景色を見ることができたのと、天狗岳登頂は果たせましたので、良しとします。
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