5/9【金剛堂山(富山・1650m)】栃谷登山口から縦走し東俣登山口へ、長かった
- GPS
- 06:25
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
天候 | 曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富山県道229号上百瀬・島地線で旧スノーバレー利賀スキー場から2kmほど行ったところにある 避難施設(休憩スペース・トイレ)、水場がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
栃谷登山口〜前金剛山頂 片折岳手前から断続的に残雪あり、ところによっては踏み抜くことも。 前金剛〜中金剛 鞍部は残雪あり、稜線は夏道が出ている 中金剛〜奥金剛 ほぼ残雪歩き 奥金剛〜東俣登山口 ほぼ稜線の残雪歩き、アップダウンの繰り返し。東俣登山口へ下るところのみ赤テープが確認できた 東俣登山口〜東俣峠 未舗装の林道歩きだが、半分ほど残雪あり 東俣峠に避難施設(休憩スペース、トイレ)、駐車場あり 東俣峠〜T字路 東俣峠付近残雪あり、途中、道路整備で四輪車通行できない箇所あり T字路〜栃谷登山口 百瀬川沿いの林道歩き |
その他周辺情報 | 新型ウイルスの感染予防のため直帰、家シャワー 天竺温泉に入りたかった |
写真
感想
週末は天気が良くなく、土曜は夕方から雨予報、日曜は荒れ模様。ならば、土曜日のうちに歩こうと思い、金剛堂山を歩いてきた。
金剛堂山は、南砺市利賀地区と富山市八尾地区との境にあり、山名からも分かるように山岳信仰の対象とされてきた。標高1650mは、前、中、奥、3つのピークのうちの中金剛の標高。1等三角点は前金剛にある。
金剛堂山は3度目。前回はちょうど1年前で、滝口登山口から中金剛までのピストンだったが、今回は栃谷登山口から行ってみることにした。
コース取りは天気次第だが思い切って、3つのピークを縦走し、東俣登山口へ下り林道で戻ってくる、およそ20kmのコースで行くことにした。天気は下り坂ではあるが、天気が崩れないうちに東俣峠まで行ければ、あとは林道歩き、土砂降りでも良いし、落雷の心配もあまりないだろう。
出発地点の栃谷登山口には、10時ちょっと前に到着、遅い…。ちょうど身支度をしている人が1人。初めての金剛堂山で行けるところまで行くとのことだった。先に身支度を終え、H鋼の橋を渡ってスタートした。
滝口登山口はいきなり急登から始まるが、栃谷は傾斜が比較的緩やかに感じた。とは言え、結構な傾斜。息を弾ませながら一歩一歩足を進めていく。1km地点を過ぎ、滝口ルートとの合流点に近づくと平たんになる。この辺りは、登山道を挟んで針葉樹と広葉樹の植生が分かれる。何とも面白い。そうこうしているうちに、急斜面の登り、けっこう辛い。
片折岳まで来たが、既にヘロヘロ。前方の金剛堂山の山容が遠くにどっしりと構えていて、その手前の登山道が下まで伸びているように見える。心折れる地点だ。
前金剛にかけて登り返しつつ、ピークを2、3越えていくと金剛蔵王権現の祠が視界に入ってくる。この瞬間「着いた」と思った。
北アルプスは見えるが、その上の雨雲がどうも気になる。それよりも稜線上は冷たい強風が吹いていて、あまり良くない感じ。休憩を取りたかったが、先を急ぐことにとし、とりあえず中金剛まで行ってみることにした。
中金剛まで来ると、風は相変わらずだが、それでも遠望は利いていて、北アルプスなんか見ていると、まだ歩ける気がする(笑)奥金剛まで行って、そのまま東俣へ下りようと決めた。奥金剛では、風は弱まり、休憩をとりお昼を手早くとった。
奥金剛からは、心の中は下山という頭があるせいか、なかなか標高が下がらず、アップダウンばかり。基本、稜線歩きだが、初めて足を踏み入れる区間。地図、GPSで確認しながら残雪の稜線を歩いていった。
東俣登山口まで来るとここからが林道。標高は1200m以上あり下ったとは言えないが、長丁場ではあるもののこの先林道だという安心感ができた。避難施設のある東俣峠まで景色を見ながら歩いていった。
東俣峠からは一部舗装された林道。東俣谷、百瀬川と歩くにしたがって水量が増していき、いくつもの砂防ダムを通りながらも、渓流から川になっていく変化。標高が下がるにつれ、ダケカンバからブナ、スギへと植生が変わっていくのを見ながら歩いた。
やがて20kmの長丁場。どっぷりと自然に浸かった一日だった。
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