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Yamareco

記録ID: 2376083
全員に公開
雪山ハイキング
東海

78座目、春の光岳

2006年05月03日(水) ~ 2006年05月05日(金)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
20.9km
登り
2,442m
下り
2,430m

コースタイム

1日目
山行
9:50
休憩
0:50
合計
10:40
4:40
180
聖光小屋
7:40
0:00
150
面平
10:10
10:20
220
易老岳
14:00
14:10
20
光小屋
14:30
15:00
20
光岳山頂
15:20
光小屋
2日目
山行
6:10
休憩
0:30
合計
6:40
5:40
10
光小屋
5:50
6:10
110
イザルガ岳
8:00
8:10
250
易老岳
12:20
聖光小屋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
1日目:12:00に自宅を出て中央高速の飯田ICで降り、食料などを調達してのち、下栗の里を経て便ガ島に16:50に到着。聖光小屋に泊る。
2日目:4:40に小屋を発って14:00に光小屋到着。荷物を置いて14:30に78座目の光岳山頂に到る。一人貸し切りの光小屋に泊まる。
3日目:山小屋で朝飯を終えてご来光を迎え、5:40に小屋を発ってイザルガ岳を経由し、12:20に無事便ガ島に帰着した。すぐに便ガ島を発って中央高速を通り、16:00には帰宅することができた。
コース状況/
危険箇所等
 雪の春山としては、天候さえ良ければ特に危険な所は無いと思うが、夏山にはない危険がある事は間違いない。
 登山口の便ガ島へ向かう途中、「天空の里」といわれる下栗集落から望む奥の尖がり山は聖岳?5月3日の16時頃撮った写真である。
2006年05月03日 16:09撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/3 16:09
 登山口の便ガ島へ向かう途中、「天空の里」といわれる下栗集落から望む奥の尖がり山は聖岳?5月3日の16時頃撮った写真である。
 便ガ島の山小屋「聖光小屋」。この小屋は遠山川の奥深くにあって、聖岳や光岳へ向かう山小屋として有難い存在である。
2006年05月03日 16:51撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/3 16:51
 便ガ島の山小屋「聖光小屋」。この小屋は遠山川の奥深くにあって、聖岳や光岳へ向かう山小屋として有難い存在である。
 GWの5月4日、易老渡の道路脇に並ぶ多くの車。多くの登山者がおられると思っていたが、あるいは、アマゴやイワナを狙う釣り人かも知れない?
2006年05月04日 05:01撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 5:01
 GWの5月4日、易老渡の道路脇に並ぶ多くの車。多くの登山者がおられると思っていたが、あるいは、アマゴやイワナを狙う釣り人かも知れない?
 面平の手前辺りから見る易老岳辺りの尾根。まだ雪がかなり残っている。
2006年05月04日 06:20撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 6:20
 面平の手前辺りから見る易老岳辺りの尾根。まだ雪がかなり残っている。
 7:40頃面平に到着。大きなテントが張られていた。
2006年05月04日 07:40撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 7:40
 7:40頃面平に到着。大きなテントが張られていた。
 標高1,800m辺りから雪が表れ始めた。倒木も多い。
2006年05月04日 08:00撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 8:00
 標高1,800m辺りから雪が表れ始めた。倒木も多い。
 木々の間に見える鋭鋒は聖岳?標高2,000m付近からは一面の雪になったのでアイゼンを着ける。
2006年05月04日 09:35撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 9:35
 木々の間に見える鋭鋒は聖岳?標高2,000m付近からは一面の雪になったのでアイゼンを着ける。
 10:10に易老岳に到着し右折して光岳に向かう。途中右に曲がる所を、人の足跡について直進してしまい、100mほど進んで降り始めたので気づいて引き返す。
2006年05月04日 10:09撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 10:09
 10:10に易老岳に到着し右折して光岳に向かう。途中右に曲がる所を、人の足跡について直進してしまい、100mほど進んで降り始めたので気づいて引き返す。
 正面はイザルガ岳、右奥が目指す光岳と思うが定かでない。青空が綺麗で気持ち良い。
2006年05月04日 10:22撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 10:22
 正面はイザルガ岳、右奥が目指す光岳と思うが定かでない。青空が綺麗で気持ち良い。
 樹林帯の中で、他人が歩いた足跡をたどって何気なく歩いていたら、右に見えていた山の景色が左に見えだして少々焦った。地図で自分の位置と方向を確認することが重要であることが良く判った。
2006年05月04日 10:46撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 10:46
 樹林帯の中で、他人が歩いた足跡をたどって何気なく歩いていたら、右に見えていた山の景色が左に見えだして少々焦った。地図で自分の位置と方向を確認することが重要であることが良く判った。
 薄緑色のとろろ昆布のような植物はサルオガセという樹木に寄生する植物?・・・と思う。
2006年05月04日 10:53撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 10:53
 薄緑色のとろろ昆布のような植物はサルオガセという樹木に寄生する植物?・・・と思う。
 尾根の雪は良く締まっていて歩きやすい。
 尾根の雪は良く締まっていて歩きやすい。
 静高平とかいうあたりと思うが、雪の斜面に何本かの亀裂があった。傾斜が緩いので雪崩れることは無いと思うが、急斜面は怖い。
2006年05月04日 13:44撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 13:44
 静高平とかいうあたりと思うが、雪の斜面に何本かの亀裂があった。傾斜が緩いので雪崩れることは無いと思うが、急斜面は怖い。
 振り返り見た山は、左が聖岳、右は上河内岳と思う・・・が、定かでない。
2006年05月04日 14:02撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 14:02
 振り返り見た山は、左が聖岳、右は上河内岳と思う・・・が、定かでない。
 14:00に光小屋到着。小屋には誰もいない。とりあえず荷物を置いて山頂に向かう。
2006年05月04日 14:03撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 14:03
 14:00に光小屋到着。小屋には誰もいない。とりあえず荷物を置いて山頂に向かう。
 山頂の標柱は確認できなかったが、光石7分、展望台10mと書いた案内があった。
2006年05月04日 14:36撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 14:36
 山頂の標柱は確認できなかったが、光石7分、展望台10mと書いた案内があった。
 こちらが展望台のようである。見えるのは南アルプス南部の山並み。
2006年05月04日 14:37撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 14:37
 こちらが展望台のようである。見えるのは南アルプス南部の山並み。
 誰もいないので、カメラを雪で固定して、自撮りで78座目の記録写真を撮る。4,5回目でやっとまともな写真が撮れた。
2006年05月04日 15:13撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 15:13
 誰もいないので、カメラを雪で固定して、自撮りで78座目の記録写真を撮る。4,5回目でやっとまともな写真が撮れた。
 山頂からの帰りに撮った山小屋。奥に見える高い山並みは茶臼岳、上河内岳、聖岳とつながる稜線のようである。
2006年05月04日 15:43撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 15:43
 山頂からの帰りに撮った山小屋。奥に見える高い山並みは茶臼岳、上河内岳、聖岳とつながる稜線のようである。
 GWで混んでいると思っていた山小屋だが、自分一人の貸し切り状態であった。雪をとってきて溶かして水を作る。こんな経験は初めてである。
2006年05月04日 17:26撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 17:26
 GWで混んでいると思っていた山小屋だが、自分一人の貸し切り状態であった。雪をとってきて溶かして水を作る。こんな経験は初めてである。
 山小屋はまだ出来立ての感じで新しく、綺麗である。人が少ないのは良いが、誰もいないといささか寂しい。二階にマットを敷いて早々と寝る。
2006年05月04日 17:27撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/4 17:27
 山小屋はまだ出来立ての感じで新しく、綺麗である。人が少ないのは良いが、誰もいないといささか寂しい。二階にマットを敷いて早々と寝る。
 山小屋から眺める夜明けの富士山。どこから見ても富士山が見えると嬉しい!
2006年05月05日 04:29撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 4:29
 山小屋から眺める夜明けの富士山。どこから見ても富士山が見えると嬉しい!
 だんだんと空が明るくなってくる。朝飯を食いながら富士山の景色を楽しむ。
2006年05月05日 04:52撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 4:52
 だんだんと空が明るくなってくる。朝飯を食いながら富士山の景色を楽しむ。
 小屋の前のイザルガ岳から朝日が昇った。こういう景色は天候に恵まれないとなかなか見られない。感激の一瞬である。
2006年05月05日 05:03撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 5:03
 小屋の前のイザルガ岳から朝日が昇った。こういう景色は天候に恵まれないとなかなか見られない。感激の一瞬である。
 イザルガ岳からの下り斜面。危険な勾配でないので安心して歩ける。凍った雪面を割くアイゼンの音が気持ち良い。春山の魅力を満喫した。
2006年05月05日 06:02撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 6:02
 イザルガ岳からの下り斜面。危険な勾配でないので安心して歩ける。凍った雪面を割くアイゼンの音が気持ち良い。春山の魅力を満喫した。
 易老岳へ向かう尾根で、登られる人と出会い、写真を撮っていただいた。
2006年05月05日 06:35撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 6:35
 易老岳へ向かう尾根で、登られる人と出会い、写真を撮っていただいた。
 易老渡への下り道で振り返り見た光岳。無人の山小屋でただ一人過ごすことになったが、無事ここまで降りてきた。
2006年05月05日 08:56撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 8:56
 易老渡への下り道で振り返り見た光岳。無人の山小屋でただ一人過ごすことになったが、無事ここまで降りてきた。
 易老渡付近はツツジが満開の春の真っただ中である。無事下山して見る景色はよりきれいに感じる。
2006年05月05日 11:23撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 11:23
 易老渡付近はツツジが満開の春の真っただ中である。無事下山して見る景色はよりきれいに感じる。
 丁度12時につり橋を渡る。この付近の駐車場にあった車の人達は聖岳に向かわれたのか、釣り人だったのか?まさか一人の山小屋とは思わなかったが、無事の下山が嬉しい。
2006年05月05日 12:02撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 12:02
 丁度12時につり橋を渡る。この付近の駐車場にあった車の人達は聖岳に向かわれたのか、釣り人だったのか?まさか一人の山小屋とは思わなかったが、無事の下山が嬉しい。
 山頂の急斜面に開けた山栗の里。
2006年05月05日 13:06撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 13:06
 山頂の急斜面に開けた山栗の里。
 天空の里は花々が咲きそろって春爛漫の季節を迎えている。
2006年05月05日 13:56撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 13:56
 天空の里は花々が咲きそろって春爛漫の季節を迎えている。
 黄色が鮮やかなヤマブキ。雪山経験の少ない自分がずいぶん無謀なことをやったものだと、今になって恐ろしくもなるが、結果OKで思いで深い山旅となった。
2006年05月05日 13:57撮影 by  EX-S100, CASIO COMPUTER CO.,LTD
5/5 13:57
 黄色が鮮やかなヤマブキ。雪山経験の少ない自分がずいぶん無謀なことをやったものだと、今になって恐ろしくもなるが、結果OKで思いで深い山旅となった。

装備

個人装備
ピッケル

感想

 ゴールデンウィークの真っただ中だから、雪の春山とは言え、多くの人が登っておられるだろう・・・と考えて、気楽に出かけた光岳であった。
 易老渡の駐車場にもたくさんの車が止まっていたので、小屋が混雑するのでは、などと心配しながら登ったが、小屋に着いてみると誰もおらず、広い山小屋にたった一人で泊まることになって心細い思いをした。
 しかし、翌朝目覚めて外をのぞくと夜明けの富士山がうっすらと見えており、次第に明るさを増す景色に感動して心細さなど吹っ飛んでしまった。イザルガ岳から見る富士山や、上河内岳から聖岳に続く稜線も素晴らしく、山々の絶景を堪能することができた。

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技術レベル
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