焼岳≪ ≫上高地 [青と黄色、プラス白]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,058m
コースタイム
11:04 上高地帝国ホテル前停留所
12:24 新中尾峠・焼岳小屋
13:14着 焼岳 北峰
13:30発
14:21 新中尾峠・焼岳小屋
15:35 田代橋
散策
16:45 バスターミナル
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
おかしなルート図になっているのは理由があります。 ヤマレコ機能のひとつ、「マイページ」>「ランキング」>「日本百名山」の山行状況リストに、どうやら焼岳は立ち入り禁止の(三角点のある)南峰を踏まないとカウントしないようです。 わたしはこの機能でカウントさせたいので、南峰までルートを引きましたが、立ち入っていませんのでご理解ください。 [2013.11 北峰でカウントされるよう改良されているようです。] |
写真
感想
●焼岳の登山適期は最終週か!?●
しまった
寝坊してしまった。
ほんとうはあそこに…。
折角取った平日の休日、しかも好天なのだ。
しかし代替案もないままあたふたしていた。
ここのところ深田百名山を登っているので、百名山をと、いろいろ考えた。
ん〜
いっとき乗鞍岳と同日で登ろうと考えた中の湯ルートで「焼岳」にすることにした。
難工事の末に開通した安房トンネルをスイスイ使わせてもらっている身としても、登ってみないことには。
ほんとうに好天。だけれども気温が上がり、甲府盆地ごしの南アルプスは霞んでいた。諏訪盆地に差し掛かると、こんどは諏訪湖の霧か?それらは杞憂に終わり、国道158号を進んでいくと稲核ダムあたりから紅葉の見ごろになる。
いつも通過していた奈川渡ダムで途中下車することに。
あらあら〜
こんな高いところを走っていたのですね〜。
…こんなこともあり、すっかり観光気分になってきてしまい、
まだ恐れ多く踏み入れたことのない「上高地」へ行ってみようと心変わりしてしまった。
マップを確認して問題がなさそうという裏づけ込みです。
沢渡駐車場も平日でありほどほどの込み具合でした。
結果から行って大正解。
釜トンネルを抜けたあとの黄色い世界。いやあ落葉松の黄葉がキレイです。
焼岳はその黄色と雪の白で美しい!
大正池では穂高が!
帝国ホテル前で下車して焼岳へ向かいました。
このルートは、焼岳と「穂高の前衛」仲間の霞沢岳と並走して歩くような感じです。
しばらく行くと、白い雪を抱きつつ火山ガスを噴出する焼岳が前面に!
コースは2か所の大きなハシゴをのぼり高度をかせぎます。
焼岳小屋を過ぎると間もなく、飛騨側が見えるのですが、
名峰笠ヶ岳の頂上いわゆる「笠」が雲に覆われているじゃないですか。残念だ。
中尾峠からは黄色い上高地、穂高連峰に槍ヶ岳も見えてきまして、霞沢岳、六百岳も負けてはおりません。
さて取り付きます。2200mより上は積雪しています。
そこかしこから火山ガスが噴出していて、いま活火山を登っているんだなと不思議な感じでした。
頂上付近ではさらに強い勢いのガスが噴出しています。
ほんとうにベタな表現しか出来ませんが地球の息吹を感じます。
頂上では5組ほどが風景を楽しんでいました。
さすが上高地、外国人カップルがあちらこちら写真撮りまくっていました。なんというか絵になりますねぇ。
さっきまですっきり見えていた穂高、槍さんも雲がかかってしまい、笠様、乗鞍さんも含めて希望していた山々の眺望はいまひとつでしたが、
上高地の落葉松の黄葉や、奥飛騨温泉郷の『三段紅葉』と、なんといってもボルケーノ焼岳そのものを堪能しました。
下りは2200mあたりまでの雪道を慎重に下り、その後はサクサクと下りていけます。
並行する峠沢のつきあたりに大正池があります。大正の大噴火の泥流はここを流れていったのでしょうか?
沢とギリギリのところに立っている落葉松が印象的でした。
思っていたよりも早く下りてくることができたので、上高地散策を楽しめました。
恥ずかしながら上高地の基礎知識がないままに訪ねてしまったのです。
落葉松の黄葉の名所なのですね。
黄葉、梓川、白い雪を抱いた穂高・焼岳。
黄色と、白と、澄んだ空の青。
焼岳は穂高と乗鞍さんの間で脇役というのが今までの印象でしたが、
深田久弥も書いたように釜トンネルを抜けたあとに出てくる焼岳が素晴らしく、第一印象を見事に打ち消しました。
ぜひ上高地側から登りたい山です。
といっても今週で冬季閉鎖になってしまいますので、また来年に。
焼岳の登山適期は、白と黄色と青の焼岳小屋最終週ではないでしょうか?
無計画であったにもかかわらず、呼ばれた気がするそんな焼岳でした。
も少しいいカメラで写し取りたいのでまた来年!
今回もお読みいただきありがとうございました。
●私のブログにも別の角度から載せてみました。
未公開写真もあるかも(苦笑)
http://ameblo.jp/wandel72/entry-11391270390.html
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