二口山塊 大行沢 カケス沢右俣 樋ノ沢 大東岳
- GPS
- 13:56
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,350m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:54
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:51
天候 | 13日 曇り 14日 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大行沢へは京渕沢を過ぎてから入渓。 水量はかなり少なく、ナメや小滝などももう少し水量があった方が景観的にも楽しめる。 ただヌメリが酷い個所が多かった。ナメ区間の一部などは、まるでスケートリンクの上に立ってるかのようなヌメリで焦りました。 カケス沢右俣も水量は少ない。ここも滝やゴルジュなど楽しめたが、水量がもっとあればもっと楽しめたと思う。 それでも一個一個の滝が渋い所もあったり、ゴルジュの突破など登り応えがあってかなり楽しかった。 樋ノ沢は難しい滝やゴルジュはなく、とても平和で歩きやすい。 ツメは、890m二俣を右、910mの二俣を左の枝沢に入り源頭までツメたら、薄い笹藪を5〜6分進めば登山道に合流する。 そのまま登山道を辿り大東岳を目指すのだが、登山道は権現様峠を経由するようにグルっとUターンするように続いている。めんどくさいので権現様峠は経由せず、登山道が左にカーブする辺りから笹藪を直進してショートカットした。 薄い笹藪なのでそれほど苦ではなく、一直線に突っ切れば10分弱でショートカット出来る。登山道にぶつかる所は沢になってるので、降りやすい所を見つけて登山道に合流した。 大東岳山頂までは、枯沢の中や巻き道を交互に行き来するように道が着いているので、道を見失わないように注意したい。ピンクテープは豊富。 表コースは歩きやすいです。 カケス沢右俣を遡行するにあたり、NYAA様の記録を参考にさせていただきました。大変参考になりました。ありがとうございました。 mooree |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ロープ
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
ハーネス
30メートルロープ
シュラフ
マット
タープ
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感想
念願の大行沢の遡行、核心部の下流部はカットしてしまったが次回はきっちり挑戦してみたい、核心部はなかったのでその美渓を存分に堪能することができた。
カケス沢、大滝はないが微妙に嫌らしい小滝が連続する。
沢登りを始めてから初めての落下を経験、mooreeさんにビレイをしてもらっていたので大きなケガもなくすんだが、これがフリーだったと思うとゾッとする。
しかしこの落下が原因だろうか、落下のイメージが残り恐怖心で足が出せなくなってしまい、小さな小滝でも登れなくなってしまった。
滝が登れず、高巻きしようとしたらかなり危険な場所に出てしまい、なんとかトラバースして沢へ戻ったが滑落してもおかしくなかった。
北石橋まで遡行してナーバスになったまま幕営地へ戻る。
そんな凹んでいた気持ちも酒と飯と焚火をしたらきれいに吹き飛んだ!(笑)
楽しい沢での宴会は夜遅くまで続いたのであった。
2日目は樋ノ沢を遡行、これがとても気持ちがいい沢で昨日の大行沢も良かったのだが、個人的にはこちらの樋ノ沢の方が気に入った。藪漕ぎもほとんどなく稜線に上がることができた。権現様峠かた大東岳への沢筋の登山道、ピンクテープはあるが破線扱いの登山道なだけあって道が不明瞭な所があった。この急坂が重いザックに堪えました。必死の思いで大東岳に辿り着く、何気に大東岳は初登頂で嬉しかった。
二口渓谷には沢がまだまだ沢山あり、また何度も訪れることになりそうです。
沢泊に味を占めてしまった、またどこかの沢で泊まってみたい!
当初、日曜日の天気が悪そうだったので土曜日の日帰りにするつもりだったが、日曜日は朝の内は天気が持ちそうだったので、早めに降りれば泊まりで行けると思い決行した。
それが土曜日の朝になって天気予報をチェックすると、日曜日も昼過ぎくらいまでは天気が持ちそうである。となれば、日曜日の予定を少し変える事にして、地図を取り直したりしていたら家を出る時間がかなり遅れてしまった。しかもようやく家を出たあとにヘルメットを忘れた事に気付き、一回戻ったりして待ち合わせ場所まで着いた時は30分以上の遅刻だった。
もうとっくに準備を終えて待っていたmanimaniさんに詫びを入れ急いで準備して出発となった。
大行沢に行きたいと言っていたmanimaniさんの希望もあり、下流部はカットして大行沢のナメ歩きを堪能したが、しばらくまとまった雨もないせいか、水量は少なく何よりヌメリが凄かった。スッテンコロリンは免れたが、かなりのヌメリでまるでスケートリンクの上に立ってるような感じであった。
カケス沢右俣は支流のせいかさらに水量が少なく、滝の水線も細くゴルジュの水量もかなり少なかった。北石橋までしか歩いてないが難易度的にはかなり低かったように思う。
次回は北石橋の先も遡行し、北石橋峠まで詰めたいと強く思った。
幕営地に戻ってからはお楽しみの焚き火と酒を楽しみ、今回はあまり飲み過ぎないようにしたおかげか翌朝は気持ちよく目覚める事が出来た。
樋ノ沢の遡行はスムーズに終わったが、登山道に出てからの大東岳への登りが以外とキツくて、二人共大量の汗をかきながらひぃひぃ言いながら登った。
山頂ではタイミング悪くガスに巻かれたが、沢を詰めてようやく辿り着いた山頂は達成感もひとしおだった。
今回、セカンドをビレイ中にセカンドが落下するという体験を初めて味わった。
滝の落ち口付近でビレイしていたが、周囲にアンカーになりそうな立木はなく、ハーケンを打ってセルフを取り、エイト環を使ってボディビレイしていた。
これがもし、セルフを取らずに肩がらみ等だけでビレイしていたら、セカンドが落ちた衝撃で自分も引きづられて滝下に落下していたと思う。
セルフを取ってたおかげで静荷重の衝撃だけで済み、尚且つatcではなくエイト環でビレイしてたおかげで、落下して宙吊りになっているセカンドをスムーズに下に降ろす事が出来た。
manimaniさんは怖い思いをしたと思うが、私はロープ確保の大事さ、セルフの重要性を再確認出来たのでかなり勉強になった。
これからもセルフに始まりセルフで終わると言う基本を、徹底してやっていきたいと強く思わされた。
コメント
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大したことが無さそうなのでとりあえず良かったです。やはりヌメリには沢靴も歯が立たないんでしょうか。でも天気が良くて夜は楽しめたみたいで良かった。今年は暑い日が多いみたいだから沢楽しめそうですね。
沢登りは、滑落や落下や転倒等は常に隣り合わせなので、そのリスクをロープワーク技術や身体の感覚、視野の広さ、そして自分の技量の見極め等を駆使していかに危険を回避するかが大事になると思います。
ホントにそこに足を置いていいのか、体の何割の体重を乗せていいのかとか、かなり繊細な部分がありますね。
あとは精神的な気持ちの部分がかなり重要になってきますね。
脅かす訳ではないですが、平凡なゴーロ歩きで転倒して首の骨を折った人を知っているので、chicken_manさんも気をつけてくださいね。私も気をつけます。
落下の恐怖は常にありますが、あまり気にし過ぎると本当に登れなくなってしまうものなのだと身をもって知りました。気持ちは本当に大事だと思います。落下の時ぶつけた肘は痣程度で問題ないようです。
今度はchicken_manさんも暑い日に沢で一緒にウォータースライダーを楽しみましょう
私も、mooreさんの楽しそうな記録を参考にさせていただきます
個人的には、北石橋の上のナメ滝群が一番楽しかったです。但し、北石橋を見る限り、水量が少ないので、上流は涸れて楽しくないかも(;´Д`)
ナメだけだったら、糸滝沢の方が素晴らしいと思いました。但し、ここも水量がないと見栄えがしないようですね。
大東岳の北側の登山道は、刈払いしたんですね。小行沢で遡行して、山頂に登り、樋ノ沢で下降するのも、楽しそうですね。
NYAAさん、はじめまして、こんにちは。
NYAAさんからコメントいただけるとは光栄であります😆
カケス沢の右俣は、仰る通り北石橋から上が楽しいんじゃないかと思っておりまして、近い内に是非遡行したいと思ってました。今度は水量がある日を狙って再訪したいと思います。その時はまたNYAAさんの記録を参考にさせていただきます。
糸滝沢も行こう行こうと思ってて中々タイミングがありません。二口は地元なので全部の沢を歩きたいと思ってるのですが、いつになることやらって感じです。
沢登りはまだ3年目のヒヨっ子なので、NYAAさんを初め、大先輩方の記録等を大変参考にさせていただいています。
イッパシの沢屋になれるように日々精進したいと思ってますので、これからもよろしくお願い致します😁
今日は
もしかして6/13にカケス沢出会いに戻ってきたあたりでお会いしませんでしたか? あの日、大行沢下部から遡行してきた5人組のうちの一人です。二口・奥新川には登ってみたい沢がいくつもありますね。カケス沢もその一つです。今後とも記録を参考にさせてください。
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