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Yamareco

記録ID: 2406160
全員に公開
沢登り
東海

内啣谷遡行〜平家岳(行かず)

2020年06月20日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福井県 岐阜県
 - 拍手
GPS
15:47
距離
19.1km
登り
1,457m
下り
1,412m

コースタイム

日帰り
山行
15:28
休憩
0:23
合計
15:51
距離 19.1km 登り 1,457m 下り 1,429m
6:06
698
スタート地点
17:44
17:45
51
18:36
18:47
66
19:53
20:01
107
21:48
21:51
6
21:57
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
沢なので危険箇所多数
通行止め箇所。(b)
やはりこの柵を乗り越える(h)
1
通行止め箇所。(b)
やはりこの柵を乗り越える(h)
対岸の遊歩道。(b)
対岸の遊歩道。(b)
治山工事らしい。(b)
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治山工事らしい。(b)
治山工事の説明(b)
大ツゲ谷の崩落だったので内ばみ谷の取り付きまでは問題なく歩けました。(h)
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治山工事の説明(b)
大ツゲ谷の崩落だったので内ばみ谷の取り付きまでは問題なく歩けました。(h)
大ツゲ谷橋(b)
トンネルの中は通行止めロープが張られている。(b)
大ツゲ谷の工事が終わってもここまでしか入れない。その先の工事は永遠になさそうです(h)
トンネルの中は通行止めロープが張られている。(b)
大ツゲ谷の工事が終わってもここまでしか入れない。その先の工事は永遠になさそうです(h)
内啣谷へ渡る橋が見える。(b)
内啣谷へ渡る橋が見える。(b)
内啣谷と川浦谷との出合い。(b)
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内啣谷と川浦谷との出合い。(b)
内啣谷 水量が多い。(b)
前日二日間雨が降りました(h)しかし見事な渓です。(h)
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内啣谷 水量が多い。(b)
前日二日間雨が降りました(h)しかし見事な渓です。(h)
黒いカエル。 何カエルだろう?
寒いので動かない。
因みに水温は15度だった。(b)
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黒いカエル。 何カエルだろう?
寒いので動かない。
因みに水温は15度だった。(b)
崩れた斜面(b)
Hさんとひこにゃんと昼食。(b)
これは(b)さんの食事です。(h)
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Hさんとひこにゃんと昼食。(b)
これは(b)さんの食事です。(h)
4輪駆動のHさん。(b)
久々の登り応えのある沢でした。必死!(h)
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4輪駆動のHさん。(b)
久々の登り応えのある沢でした。必死!(h)
水源地かと思ったら違った。(b)
水源地かと思ったら違った。(b)
上空に電力ケーブルが2本。ここを過ぎるともうすぐ稜線だ。(b)
上空に電力ケーブルが2本。ここを過ぎるともうすぐ稜線だ。(b)
やっと稜線に出た!
内啣谷出合から約8時間半もかかった。
休憩。(b)今回の休憩は少なめでした。谷が長すぎです(h)
やっと稜線に出た!
内啣谷出合から約8時間半もかかった。
休憩。(b)今回の休憩は少なめでした。谷が長すぎです(h)
ギンちゃん(b)
白山方面(b)
白山はみるみるうちにガスの中(h)
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白山方面(b)
白山はみるみるうちにガスの中(h)
平家岳(b)
電源開発鉄塔36-1(b)
電源開発鉄塔36-1(b)
鉄塔37。P1413(b)
電源開発鉄塔40-1(b)
電源開発鉄塔40-1(b)
下山路は鉄塔だらけ。鉄塔巡視路だからねー!
この辺りから暗くなって写真は撮らなかった。(b)
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下山路は鉄塔だらけ。鉄塔巡視路だからねー!
この辺りから暗くなって写真は撮らなかった。(b)

装備

個人装備
ロープ ハーネス ヘルメット 下降器 ロックカラビナ シュリンゲ ヘッドランプ他

感想

以前から計画していた内啣(ウチバミ)谷へ。
ここは非常に情報が少なく通行止め箇所からどのように内啣谷出合いに行って良いかが分からなかった。

通行止めヶ所から対岸の山之神神社から遊歩道を行く事を考えていたが、幸い釣り人から情報が得られ、通行止めの柵を乗り越えて行く事にする。

暫く車道を歩くと暗いトンネルが有り、その右に内啣谷方面への橋が見える。その橋を渡り少し行き、川浦(かおれ)谷に降りようとしたが、予期せぬ崖に阻まれ、ここでハーネス・下降器・ゴージュバッグ(25m)を使い懸垂下降する事になる。相方のHさんは懸垂下降が大好きだ。

降りてから川浦谷を少し下り、内啣谷との出合いに到着。ここから内啣谷遡行にとりかかる。川浦谷の下流部は「奥美濃の小黒部」とか「男一人をカオレにやるな」と云われている所で本流廊下は沢ヤ屈指の渓谷で、死者も出ている様子。その事からその上流の内啣谷も相当な難所であろうと予想はしていた。

内啣谷の結構な水量と大岩等に苦しみながら遡行中、不注意で足を滑らせて膝を少し打ち付ける。ものの5分程度で痛みは治まり遡行可能となるがその時、遡行する気力が萎えてしまい、Hさんに下山を進言するが一瞬で却下。仕方なく行くか・・。という事に。

それからは、沢山の阻む倒木、ヘツリ多数、よじ登り、草付き、高巻き等で結構時間ロスし、稜線に悪戦苦闘で出た時は16時半。(もし夕方までに稜線に出られなかった時は、ビバークする事も脳裏をよぎる。翌21日が夏至で陽が長く助かる。)

稜線の鉄塔巡視路から左に行くと平家岳だが、時間が夕方なので平家岳を断念し右へ。この巡視路はここからまだ長時間の登りが有った。途中右足が疲労限界が来ていてその右足を庇っている左足も限界が来た。

下山時右足の大腿四頭筋の伸張性収縮(足を前下に出す時に、出しながら引っ張る動作)が辛くなり、左足も次第に同じような辛さを感じる始末。
下り時の足の踏ん張りが次第に効かなくなる。
沢靴での下りは滑るので、その滑りも余計な筋肉疲労を起こした模様。
チェーンスパイクを持って行けば良かったと後悔。

陽が落ちてヘッドランプを点けての下山で、もしもの事が有ってはいけない思いで、次第にゆっくりとヨチヨチ歩きとなり下山完了したのが22時頃。

ヒルが1匹一緒に下山。幸い靴下の中に居ただけで血は吸われていなかった。

今回、出発時にうっかりとザックの中に入っているべく思っていた予備食のおにぎり・パンが入っていなかった事にショックを受けた。
(ラーメンや饅頭、オレンジは入っていた。)
忘れてはいけないから車の中でザックの上に載せていたのが、何かの拍子で落ちて車中に残っていた。うっかりミスはいけませんね。

途中Hさんから行動食を分けていただきました。感謝! 感謝!

昨年計画して行けずの内啣谷、今年意外や早くチャンス到来!梅雨の晴れ間に休日が合い行くことができました。

川浦渓谷は御多聞もれず噂の渓谷ですがその奥ならば、優しい渓谷だろうとたかをくくっていた・・・・何が何が・・・・水量多く、倒木や危険な岩場が多く遡行はしんどかった&命がけ。途中もう二度とこんな危険なとこに来るものかと思い、早く遡行を終わらせて帰りたいと思うほどに焦燥感が募る。渓の流れのように時間も早く流れていった。6時に入渓し終了は16時。10時間のロングコースだった。
それからの下山コースも約6時間かかるロングコースで下山口に着いたのが午後10時少し前であった。登攀で疲れた足にはさらにきつかった。以前に厳冬期の八ヶ岳の登攀で美濃戸に午後11時にヘッデンをつけて帰還したことを思い出す。今回もまた同じことしてる。もうこんなこと、辞めなければいけないなと切に思いました。

自分の夢より、自分の記録より、かけがえのない家族や命を大切にしなければと更に思いました。
しかし、へつりや、小滝のシャワークライム、滑など簡単な部分は楽しく面白かった・・・・この葛藤・・・・やめることができるのかできないのか・・・・

手つかずの自然の渓谷の遡行ができ、怪我無く無事に帰還でき本当に良かったです。
危険な個所ほど景観が見事ですがそんな個所ほど写真が撮れませんでした。

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コメント

ロングの遡行 凄すぎます。お二人の記録には毎度 脱帽です。
2020/6/25 20:44
Re: 無題
いつまでも若くないのに駄目ですねっ! 笑
今度からは自粛しようと思っています。
2020/6/25 22:43
Re: 無題
eaglekeeperさんもお誘いしたかったなぁ。
今回は、情報が未知なロングコースでした。渓相はすこぶる良かったけど、無理な計画は辞めたほうがいいですね。程々な計画でまたお付き合いくださいね〜
2020/6/25 22:58
Re[2]: 無題
程々の計画で御願いします
2020/6/27 12:05
Re[3]: 無題
はい、また程々で行きましょうね!
よろしくお願いします。
2020/6/28 7:49
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