アルプスデビューは焼岳 新中の湯ルートピストン
- GPS
- 05:16
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 830m
- 下り
- 834m
コースタイム
天候 | 雨上がりからの曇り→晴れ→曇り時々晴れ ちなみに下山後の大雨は言葉を失うレベル あんな攻撃力持った雨粒をかつて知らない |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
梅雨真っ只中。前日からの雨が登山開始時に上がったので、登山道のぬかるみと沢化の為慎重に進む。 山頂付近の落石は考えただけでも怖いので、人が少なくて良かった。 |
その他周辺情報 | 北アルプスの大抵の山は施設も休業が多く未だ自粛を求めている中、焼岳は開放されていました。 |
写真
感想
天候コンディションの情報とにらめっこしつつ、なんとか午前中には雨が上がって安定しそう、という事で出かける事に決めたのは数年前に一度断念した焼岳。
当時の断念の理由は中の湯の宿は取れても中の湯までの足(バス)が取れなかったのです。
今回は足(レンタカー)があり、宿は安曇野と至近ではないとは言え、チャンス到来!
雨の中、宿から中の湯まで車で50km以上。梓川の谷間をダムいくつも越え、いよいよ硫黄の香りと煙りが出迎えてくれました。噂の中の湯の九十九折の登りに取り付いたと思い、気持ちも昂るまま吸い込まれましたよ、こちらも噂の安房トンネルに!
という事で、意図せず岐阜詣でも済ませて再びトンネルん抜け長野に戻ると雨が上がっているではないですか。ナイスタイミング。岐阜行っとけと。
気を取り直して中の湯温泉を越え、更に九十九折を登って行くと、駐車場、空いていました、一台分。色々神様ありがとう。
という事で車を停めて身支度を整え(たつもりが買い足した飲料を車に置き去りにする失態に山頂付近で気がついたね)登山開始!
アルプスデビューに心震える私。ppoくんは立山デビュー以来とは言え、特に緊張感も無く見えるのは、余裕という言葉に置き換えておきましょう。
登り始めてしばらくは急坂とはいえ知った感じの登山道にも思えるけれど、見上げると木々の神々しさがちょっといつもと違う。これがアルプスなんだー、と感慨深い。二人とも写真撮影にしばしば足を止めずにいられません。ppoくんは動画撮りだすと長いし。
途中から青空が現れて更に気分も高揚。やがて焼岳の山頂が見えてくると、足取りは更に軽くなってきた気も。山頂ビューが美しい広場からは私一人ハイテンションのままゴロゴロ岩場も疲れを覚えず。(ppoくんはゴロゴロ岩場から少々疲れを見せてきてましたね)
南峰北峰分岐手前で急に雲に覆われ気温が下がり、風も強くなって、楽しみにしていた池は雲の下。後で下山時に晴れている事をお祈り。この辺り高山病じゃないけど、多少息苦しさを感じると深呼吸して呼吸を整えました。
北峰へは通行止めとわかり、南峰を目指します。が、この南峰、結構な岩の塊の先端が山頂とわかり、絶句の私。恐らくあと数メートルで山頂とわかっていながら「登れない。下りる。」と言って固まっていたのも私です。
ppoくん、なんとか励ましの言葉で固まった私を引っ張り上げてくれました。ありがとう。そこは焼岳の山頂。出迎えてくれた人々も狭い山頂の割に予想を超えた人数で頑張った私を祝福してくれました。(←ただの自意識過剰表現です。)車の道中に買っておいたお赤飯おにぎりを食べていたら、あんなにいた人達がすっかりいなくなり寂しくなってしまい、私どもも下山する事に。でも、登れなかったとこ降りれるんかい?と再びガクブルの私。
なんとか ppoくんの手はそこ足はそこみたいなガイドに従って山頂そばの最難関を下りて、以降中の湯に戻る事に集中。天候は変わらずで池は結局のぞめず、次回へのお楽しみに残りました。
下山途中抜け殻のような ppoくんの表情に出くわしてバカウケ。
ppoくんは顔芸の人なのでどんな表情も作れるけど、抜け殻顔は完全に素だったので、ツボりました。
広場あたりまではまあまあ元気だった私も、ラスト30分位から疲れが膝に。最後の最後の10分位は物理的にガクブルの膝で小鹿のように駐車場に辿り着きました。ppoくんもよほどキツかったようで、普段は身体能力高くてカモシカのように駆け下りるのに、今回はよくぬかるみで転んでました。
焼岳登って下りてきた嬉しさに震えつつ ppoくんに感謝を伝えて二人の頑張りをお互い讃えました。車内に取り残した水を飲んで生き返り、車で再び九十九折を下って岐阜に立ち寄る事なく梓川の谷間をなかなかの天気の中安曇野そばまで戻る事が出来ました。そば。そうです。安曇野はたちまち真っ黒く大きな曇に覆われて、あっという間に弾丸のような攻撃力の雨粒アタックに見舞われました。
こんな雨に山中で出くわしていたらと想像するだけで恐怖。
二人ともどんなに疲れたとは言え、無事の下山にお湯と食事とワインが染み入った事は言うまでもありません。
お疲れ様でした!
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