土佐の町から日本一の山城跡の高取山へ

2012年11月18日(日) [日帰り]

• GPS: 04:25
• 距離: 9.5km
• 登り: 606m
• 下り: 603m

コースタイム

土佐町9:15-9:45砂防公園-10:25猿石-10:35国見櫓跡-10:45大手門
-10:50高取城(昼食)11:50-12:20五百羅漢-12:45壺坂寺-13:40土佐町

天候

曇。
下山後にわか雨。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夢想館の駐車場は10台くらいしか停められず、
観光施設の駐車場なので長時間停めるのは迷惑かも。
すぐ先に町営の30台くらいは停められそうな観光駐車場があって、しかもガラガラ。
こちらに停めましょう。

コース状況／危険箇所等

土佐町はいろいろ面白くて、
特に案山子は本来の目的(登山)を忘れて楽しんでしまいそうになります。

砂防公園のトイレが最後のトイレです。済ませておきましょう。

しばらく行って登りがきつくなってくると七曲り。
何回曲がったかのか数えていませんでした。
続いて一升坂。本当に汗一升はかきそうな急勾配でした。
こんな城攻められんわ。

壺坂寺への下りでは、「五百羅漢周遊道」経由がお勧めです。
「五百羅漢」経由では五百羅漢岩ひとつしか楽しめません。

写真

11/18 8:53

高取は和牛の町。
って、カカシじゃん!!
向こうで脱穀してるのもみんな案山子です。

11/18 16:48

城まつりは来週11/23開催。
時代行列はありがちだよねと思いましたが、火縄銃の射撃があるそうです。
…見たい。
けど来週は五島・壱岐に旅行。ん〜来年じゃ。

11/18 9:25

家老屋敷のナマコ壁。
なんだ？この文様。

11/18 9:25

家老といえばVIP。
当然門番がいますが、ボケ顔のお侍はいいとしても、あとの二人はどう見ても渡世人です。

11/18 9:30

しばらく行くと、向こうの空地にまた変なものが。
また脱線してしまう。

11/18 9:31

竹槍の百姓に護衛された騎馬武者の向こうにはお犬様とか今年の干支の竜のお雛様とか。。
とりあえず見に行ってください。

11/18 16:55

登山道に入ると、七曲りに続いて一升坂の急坂。
汗を一升もかくという意味でしょうか。

11/18 10:23

猿石。
この分岐を下った先が明日香だということを誰でも納得してしまいます。

11/18 10:25

と思う間もなく、山の中とは思えない石垣。
森に呑みこまれかけています。

11/18 10:33

脇道にそれて国見櫓跡からの展望。大和平野を一望。
左遠くに二上山、中央に畝傍山、右端に小さく耳成山。
さらにその向こうには比叡山まで見えるそうですが、今日の曇天では無理です。

11/18 10:45

明治年に棄却される前の写真とCG復元図。
この山の上にこんな堂々とした城があったの？

11/18 10:45

大手門跡。
堂々とした石垣。

11/18 10:52

二の丸の石垣と紅葉。

11/18 10:56

日本三大山城の本丸の石垣。

11/18 10:57

二ノ丸は紅葉まっ盛り。

11/18 11:00

本丸外縁の紅葉。
来週が見頃のようです。

11/18 11:01

11/18 11:02

本丸から二ノ丸を見下ろす。

11/18 11:03

本丸の石垣。
さすがは日本一の山城。

11/18 11:05

本丸の櫓跡に高取山山頂。
三等三角点583.9m。

11/18 11:28

今日の昼食。
相変わらずのカップ麺とコンビニむすび。

11/18 11:42

見事な紅葉を見ながら、充実の昼食。

11/18 17:09

城内は紅葉のカーペットが敷き詰められています。

11/18 11:49

石垣の鋭角も美しい。

11/18 17:10

城を後に壺坂寺に向かいます。
下る一方ですが、八幡社への登りが唯一の例外。迷っているグループが二組も。

11/18 12:33

五百羅漢です。
何を祈りながら岩を彫ったのでしょうか。

11/18 12:45

壺坂寺は紅葉が鮮やかでした。

11/18 13:27

高取の街は裏通りに入ると堂々とした旧家がたくさんあります。

11/18 16:27

土佐町の街の駅キセキ（城跡の意味のようです）に高松塚古墳の復元模型があります。
チープな作りが素敵です。案山子と同じ乗りなのかも。

11/18 13:46

玄室の壁画も描かれています。
本物を見たことがないので、できがいいのか悪いのか？？

撮影機器：

PENTAX Optio W60 PENTAX

感想

ikomaniyon

おかげさまで体調は上向きですが、
無理をせず、今回もペタンコのリュックを背負って歩きました。

登山口に向かいながら、案山子や張りぼてを楽しんだので、
ずいぶん時間を食ってしまいました。
もはやアートの域に達しています。張りぼてアートです。
失礼かも知れませんが、武家屋敷より楽しめました。

たかだか600m足らずの山と舐めていたわけではありませんが、
七曲りから一升坂にかけて急傾斜で意外に登り応えがありました。
ただ、山頂（本丸あたり）を除き全山杉林に覆われていて、
風も通らずまったくのブラインドなので、
夏場は暑いばかりで楽しめないのではないかと思います。

猿岩の先、二ノ門からは苔むしたり木々に覆われた石垣が次々と現れ、
山城の雰囲気を楽しめます。
大手門で暗い杉林が姿を消し、一気に鮮やかな紅葉に変わります。
山頂を占める高取城址は、堂々とした石垣が連なって見応えがあります。
それまでのブラインドをとり返すかのような展望も楽しめます。
ピークには少々早かったようですが、日本一の山城の紅葉を堪能してきました。