燧ヶ岳・至仏山(一ノ瀬〜鳩待峠)夏の尾瀬旅、熊にも遭遇
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,187m
- 下り
- 1,995m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:18
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 9:26
天候 | 8/10(月)晴れ時々曇り 8/11(火)晴れ、夕方雷雨 8/12(水)曇のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
【行き】 ・尾瀬戸倉第一駐車場 1,000円/24時間 ・片品観光タクシー(戸倉→大清水) 3,300円 ・低公害乗合タクシー(大清水→一ノ瀬) 700円/人 【帰り】 ・関越交通乗合バス(鳩待峠→戸倉)1,000円/人 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【見晴新道】 序盤から急登。ぬかるんだ斜面は滑りやすく、木の根っこに足を引っかけやすい。木の階段が数カ所あるが、滑らないように注意が必要。雨の後は最悪のコンディションと思われる。 【山ノ鼻〜至仏山】 途中から蛇紋岩の岩場が出てくる。かなり滑るため、足の置き場に注意が必要。 【至仏山〜鳩待峠】 山頂稜線部に大きな蛇紋岩地帯では、転倒しないように注意が必要。小至仏山以降にある木の階段や木道も濡れていると特に滑りやすい。 |
その他周辺情報 | ●グリーンパーク尾瀬戸倉(前夜テント泊)フリーサイト 1,500円/台+500円/人 https://www.ozetokura.co.jp/snowpark/camp/ ●見晴キャンプ場 800円/人(予約不要) https://ozehiuchigoya.com/camp/ ●山ノ鼻キャンプ場 1,000円/人(要予約) https://www.tokyo-pt.co.jp/oze/news/2020-7-21 ●みよしの旅館(日帰り入浴) 500円/人 http://www.oze-info.com/miyoshino/index.html |
写真
感想
山岳会のメンバーと尾瀬に行ってきました。
入山前日はグリーンパーク尾瀬戸倉でキャンプ前泊。スキー場のゲレンデを使った広いキャンプ場ですが、家族連れが多く、夜遅くまで騒がしくて眠れませんでした。
登山初日は戸倉からタクシー等で一ノ瀬まで移動し、そこから見晴のテント場まで。途中、尾瀬沼湖畔から見た燧ヶ岳は雄大でした。尾瀬=涼しいイメージでしたが、日差しが強く、歩いていると暑かったです。ただ、木々の葉や植物の様子から早くも秋の気配が感じられました。
見晴のテント場はかなり広く、トイレも水場も設備がしっかりしていて快適でした。燧小屋でビールを購入し、初日お疲れ!の乾杯♪いや〜うまかった!ちなみに燧小屋の玄関付近ではドコモの電波が入りました。
2日目は早朝からアタックザックを背負って燧ヶ岳へ。熊に出会わないように、熊鈴だけでなく時々大きな声を出しながら見晴新道を登りました。噂通りの荒れた急道で、ぬかるみや木の根っこに足を取られやすく、下山が心配でした。森林限界を越えると急に展望が開け、まず目に飛び込んできたのが富士山!そして眼下に広がる尾瀬ヶ原と至仏山。疲れが吹き飛ぶ瞬間ですね。まもなく燧ヶ岳(柴安堯砲謀伉此百名山72座目ゲットです♪東北地方の最高峰というだけあって360度の大展望が広がり、群馬や栃木、新潟の山々など、かなりの数の百名山を望むことができました。そして問題の下山。ぬかるんだ斜面はとても滑りやすく、急がずゆっくり下山しました。見晴からの最短ルートではありますが、特に雨の後なんかはおすすめできませんね。
その後、テントを回収して、山ノ鼻のテント場へ。尾瀬ヶ原に行くと観光客も増え、青空の中、湿原歩きを楽しみました。山ノ鼻のテント場は15張ほどのスペースしかなく、今シーズンは予約が必要ですが、トイレも水場も近く不自由はありません。ただ、ドコモ携帯は繋がりませんでした。環境パトロールの方に伺うと、最近テント場のすぐそばに熊が現れるらしく、怖いな〜なんて言っていると、夕方、本当に熊が出ました。テント場から100mくらい離れた木の上に真っ黒の子熊が。時折こちらを見ている様子で、その後、木から降りて見えなくなりました。明朝、もし登山道近くにいたら至仏登山は断念です。
最終日。この日のうちに兵庫まで帰りたいので、暗いうちから出発したかったのですが、熊の心配が大きいため、明るくなってから出発。一番の出没地である出発してすぐの湿原地帯に熊の姿は見えず、お隣のテントだった岡山からのご夫妻も一緒になって無事通過。とりあえず安心しました。そこからは蛇紋岩との戦い。つるつるに削れた岩はとても滑ります。早朝は時々晴れ間も出ていましたがどんどん悪化。ガスガスの中、至仏山に登頂し、無事百名山73座目をゲットしましたが、その後、強風雨に。濡れた蛇紋岩地帯や木道を歩くのは危険でした。
ゆっくり楽しむ尾瀬旅。熊や雨など大変なこともありましたが、コロナ禍の最中に充実したテント山行をすることができてよかったです。もちろん、マスクや消毒等の感染予防をした上で!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する