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記録ID: 248692
全員に公開
山滑走
十勝連峰

三段山〜東の谷に迷い込む〜

2012年11月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
kenn chikappu その他3人
GPS
--:--
距離
6.6km
登り
730m
下り
714m

コースタイム

白銀荘8:15-8:30一段目下-8:48一段目上-11:10三段山頂上-
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
一段目の登りにかかる
2012年11月26日 20:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:23
一段目の登りにかかる
一段目はブッシュが埋まっておらずデコボコ
2012年11月26日 20:22撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:22
一段目はブッシュが埋まっておらずデコボコ
一段目の
2012年11月26日 22:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:20
一段目の
上に出る
2012年11月26日 22:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:23
上に出る
初山スキーのうさこも快調
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:18撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:18
初山スキーのうさこも快調
〈チカプ写真〉
2012年11月26日 20:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:26
2012年11月26日 20:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:26
2012年11月26日 01:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:31
2012年11月26日 20:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:39
2012年11月26日 22:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 22:31
視界が開けるが、
2012年11月26日 20:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:39
視界が開けるが、
樹林帯を抜けて
2012年11月26日 01:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 1:31
樹林帯を抜けて
2012年11月26日 20:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:39
二段目の登りにかかる
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:13撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:13
二段目の登りにかかる
〈チカプ写真〉
前十勝のカバワラ尾根が見えてくる
2012年11月26日 20:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:38
前十勝のカバワラ尾根が見えてくる
下の視界が開けて
2012年11月26日 01:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 1:31
下の視界が開けて
いい眺め
2012年11月26日 01:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:29
いい眺め
前十勝は雲の中
2012年11月26日 20:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 20:30
前十勝は雲の中
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:15撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:15
〈チカプ写真〉
二段目の上からは3人で三段山の頂上を目指す
2012年11月26日 22:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:14
二段目の上からは3人で三段山の頂上を目指す
黙々と先行者のトレースを辿るが
2012年11月26日 01:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:34
黙々と先行者のトレースを辿るが
既にホワイトアウトに近い状態。稜線に出るところで下山者に遭遇
2012年11月26日 01:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:30
既にホワイトアウトに近い状態。稜線に出るところで下山者に遭遇
私は4度目の三段山頂上。何も見えない
2012年11月26日 21:28撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:28
私は4度目の三段山頂上。何も見えない
シールを外す
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:17撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:17
シールを外す
〈チカプ写真〉
2012年11月26日 21:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 21:26
三段山の頂上で
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:17撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:17
三段山の頂上で
〈チカプ写真〉
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:20撮影 by  PX , RICOH
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〈チカプ写真〉
2012年11月26日 22:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 22:43
それからいろいろあり、雪崩を気にかけつつ、ここを下ることに。ナマコ尾根との間の「東の谷」と呼ばれるところか
2012年11月26日 23:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 23:04
それからいろいろあり、雪崩を気にかけつつ、ここを下ることに。ナマコ尾根との間の「東の谷」と呼ばれるところか
沢筋を下る
2012年11月26日 21:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 21:50
沢筋を下る
ここは結構急で、ちょっと雪崩が怖い
2012年11月26日 21:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:45
ここは結構急で、ちょっと雪崩が怖い
パウダーを楽しむ余裕はあまりない
2012年11月26日 21:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:48
パウダーを楽しむ余裕はあまりない
曇り加減のせいで斜度が判らず
2012年11月26日 21:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:21
曇り加減のせいで斜度が判らず
急に落ち込んでいるところもなかなか気づかない
2012年11月26日 21:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:40
急に落ち込んでいるところもなかなか気づかない
これがナマコ尾根か?左がカバワラ尾根?
2012年11月26日 21:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:20
これがナマコ尾根か?左がカバワラ尾根?
一旦平らな尾根に上がるが、木がうるさく、再び浅い沢筋へ
2012年11月26日 21:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:34
一旦平らな尾根に上がるが、木がうるさく、再び浅い沢筋へ
下るにつれ沢筋は、雪で埋まっていないところが多くなり、口を開けて待ち受けている
2012年11月26日 21:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:55
下るにつれ沢筋は、雪で埋まっていないところが多くなり、口を開けて待ち受けている
沢筋はアップダウンもあり、灌木も出てきて歩きにくく、あまり滑れない
2012年11月26日 21:58撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 21:58
沢筋はアップダウンもあり、灌木も出てきて歩きにくく、あまり滑れない
2012年11月26日 01:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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11/26 1:38
沢の右岸にはこんな岩が結構ある。地形図にもこの沢筋には岩記号がある
2012年11月26日 22:03撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:03
沢の右岸にはこんな岩が結構ある。地形図にもこの沢筋には岩記号がある
下ってきた沢筋
2012年11月26日 22:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:09
下ってきた沢筋
対岸に木のない尾根。だいぶ晴れてきた
2012年11月26日 22:08撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:08
対岸に木のない尾根。だいぶ晴れてきた
前十勝側、富良野川側に下ってしまったことが、ここに来て初めてハッキリする
2012年11月26日 01:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:41
前十勝側、富良野川側に下ってしまったことが、ここに来て初めてハッキリする
泥流センサーのある富良野川の渡渉地点に出る
2012年11月26日 22:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 22:53
泥流センサーのある富良野川の渡渉地点に出る
前十勝側にはほとんど木がない
2012年11月26日 01:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:43
前十勝側にはほとんど木がない
ああ陽が沈む。早く帰らないと
2012年11月26日 01:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
11/26 1:41
ああ陽が沈む。早く帰らないと
白銀荘を目指し、夕陽へ向かってトラバース
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:18撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:18
白銀荘を目指し、夕陽へ向かってトラバース
〈チカプ写真〉
もうひとつ尾根を越えなければならない
〈チカプ写真〉
2012年11月28日 13:18撮影 by  PX , RICOH
11/28 13:18
もうひとつ尾根を越えなければならない
〈チカプ写真〉
撮影機器:

感想

 三連休後半は、まささんのパーティに参加するべく、土曜は白銀荘を目指して列車を乗り継ぎ、上富良野駅へ。ここからバスに乗ろうとコンビニで買い出しをして走ってバス停に戻ってみれば、そこにはちょうど、日高方面から転進してきた“本隊”の車がいて、白銀荘までのせてもらうことができた。
 週の半ばまではかなり雪が少なかったようだが、ここ2,3日でかなり降り積もったようだ。
 夜は、チカプさんによる、ウェイパーを使った鍋を肴に宴会。なぜか、札幌山の会の方の乱入?もあった。白銀荘には、他にも知った顔が。雪訓シーズンの3連休のため、上ホロに各山岳会が集まってくるようだ。

 日曜日は8時過ぎ出発という、のんびりモードで三段山へ。当初の予定では十勝岳の予定だったが、こちらはまだ雪が少なそうなので予定変更。
 一段目や二段目は灌木やハイマツが出ているものの何とかスキーで登れる、滑れる状態。山スキー・デビューのうさこさんも快調なペースだ。
 雪は止んで曇天だが、上はガスの中で前十勝や三段山の山頂方向は全く見えない。ただ風もあまりないので、2段目の上からは、まさ隊長とうさこさんを残して、Shogoさん、チカプさんと3人で山頂を目指す。
 最初はハイマツのトラップというか地雷原の様相だが、一段目のところで上に見えていた先行者のトレースの助けを借り、1時間ほどで頂上まで登りきる(先行者とは山頂手前の稜線に上がるところですれ違う)。私は4回目の登頂

 しかし、この頃にはほぼホワイトアウト状態となっており、私がGPSだけでなくコンパスまで忘れてきたこともあって、ちゃんと下れるか、不安がよぎる。
 そして下りでは懸念通り、ルートを見失ってしまった。崖尾根の稜線から下っていくときに方角を確認しつつ行くべきところを、いい加減に行ってしまったのが間違い。北方向にトラバースしすぎている気がしたので、最大傾斜線方向に軌道修正したり、“廊下”を探してみたりしたが、ついに尾根の先がのぞき込めないほど急なところに出てしまった。

 後から考えれば、ここは本来のルートの東側、ナマコ尾根との間にある「東の谷」と呼ばれているらしいところだったと思われるのだが、その時点ではそこまでは判らなかった。判ったのは、ルートを外してしまったということぐらいで、北方向にトラバースしすぎて「東の谷」に入ってしまったのか、あるいは修正しすぎて「西の谷」へ入っているのかも定かではなかった。

 他の二人と合流するためにも、ここは引き返す(登り返す)のが正道と思えたが、上は相変わらずガスの中で、ほとんど視界が効かず、上まで戻っても正しいルートを見つけ出すには、かなりの困難が伴う。
 その点、このまま下れば、やがては視界が開けて現在地も確認できるだろう。谷を渡ってトラバースし本来のルートに戻るのは難しいが、沢筋を下れば、いずれは夏道か車道に出るので、それを辿ればいい。
 もちろん沢は雪崩のおそれもあるし、下の方はまだ雪に埋まっていないところもあるだろう。沢にしろ尾根にしろブッシュも埋まりきっていなくて滑りにくく(歩きにくく)アップダウンもあって、とても快適な滑りは期待できない。
 しかし、地形図を見る限り、左右どちらの沢にしろ、それほど深くも急でもなさそう。それほどの滝もないだろう。雪も割と安定している感じだ、という安易な判断で、そのまま下ることにした。

 最初にちょっと急な沢を下ると、合流点=二股。そこから右に見えた尾根が、後から考えればナマコ尾根か。そこからは割と緩やかな沢を下る。幅が狭くなってブッシュがうるさくなり、口を開けているところも出てくるが、左右の尾根も絡めながら、何とか乗り切る。

 下るにつれて晴れてきて、右側に、木のない荒涼とした広い谷と大きな尾根が見えるに至り、これが富良野川と前十勝のカバワラ尾根であること、自分たちが東側にルートを外していたことがようやく明らかになった。チカプさんが右側に泥流センサーの支柱を発見し、やがて夏道の富良野川の徒渉点の上に出る。
 ここから左の尾根を乗越すのにシールをつけ、尾根に上がると、進行方向にまさに沈まんとしている太陽。この夕陽を目指してトラバースしていく。もう一つ尾根を乗越すのでシールをつけたまま行く。尾根上の小屋はちょっと見えたが、その上部で尾根を越す。
 そこからトラバース気味に斜めに下っていくと、やがて三段山の広い登路の白銀荘の2,300mほど上に出た。その手前で私が小沢の大穴に嵌るアクシデントもあり、
シールを外して白銀荘にたどり着く頃には、すっかり日も暮れていた。

 こんな時間になってしまったので、当然のごとく下では通報、捜索、救助などという話が出ていたようで、いろんな方にご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
 雪でブッシュが埋まっていれば、これほど遅くはならなかったかもしれないが、上部で頂上でホワイトアウトしたときに、どうするかはっきり決めず、方角も確認せずに、ずるずると北方向へ下ってしまったのが間違い。
 また二人の携帯が電池切れとなり、一人は不携帯だったことも反省材料。何とか最後にメールを1通だけ打てたからよかったが、パーティを分けるときには、不測の事態に陥った場合どうするのか、連絡方法も含め、事前に決めておくべきだった。

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