雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳(あるぺん号利用折立周回)
- GPS
- 36:32
- 距離
- 48.7km
- 登り
- 3,880m
- 下り
- 3,879m
コースタイム
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:10
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 10:41
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 11:29
天候 | 1日目晴れ、2日目晴れ、3日目晴れのち曇り(午後遠くで雷)、4日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折立駐車場に熊の目撃情報多数。テント場は利用禁止です。実際にすぐ近くを人慣れした熊が歩いていました。クラクションにも動じません。トイレに行くときにザックを外に置いておいたら持っていかれてしまったり、テントごと持って行かれたり、駐車場の車の上に乗って中を狙っている場合もあるようです。 |
写真
感想
3年前の山を始めてすぐの頃に水晶岳の存在を知り、それから行きたくてしょうがなかった山域。初めてのちゃんとしたテント泊での縦走かつロングコースで不安はありましたが、天候に恵まれて無事歩き切ることができました!
距離が長いだけにたくさんの方との出会いもあり、充実した旅になりました😊(代償はブヨに噛まれて膨れ上がった足…)
以下山行日記のようなもので長いです。(ほぼ自分用)
1日目
新宿を23時に出発。室堂行きとの合同便だったため、アルペン村でバスを乗り換え7時頃に折立駐車場へ。トイレ前で身支度をしていると有刺鉄線で囲まれたキャンプ場脇を熊が歩いている。ざわつく駐車場。車に戻ろうとした人が慌てて戻ってくる。クラクションを何度も鳴らして追い払おうとする人も。出発前からちょっとした事件でした。登山口で計画書を提出しようとするが、受付は太郎平小屋でと書いてあった。
最初は樹林帯を高尾山みたいだね、なんて言いながら黙々と歩く。三角点のベンチあたりから景色が開けて足の歩道に。途中道を整備しているおじさん達に会う。新しい階段の歩いやすさに感動。そんなこんなで太郎平小屋に到着。ラーメンがまだやってたので注文するか迷ったが、食糧を少しでも軽くしたかったので我慢…水場は小屋のすぐ脇。トイレが過去1番綺麗だと思った!薬師沢小屋へは最初ひたすら下り、下りきると沢沿いのなだらかな道をまたひたすら歩く。途中出会う人に雲ノ平への道は過酷だから気をつけてと脅されつつ、沢合いに建つ綺麗な小屋へ到着。時間に余裕はないので沢で遊びたい欲を抑えいざ急登へ。脅されすぎたのか、思ったより普通の道。ごろごろした大きな岩と急な梯子が交互にある。晴れてたから苔も乾いてたのかな。下山の方が嫌になりそう。急登が終わりしばらく樹林帯。絶妙な高さで景色が見えずもやもやする。一つ目の庭園につき、振り返ると太郎平小屋が小さくみえる!頑張ったなー。写真を撮りまくるから進まない。小屋の周辺を散策してる人を見つけ、久しぶりの人間に嬉しくなって遠くから思わず手を振る。振り返してくれた!小屋で受付を済ませ、お酒を調達。テント場へ夕日を見ながらだらだら歩く。なんとか張れそうな場所を見つけたが、設営が終わる頃には暗闇。周りも寝始めたので煩いだろうと何故かトイレの前で自炊開始。夕食は極厚牛タンとカレー。お肉の状態が不安だったので小さく切ってよく焼く。空は満天の星空。天の川がよく見える。しばらく写真を撮って就寝。
2日目
地味な斜面だったからか何度か目を覚ましてしまう。寝不足だけど身体は元気。テント場の水を汲んで出発。すれ違ったULお兄さんのおすすめでスイス庭園へ。お花畑に癒される。祖父岳の頂上で奥様パーティと談笑。なんと7泊の旅をしていると!しかも全部小屋泊。う、うらやましい…そんな生活したい。日差しにじりじりやられながらワリモ北分岐へ。水晶か鷲羽に行く人たちのザックが大量にデポされてる。最近盗難が多いので出発前はデポするか迷っていたが、初日で肩がやられてたので迷わずデポ笑。水と行動食、GoProだけ持って水晶岳へ。途中でさっきのULお兄さんに会う。もう山頂まで行って戻ってきたとか!今日は双六までだそう。そっちも行きたかったなー。水晶小屋で念願の手拭いをゲット。Tシャツも欲しかったけどLしかなかった。水晶岳へはゴツゴツした岩場。光に反射して岩がキラキラしてる。「あ!そうか水晶があるんだった」と感動。「水晶岳で取れた水晶で作った指輪をくれる人と結婚する」と意味わからない話をする。天気が良すぎて思考がおかしくなってきた。
山頂からの景色が最高だった。360度絶景。北アルプス全部見えるんじゃないの?くらい丸見え。なんなら富士山見えてる。ソロのお姉さんに写真を撮ってもらう。このお姉さんとは三俣山荘で再会した。
下山開始。小屋の前でお昼寝中の少年発見。小屋主の息子さんかな。小屋主に「いくよ」と言われワラーチ履いて登山道整備へ。何という英才教育。
ワリモ北分岐でザックを回収。他のザックは見当たらなかった。また最後か…昨日と違うのはひとが見える範囲にいること。それだけで大分心強い。ワリモ岳を越えて鷲羽岳へ。ワリモ岳の岩質が面白く、もろそうでちょっとヒヤッとした。鷲羽岳は全体的にザレていて歩きにくい。滑らないように注意しながら三俣山荘へ。ケーキセットが食べたかったが流石に終わってた。だよね。小屋から少し歩いたところにテント場があった。目の前に鷲羽、すぐ横に水場、トイレも近い。…ここにずっと住める。昨日より到着が早いのでいろんな人とお話。これですこれがやりたかったんです。夕食はしめじ、ツナ、ニンニクのスープパスタ!ごめんそれあるの知らなかった。重かったよねありがとう。まともなご飯嬉しい。太郎平からここまでCTよりかなり時間がかかったと噂話が聞こえてきた。午後は天気が崩れそうだし明日は早めに出よう。
3日目
3時前に起床。まだ星が見える。鷲羽岳を見たら等間隔にヘッデンの灯。はや、、明るくなり始めた頃に出発。三俣蓮華岳を越え、黒部五郎小舎へ。水の補給をしてたら鼻血が出てきた。うそ。元々出やすい方ではあるけど山はほぼなかったはず。タイミングが良くない。不幸中の幸いは水場がある小屋だったこと。止まるまでストップ。多分30分くらいロスした。ほぼほぼ止まったのでティッシュ詰めて出発。呼吸が苦しい笑。でも抜かされたパーティにカール付近で追いついた。あれが肩への急登かーなんて見てたら同じ会の先輩が下りてきた。おお!!もちろん記念撮影。山で知ってる人に会えると嬉しい。元気を出して登る。登りにくい。何より照り返しで熱い。肩にザックをデポして山頂へ。山頂に着く頃には雲が出てきた。先はまだ長いけど持つかな…。ザレザレの道を下り、赤木岳へ。地味なアップダウンと岩場が続きへこたれそうになる。この頃から顔見知りが増え、抜きつ抜かれつで励まし合う。北ノ俣岳を超えるとなだらかな木道の下り。終わりが見えてきた。遠くで雷の音が聞こえたけど何とか持ちそう。最後に太郎山へ寄り小屋へ到着!最終日はへとへとだろうということで事前に小屋を予約しておいた。区画ごとに透明なシートで区切られており、布団を使うときはシュラフも使って欲しいと説明を受ける。外で晩酌し、恒例おしゃべりタイム。すごい夕焼けをみんなで見て20時前に就寝。
4日目
今回はシュラフの熱さで何度も目が覚める。せっかく小屋泊なのにまた寝不足笑。のろのろ支度をして下山、というところで前日同じくらいの時間に太郎平へ到着したパーティと出会う。薬師峠から一汗かいたのでビールを飲むとのこと。もちろん混ぜてもらう。朝日を浴びながらビール…ひどい生活笑。ドローンを持っている方だったので少し遊ばせてもらい、8時前に下山開始。今日も暑そう。金曜だからか登ってくる人が多い。その中にレースの選手がいた。咄嗟に名前が出てこず声はかけられなかった。く…。登山口にはバス待ちの人がたくさんいた。バスの到着までは時間があったのでテントやらシートやら靴やら乾かす。乾いたら重さが全然違うことにびっくり。数日前ここで待っている人も熊に襲われたとのことで早めにあるぺん号が到着。途中温泉に入り室堂からの下山者と合流。新宿へは20時半頃到着し、そのまま焼肉へ。お疲れ様でした!
■メモ(ざっくり)
総重量約15kg
・食事
18日 昼オニシ、夜オニシ、畑のカレー、牛タン
19日 朝グラノーラ+蜂蜜、コーンスープ、昼行動食、夜しめじツナのスープパスタ
20日 朝オニシ、コーヒー、昼オニシ、牛とじ丼(歩きながら)、夜カップ麺、おつまみ
21日 朝グラノーラ+蜂蜜×2、スープ
(残オニシ1、スープ4)
・行動食
粉末アミノバイタルたくさん
液体アミノバイタル3
プロテインバー3
トレイルミックス1
ドライフルーツ1
スニッカーズ1
チンパンジーバー2
羊羹3
(残プロテインバー1.5、ドライフルーツ少々、チンパンジーバー1)
jirafunさん、こんばんは
薬師岳以外はほとんど同じ行程ですが、初日に一気に雲ノ平まで行かれたのですね すごい!
まさか、同じテント場で焼き肉をされていたとは 笑
肉を持っていく気合が素晴らしいです!めっちゃ美味そうですね
毎日フリーズドライの自分とは比べ物になりません 笑
黒部五郎岳から太郎平間は、笑っちゃうぐらい辛かったですね!
たまに会話をさせて頂いて、辛さが紛れました。ありがとうございます。
それと、テン泊装備で軽快に歩くお2人がとても羨ましく見えました 笑
自分ももう少しトレーニングして出直します。笑
ほぼ同じ行程でしたね😊もっと早くお話できてればよかったです😭
ご飯はもう1人の子が頑張って担ぎ上げてくれました。初日到着できたのは肉があるというモチベーションのおかげですねきっと笑。
最終日、行程が長かったら水場がなかったりで舐めてた訳じゃないんですが、やっぱりキツかったですね🤣でも初日も2日目もおんなじ行程を歩く人が少なかったので、3日目はかなり励まされました!ありがとうございました!
装備は実は軽いんですよ…きっとあの時は十数キロくらいしかなかったと思います😂
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