キャパオーバーだった 日向大谷〜両神山〜西岳
- GPS
- 10:16
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,561m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:16
天候 | 晴れだが景色は霞んでいた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し下った位置にある無料駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・日向大谷口〜会所 なだらかなトラバース道。鎖場一箇所あり。 登ったり降りたりなので標高が稼げないのがもどかしい。 ・会所〜清滝小屋 沢沿いを歩く。トラバースと急登がある。 何度か渡渉するが水量が多いので大雨による増水時は通行できないかも。 終盤は九十九折で登って行く。 ・清滝小屋〜両神山頂 最初尾根に出るまで九十九折の急登。 尾根から神社まで鎖場などの難所がある。 神社からは平坦に近いルートで最後に少し鎖場がある。 ・両神山頂〜東岳 序盤に垂直に近い二本の鎖がある。 その後小さめのアップダウンがあり、木の根の多い箇所を下り、最後に鎖場を登る。 ・東岳〜西岳 鎖場のオンパレード。ほぼ鎖で100m以上下り、鞍部から西岳に50m以上登る。途中軽いナイフリッジあり。 |
その他周辺情報 | 秩父駅周辺には温泉やショッピングがあった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
---|---|
共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
備考 | 水が足りなかった |
感想
近場の百名山、両神山に行ってきました。
なんでも鎖場が多いと聞いてます。
スリリングな登山ができそうです。
(それ以外ほとんど調べてない)
今回利用した日向大谷口の登山道はバスが通じていて恐らく最もポピュラーなものです。
ただ始発でも9時頃到着する事から今回のようなルートは日帰りしづらいのが難点です。
日向大谷まではバス通りとはいえ最後の5キロは1車線の幅で小石とかも落ちてたりするのでマイカーで来る際は気をつける必要があるかと思います。
5時過ぎに登山開始。
駐車場には何台か止まってましたが、最初はほとんど人に会うことはなく
日陰の多い静かな登山でした。
なだらかな道なのでウォーミングアップにはちょうど良い。
気温も半袖でいいぐらいの良い感じの状態でした。
個人的な話ですが、
山に登るときというのはあまり物事を考えないためか
頭の中になんらかの曲が繰り返し流れることが多く
今回は前泊したネカフェで「香水」が繰り返し流されていたのが影響し
頭の中がドルチェ&ガッパーナで埋め尽くされるというアクシデントがありました。
別に登山に支障があるわけではありませんが、
意味もなく曲やブランドが嫌いになりかねないので
気を付けたほうがいいかもしれません。
さて会所までの第1章が終わると、沢沿いの登山道に変わりました。
もう日は登っているはずですがあまり日の光が入ってこない登山道で
気温の高いこの時期にはぴったりだなと思いながら
沢の音に癒されつつ登りました。
道は何箇所か迷いやすいところはありますが
ピンクテープがたくさんあるので問題ないように思います。
ここからは傾斜がきついところもあるので
涼しいといえどもTシャツは汗びっしょり。
清滝小屋では水が補給できると思って水の残量を気にせず飲んでいたら
水道に飲用禁止と書かれていてこれには絶望。
まぁ営業していない小屋なので仕方がないですね。
また急傾斜を登り産体尾根に取り付くといよいよ鎖場が出てきます。
それほど危険な箇所もなく鎖を使わずとも登れる感じでした。
ただ何でもないところで落石しがちなところは注意が必要と思われます。
既に山頂を経由した方達とすれ違いながら山頂につくと
それまで一切見えなかった展望が開けました。
最後まで開けないのもなかなか意地悪な登山道です。
でもその分達成感はあります。
山頂の岩のてっぺんに立つと360度見えて圧巻でした。
しかもこんな土曜の晴れで誰もいない状態というのも珍しかった。
時間が早かったのが功を奏したようです。
ただ岩場に関しては物足りなさがあったので
時間もあることだし八丁尾根にも寄ってみることにしました。
自分の体力も弁えずに。。
早速急な鎖場がありました。
樹林の中なので高度感を感じるようなポイントはなかったですが
岩が濡れているので嫌な感じ。
懸垂下降みたいな形でなんとか下りました。
そこをクリアすれば平坦なところも多かったのでそれほど苦労せず東岳まではたどり着くことができました。
問題は西岳までのルートです。
ほぼ鎖だけで100mほど下りそこからまた鎖で登り返すということをこれまで経験したことがなかったので、なるほどこれが鎖場で有名な所以だと納得しました。
3,4回下ったところでもうお腹一杯。
まさかの鎖場少食。
体力的に限界が近かったというのも要因です。
しかしそんな自分の状態はお構いなしに
ナイフリッジや登り返しの鎖場がわんこそばのごとくやってきて
気力だけで西岳にたどり着きました。
本格的な鎖場は鎖場空腹時が吉です(意味不明)
東岳やここの西岳の景観も見事なものでした。
標高は2000mに満たないので木々が遮ってる箇所が多い中
山頂だけは開けているのがこの山域の特徴なのでしょうか。
遠くまでは雲がかかって見えないものの富士山や奥秩父の山々がよく見えました。
この頃には逆側の八丁峠の方から登られている方とのすれ違いが多かったです。
裏から回るのは交通アクセスが不便だと思うのですが、
今更ながらそちらから行けばよかったなぁと後悔。
ここからまた戻るのは大変そうだなぁ。
両神山まで戻って水を飲んだらもう水は底をつきかけてました。
下りは汗をかかないなんて思ってたら全然で
もうビッショビショ。
そこからは沢などの水を頭からかぶってやっと意識を繋ぎとめてるような。
はたから見たら異様な光景に映ったかもしれません。
食べ物は残っていたのですが、食欲が湧かないし
唾液が全くでないので汁物以外は呑み込めなかったですね。
夏場の低山はやはりキツイ。
久々に体力の限界を感じた登山でした。
無理は禁物。でも事故がなくて良かったです。
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