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Yamareco

記録ID: 2561528
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳〜ガスとの戦い〜

2020年09月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:46
距離
11.1km
登り
1,023m
下り
1,007m

コースタイム

日帰り
山行
4:59
休憩
1:44
合計
6:43
7:33
26
7:59
6
8:05
9
8:14
8:22
39
9:01
9:03
19
9:22
58
10:20
10:39
11
10:50
11:52
13
12:05
12:16
13
12:29
32
13:01
13:03
11
13:14
29
13:43
7
13:50
5
13:55
7
14:02
14
天候 ガスったり晴れたり(2000m付近が濃い霧)13時以降はガス。16時頃から雨
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・アルピコ交通新宿白馬線(新宿〜白馬八方バスターミナル)。往復\11,200。
・八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト)。往復\2,980。
コース状況/
危険箇所等
・八方池山荘〜八方池
 観光客向けとされているが序盤は岩の凸凹道で歩きやすいわけではない。前日の雨でぬかるみもあった。
 大部分は木道で整備されていて歩きやすい。

・八方池〜丸山
 ダケカンバやマツの中などを歩く。そこまで急登はない。

・丸山〜唐松岳山頂
 時々痩せた尾根がありすれ違いに気を使うが、整備されていて危険なところはない。
その他周辺情報 バス停近くに八方の湯がある。通常\800。
アルペンラインの温泉付きセットを購入すると実質\650
内湯と露天風呂が一つずつ。
売店食事処あり
バスターミナルから
雲は多いが、晴れてはいる
2020年09月12日 05:37撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 5:37
バスターミナルから
雲は多いが、晴れてはいる
ゴンドラアダムチケット売り場から。
白馬方面が見える
2020年09月12日 06:48撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
1
9/12 6:48
ゴンドラアダムチケット売り場から。
白馬方面が見える
チケット売り場の行列
2020年09月12日 06:48撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 6:48
チケット売り場の行列
ゴンドラ乗車中。
ガスかかってきた!?
2020年09月12日 07:05撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 7:05
ゴンドラ乗車中。
ガスかかってきた!?
ゴンドラを降りたところ(兎平)
これより先はガス。
2020年09月12日 07:14撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 7:14
ゴンドラを降りたところ(兎平)
これより先はガス。
登山開始
2020年09月12日 07:35撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 7:35
登山開始
ケルンは想像よりずっと立派なものだった。
もはや石垣。
2020年09月12日 07:59撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 7:59
ケルンは想像よりずっと立派なものだった。
もはや石垣。
ここから白馬三山の水鏡が見えるところだったが。。
(あと数十分待てば見えてたらしい・・・残念)
2020年09月12日 08:14撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:14
ここから白馬三山の水鏡が見えるところだったが。。
(あと数十分待てば見えてたらしい・・・残念)
南側は晴れてきた
2020年09月12日 08:18撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:18
南側は晴れてきた
白馬が見えてきた
2020年09月12日 08:37撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 8:37
白馬が見えてきた
八方池と歩いてきた稜線
2020年09月12日 08:40撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:40
八方池と歩いてきた稜線
五竜岳も顔を出す
2020年09月12日 08:40撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:40
五竜岳も顔を出す
引きで五竜。
2020年09月12日 08:42撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 8:42
引きで五竜。
ハッポウアザミ
2020年09月12日 08:47撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:47
ハッポウアザミ
トリカブト
2020年09月12日 08:48撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:48
トリカブト
遠見尾根の先に鹿島槍ヶ岳。
2020年09月12日 08:56撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 8:56
遠見尾根の先に鹿島槍ヶ岳。
ナナカマドの実
2020年09月12日 08:58撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 8:58
ナナカマドの実
扇雪渓。
こんな時期でも残っているのか。
2020年09月12日 09:01撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 9:01
扇雪渓。
こんな時期でも残っているのか。
白馬鑓ヶ岳。
2020年09月12日 09:22撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 9:22
白馬鑓ヶ岳。
不帰キレット。かっこいい
2020年09月12日 09:21撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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不帰キレット。かっこいい
不帰キレット天狗の頭
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不帰キレット天狗の頭
不帰嶮1
2020年09月12日 09:22撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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不帰嶮1
不帰嶮2
2020年09月12日 09:23撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 9:23
不帰嶮2
松の紅葉が少しずつ進んでいる
2020年09月12日 09:28撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 9:28
松の紅葉が少しずつ進んでいる
山荘への分岐手前はこのように狭いところがある
2020年09月12日 09:58撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 9:58
山荘への分岐手前はこのように狭いところがある
山頂。真っ白け
2020年09月12日 10:20撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 10:20
山頂。真っ白け
風も強くて半袖では寒かった。
2020年09月12日 10:22撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 10:22
風も強くて半袖では寒かった。
唐松岳頂上山荘に避難
2020年09月12日 10:50撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 10:50
唐松岳頂上山荘に避難
11:30頃からだんだん晴れてきた。唐松岳山頂。
2020年09月12日 11:33撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 11:33
11:30頃からだんだん晴れてきた。唐松岳山頂。
唐松岳の横には不帰嶮3も
2020年09月12日 11:33撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 11:33
唐松岳の横には不帰嶮3も
完全にガスがひいた
2020年09月12日 11:36撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 11:36
完全にガスがひいた
2020年09月12日 11:41撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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唐松岳から不帰嶮3への稜線
2020年09月12日 11:41撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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唐松岳から不帰嶮3への稜線
白ハゲ、赤ハゲ、赤谷山など。剱岳(左)は雲で見えず。
2020年09月12日 11:42撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 11:42
白ハゲ、赤ハゲ、赤谷山など。剱岳(左)は雲で見えず。
何度も撮ってしまう
2020年09月12日 11:42撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 11:42
何度も撮ってしまう
餓鬼山、祖母谷方面への登山道
2020年09月12日 11:43撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 11:43
餓鬼山、祖母谷方面への登山道
ちょっとだけコマクサ
2020年09月12日 11:52撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 11:52
ちょっとだけコマクサ
もう一回登りに行きます。
2020年09月12日 11:53撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 11:53
もう一回登りに行きます。
白馬方面
2020年09月12日 11:58撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 11:58
白馬方面
五竜岳
2020年09月12日 12:00撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 12:00
五竜岳
山荘を振り返る
2020年09月12日 12:00撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
2
9/12 12:00
山荘を振り返る
雷鳥発見!
2020年09月12日 12:04撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 12:04
雷鳥発見!
再び山頂。人の多さがさっきと全然違う。
3
再び山頂。人の多さがさっきと全然違う。
五竜岳再び
2020年09月12日 12:05撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 12:05
五竜岳再び
不帰嶮へのルート
2020年09月12日 12:08撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 12:08
不帰嶮へのルート
五竜、鹿島槍
2020年09月12日 12:12撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
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9/12 12:12
五竜、鹿島槍
いつかは行ってみたい不帰嶮。帰っては来れないらしいが。
2020年09月12日 12:14撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 12:14
いつかは行ってみたい不帰嶮。帰っては来れないらしいが。
八方池まで戻る。
やはりガス
2020年09月12日 13:43撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 13:43
八方池まで戻る。
やはりガス
第3ケルンが一番立派かもしれない
2020年09月12日 13:44撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 13:44
第3ケルンが一番立派かもしれない
う〜む
2020年09月12日 13:47撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 13:47
う〜む
八方池山荘が見えてきた
2020年09月12日 14:05撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 14:05
八方池山荘が見えてきた
切符切るところが昔の電車みたいで味がある
2020年09月12日 14:18撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 14:18
切符切るところが昔の電車みたいで味がある
疲れた〜。ずっと乗っていたい
2020年09月12日 14:31撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 14:31
疲れた〜。ずっと乗っていたい
ゴンドラの横には牛さん
2020年09月12日 14:47撮影 by  NIKON D5500, NIKON CORPORATION
9/12 14:47
ゴンドラの横には牛さん
帰りの温泉。登山用のロッカーあり。割と新しめの建物。外に足湯もあった。
帰りの温泉。登山用のロッカーあり。割と新しめの建物。外に足湯もあった。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 地図(地形図) 携帯 時計 タオル
共同装備
長袖シャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 地図(地形図) 携帯 時計 タオル

感想

前日のギリギリまで天気予報とにらめっこして、北陸方面は崩れなさそうという事で、日帰り出来そうな唐松岳に行ってきました。
後立山方面は初めてでオラワクワクしてきたぞ!

バスは席が半分も埋まっていない感じで割と快適。
深夜にサービスエリアに着いてもアナウンスをしないタイプの会社さんだったので無理に起こさないところはありがたかったです。

八方には朝5時過ぎに到着。
ゴンドラの駅までは約10分程歩きますが、営業開始は7時からなので余裕はありました。
(平日は8時のようです。)
周辺はリゾート地っぽくホテルや飲食店や温泉、さらにはコンビニまであるので時間潰しには困らなさそう(特にこの時は利用しなかったけど)
外は20°Cで半袖でちょうど良い感じでした。

ゴンドラのチケット受付は6時45分から開始しました。
予報が悪かった割に車で来ている方が多くて、結構な行列でした。
繁忙期の晴れだったらと想像するだけで恐ろしい。
コロナ対策で同意書を書く必要があり、また定員6名のところ1〜3名に絞っての乗車となっていました。
さらにリフトを乗り継ぐのですがこれも少ない人数になってました。
本数が多いので、これでも待ち時間はありません。
降車するごとに消毒していて、屋外ながら徹底していましたね。

下界は晴れていたのに上に行くと霧が濃くなり
黒菱平につくと真っ白け。
遠くまで来て景色が見えない程悲しいことはない。
このときはどうなることかと思いました。

八方池で白馬三山の絶景を期待しましたが
やはりここでも見えませんでした。
ただ少し日が差し込むようになってきたので、
絶望的な感じはしてなかったです。
すれ違った人からは剱岳や裏銀座など全て見えたと聞きましたし。

丸山に着くと雲がかっていながらも白馬岳への稜線が見え、これには周りも自分も感激していました。
荒々しく筋が枝分かれしていて、これぞA5ランクの霜降り山脈やーと思わず訳のわからないことを呟きたくなるようなカッコ良さでした。
いつか縦走してみたいものです。

またお隣の五竜岳も見えるシーンがあって、これにも感激。
やっぱり百名山と呼ばれるだけあります。
オーラが違う。
FFのゴルベーザが登場してきた時のBGMが聞こえてくるようです。
(五竜の響きと似てるだけ)
こちらの縦走もいつかしてみたい。

良い景色が見られたのもそこだけで、唐松岳山頂に到達するまでついにガスは切れませんでした。
風も強くて、上着は必須な状況でしたね。

バエない写真を撮り終え、頂上山荘まで下り、
食事をしていると、なんとガスがこの日最高レベルで晴れてきたのです。
この時の周りからの歓声は凄かったです。
同じ辛酸を舐めさせられた者同士の謎の一体感があったというか。

唐松岳への山頂ルートがはっきり見えます。
それがもうかっこいいのなんの。
なんて絶妙な位置に山荘が建てられているんだと思うような眺めです。

そして立山連峰も五竜も不帰ノ嶮も
ガスの切れ間から見えました。
唐松岳の山頂に人がたくさん見えてなんだかいてもたってもいられなくなり、再び山頂へと向かう事にしました。
これでまたガスが来たらそれはそれで笑い話にしてやれば良い。
息を切らしながら登ると、そこにはさっきとまるで別の山かのように賑やかで平和な世界がありました。
景色一つでこうも変わるものなのかというくらい。
不帰ノ嶮を前に帰らずに本当に良かった。

帰りはまたガスってしまいましたが、
迷った末に来て本当に良かったし他の人にも是非勧めたい山でした。
だって三時間そこそこで登れてこんな景色の良い山ってなかなかないと思います。
アクセスも悪くないし、便利だし、まぁ繁忙期の混雑はちょっと怖いですけど。

剱岳や裏銀座、八方池からの白馬岳など
今回見られなかった山々もあるので
この山域にはぜひまた行きたいと思いました。

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