唐松岳〜ガスとの戦い〜
- GPS
- 06:46
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,023m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:43
天候 | ガスったり晴れたり(2000m付近が濃い霧)13時以降はガス。16時頃から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト)。往復\2,980。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・八方池山荘〜八方池 観光客向けとされているが序盤は岩の凸凹道で歩きやすいわけではない。前日の雨でぬかるみもあった。 大部分は木道で整備されていて歩きやすい。 ・八方池〜丸山 ダケカンバやマツの中などを歩く。そこまで急登はない。 ・丸山〜唐松岳山頂 時々痩せた尾根がありすれ違いに気を使うが、整備されていて危険なところはない。 |
その他周辺情報 | バス停近くに八方の湯がある。通常\800。 アルペンラインの温泉付きセットを購入すると実質\650 内湯と露天風呂が一つずつ。 売店食事処あり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
---|---|
共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
前日のギリギリまで天気予報とにらめっこして、北陸方面は崩れなさそうという事で、日帰り出来そうな唐松岳に行ってきました。
後立山方面は初めてでオラワクワクしてきたぞ!
バスは席が半分も埋まっていない感じで割と快適。
深夜にサービスエリアに着いてもアナウンスをしないタイプの会社さんだったので無理に起こさないところはありがたかったです。
八方には朝5時過ぎに到着。
ゴンドラの駅までは約10分程歩きますが、営業開始は7時からなので余裕はありました。
(平日は8時のようです。)
周辺はリゾート地っぽくホテルや飲食店や温泉、さらにはコンビニまであるので時間潰しには困らなさそう(特にこの時は利用しなかったけど)
外は20°Cで半袖でちょうど良い感じでした。
ゴンドラのチケット受付は6時45分から開始しました。
予報が悪かった割に車で来ている方が多くて、結構な行列でした。
繁忙期の晴れだったらと想像するだけで恐ろしい。
コロナ対策で同意書を書く必要があり、また定員6名のところ1〜3名に絞っての乗車となっていました。
さらにリフトを乗り継ぐのですがこれも少ない人数になってました。
本数が多いので、これでも待ち時間はありません。
降車するごとに消毒していて、屋外ながら徹底していましたね。
下界は晴れていたのに上に行くと霧が濃くなり
黒菱平につくと真っ白け。
遠くまで来て景色が見えない程悲しいことはない。
このときはどうなることかと思いました。
八方池で白馬三山の絶景を期待しましたが
やはりここでも見えませんでした。
ただ少し日が差し込むようになってきたので、
絶望的な感じはしてなかったです。
すれ違った人からは剱岳や裏銀座など全て見えたと聞きましたし。
丸山に着くと雲がかっていながらも白馬岳への稜線が見え、これには周りも自分も感激していました。
荒々しく筋が枝分かれしていて、これぞA5ランクの霜降り山脈やーと思わず訳のわからないことを呟きたくなるようなカッコ良さでした。
いつか縦走してみたいものです。
またお隣の五竜岳も見えるシーンがあって、これにも感激。
やっぱり百名山と呼ばれるだけあります。
オーラが違う。
FFのゴルベーザが登場してきた時のBGMが聞こえてくるようです。
(五竜の響きと似てるだけ)
こちらの縦走もいつかしてみたい。
良い景色が見られたのもそこだけで、唐松岳山頂に到達するまでついにガスは切れませんでした。
風も強くて、上着は必須な状況でしたね。
バエない写真を撮り終え、頂上山荘まで下り、
食事をしていると、なんとガスがこの日最高レベルで晴れてきたのです。
この時の周りからの歓声は凄かったです。
同じ辛酸を舐めさせられた者同士の謎の一体感があったというか。
唐松岳への山頂ルートがはっきり見えます。
それがもうかっこいいのなんの。
なんて絶妙な位置に山荘が建てられているんだと思うような眺めです。
そして立山連峰も五竜も不帰ノ嶮も
ガスの切れ間から見えました。
唐松岳の山頂に人がたくさん見えてなんだかいてもたってもいられなくなり、再び山頂へと向かう事にしました。
これでまたガスが来たらそれはそれで笑い話にしてやれば良い。
息を切らしながら登ると、そこにはさっきとまるで別の山かのように賑やかで平和な世界がありました。
景色一つでこうも変わるものなのかというくらい。
不帰ノ嶮を前に帰らずに本当に良かった。
帰りはまたガスってしまいましたが、
迷った末に来て本当に良かったし他の人にも是非勧めたい山でした。
だって三時間そこそこで登れてこんな景色の良い山ってなかなかないと思います。
アクセスも悪くないし、便利だし、まぁ繁忙期の混雑はちょっと怖いですけど。
剱岳や裏銀座、八方池からの白馬岳など
今回見られなかった山々もあるので
この山域にはぜひまた行きたいと思いました。
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