振子沢
- GPS
- 05:53
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 998m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・賽の磧駐車場から濁川への降り口まではアスファルト舗装 帰りの蔵王古道もこの舗装路に接続 ・濁川の降り口から始まるヒヨドリ越えは藪がかぶっているが道はしっかりしている。ただし結構な急斜面なので滑落注意 ・濁川へ降りると50mほど上流に振子沢が出会う。水流が細く藪気味なので見た目パッとしない。沢は全体に水量少なく水深は足首程度がほとんど。 ・下の振子滝は右岸の藪を巻く。うっすらと踏み跡らしきものが見えるがあてにしないように。 ・上の振子滝は左岸のルンゼを登ったが、モロい岩質でホールドがボロボロ崩れる。上に行くにつれ砂が浮き手がかりが無くなりかなり緊張した。ここは使わないほうが良いかもしれない。ここを通過できれば滝の落ち口へのトラバースは問題なし。とはいえ絶対落ちたらいけないところです。 ・二つの振子滝を越すと森林限界を超えて渓相が変わる。少し行くとミニゴルジュがあるが、濡れずに行くならまとめて巻くことも出来る。ゴルジュはほとんどの滝を直登できたが一番上の滝だけ左岸を巻いた。 |
その他周辺情報 | 宮城側は遠刈田温泉と青根温泉 遠刈田温泉にはコンビに有 |
写真
感想
今日は忘れ物はありませんで。無事 蔵王の振子沢へ。ここは空に向かって登っていくような写真が印象的で是非訪れたい沢でした。
沢靴をはかずとも行ける簡単な沢と聞いて行きましたがとんでもない。かなりの緊張を強いられるしびれる沢でした。(ただ単にコース取りがなってないだけだとも言えますが)自分にとっての核心部は振子沢上部とその上のミニゴルジュ帯の最後の滝の巻きです。
濁川から振子滝下部までは水量細くして水浅く、難しいところは在りません。振子滝下部は右岸の藪を漕いで巻きます。巻道はうっすら踏み跡が見えるところもありますが消えているところもありあまりあてにはなりません。藪はそれほど濃くないので好きなところを通れます。
上段の振子滝は左岸スラブ横に小さいルンゼがあって一見登りやすそうに見えますがこれがワナ。手がかりが少ない上にボロボロ崩れる脆い岩質。絶対落ちてはいけない場所なのでかなり緊張します。何とか滝の落ち口と同じ高さまで来るとトラバースは楽。登る場所はもっと右へ回り込んだほうが間違いないでしょう。
この滝を通過すると樹林帯が切れてミニゴルジュが現れます。まとめて上を巻くことも出来そうですが行けるところは行ってみようと中へ入ります。水は浅くくるぶし以下で高さも3m程度がほとんど。幅は両手で突っ張れるくらいの狭さなのですが磨かれた岩肌がツルツルで手がかりが少なくここで一回ドボンしました。ゴルジュの一番上、最後の滝はハング気味で水量が多く私の技術では登攀不可。少し手前の左岸からゴルジュの上に抜けようとしましたがこちらも手がかり少なく緊張を強いられるルートになりました。ちなみにこの手前の一段下の滝もツルツルで登ったのはいいけれど降りるのはあきらめました。
これを抜ければあとは昔の登山道となっていたコースをたどって熊野岳へ至りますが、すでに道としての形跡は残っていないので視界が悪いときなどは注意が必要です。
初心者向けとも書いてある沢でしたが今の自分にはかなり手ごたえのある良い沢でした。でもしびれる初心者向けでした。
コメント
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今回は忘れ物なくてよかったです。
振子沢、私も行く機会を狙ってた所です。上のゴルジュ通過したんですね!記録を見るとみんな巻いてるので難しいのかなぁと思っていました。
貴重なゴルジュの記録ありがとうございます😁
私はお釜で泳ぐ予定です🏊
せっかく行くのに巻くともったいないですよ。濡れるのかまわなければそんなに難しくないです。ただ最後の二つはちょっと手強かった。突っ張りで4mあがれれぱ抜けられますが、俺はそこまで体力無かった。
とにかく開放的だし楽しめた沢でした。
お釜はギャラリー多いから華麗に泳いで下さい。
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