上高地BS→徳沢園→穂高岳山荘⇔涸沢岳→奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳→西穂高口
- GPS
- 18:40
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,828m
- 下り
- 2,215m
天候 | 1日目:晴 2日目:晴後曇 3日目:晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
今回は先月天候不良であきらめた西穂・奥穂縦走のリベンジ企画。当初は西穂から奥穂に向かう予定だったが、連休後半のほうが天気がよさそうということで奥穂側から回るルートに変更。
初日は徳沢で所属する山岳会の集合企画があったので、そこでテント泊。昼過ぎに入ったこともあって、結構な人の賑わい。コロナ騒ぎはどこ吹く風といった感じだった。この日はほぼ移動で、上高地でのテント泊を堪能するのがメインだった。
二日目はいよいよ本格的な登山。私の希望でパノラマコースで行く。名前から眺めのよさそうなルートを考えていたが、期待ほどではない感じ。屏風のコルを過ぎると道が悪いところが連続して緊張感のあるところが続く。ようやく涸沢に到着して一安心。ビールが飲みたいところだが、ソフトクリームで我慢してザイテングラートへの登路へと取り付く。期待していた紅葉もまだまだだったが、天気は期待以上によく、気持ちよく登れた。途中では下山者と多くすれ違い、一部はひどい渋滞。幸いにも登りは少なかったので、先を譲ってもらってそれほどストレスなく穂高岳山荘まで到着した。穂高岳山荘から奥穂高岳へのルートは途中よりもさらにひどい渋滞。途中で落石を落とす人もいて、見ていて危なっかしい。テント設営後、余裕があれば奥穂高に行こうと思っていたが、この日はあきらめて反対側の涸沢岳に登る。あいにくこの時間には曇っていて何も見えなかった。
核心の三日目。夜は大分冷え込み、明け方には小雪のようなものがチラチラと舞っていたが、星は良く見え、天気は良かった。温かいラーメンを食べて腹ごしらえをし、出発する。すでに取り付いている人もそこそこいるが、昨日の昼の混雑に比べれば全く問題ない。奥穂高山頂前で御来光を拝み、奥穂高山頂を少し堪能した後、西穂方面へと下り始める。下りの初っ端は馬の背の下り。体がまだ十分に暖まっていない朝一に来る岩場の難所に緊張する。幸いこのルートを何度も歩いているS氏がトップを行ってくれるおかげで安心して下ることができる。S氏の前を行く男性がややてこずって渋滞し始めてきたが、慌てずにゆっくり下って馬の背はクリア。逆ルートだと難所だというロバの耳は登りになるので大分楽だったが、下りだと疲れも相まって確かにいやらしいところだろうと感じた。その後はガレたところが多く、落石に気を付けながらゆっくり歩く。先へ急ぎたい私を制して、次々に後ろからくる人たちに道を譲るS氏にやきもきする気持ちもあったが、自分たちだけでなく他のパーティの起こした落石に巻き込まれないようにという氏の配慮によるもので、「早く歩くだけなら誰でもできる、こういう場所は石を落とさないように歩くことのほうが重要」という言葉には、己の浅はかさを痛感させられた。
新穂高温泉へ下山後は富山在住のS氏の知人のK氏が迎えに来て平湯温泉まで送ってくれ温泉に入って、その後はタクシーで松本まで。充実した山行だった。
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