池ノ段〜比婆山〜竜王山〜熊野神社

2020年09月21日(月) [日帰り]

• GPS: 07:23
• 距離: 11.7km
• 登り: 778m
• 下り: 969m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:26
• 休憩: 0:58
• 合計: 7:24

7:46 スタート地点
9:47 9:49 池ノ段南稜
9:55 9:56 池ノ段
10:19 10:20 越原越
10:46 門栂
10:54 比婆山
10:58 11:17 御陵
11:17 11:24 比婆山
11:37 11:38 産子の岩戸
11:42 比婆山
11:47 門栂
12:05 12:08 越原越
12:44 立烏帽子山ショートカット道分岐（自称）
12:59 13:00 立烏帽子山駐車場・避難小屋
13:05 竜王山への自然歩道
13:23 13:46 竜王山
15:07 熊野神社
15:10 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

熊野神社から県道254号へ出て吾妻山方面へ向かい、竜王山への分岐を通り過ぎて、比和方面への分岐のある三差路付近に駐車スペースがあり、そこから入山。登山口の標識もなく、地理院地図の山道は既に荒廃して消滅している模様。少し東側に林道が付いていたので、利用できるかもと思って使ってみたが、まっすぐ東方面へ逸れていき尾根に取り付ける気配がなかったので、車まで引き返し、直接尾根に取り付いた。割と手入れがされていたのか、そこそこ疎な雑林になっていて、尾根筋には古い境木がしっかりと残っているので歩きやすかった、が、それでもズボンが破れてしまったのは仕方なし。ところどころ昔の山道の名残のような道をたどりながら標高1100辺りでようやく池ノ段へと続くなだらかな笹原に出ると、脛丈の笹藪に隠れて昔の道が残っている。マムシが怖いので笹藪のしたを透視、もとい睨みながら足早に通り過ぎる。池ノ段から先はトレラン大会に使われているだけあって、安全なハイキング道。

その他周辺情報

熊野神社駐車場のイザナミ茶屋（15時まで）のイザナミ丼は絶品。熊野神社の老杉の枝が雪で折れたのを使ったぐい呑みやコースターを売っている。ウイスキーを入れて飲んだら杉の香りがミックスされて美味！

写真

9/21 8:25

道が消滅していると言っても割と疎な雑林なので歩きやすい。

9/21 8:27

9/21 8:44

9/21 8:56

木漏れ日が気持ち良い。

9/21 9:04

モドキ

9/21 9:09

ようやく見晴らしがよい所に這い出る

9/21 9:11

圧倒的な解放感！

9/21 9:12

ヤマラッキョウ

9/21 9:17

イワショウブ

9/21 9:18

この眺め、来てよかった。。。

9/21 9:29

ススキが風になびくと秋を感じる

9/21 9:36

今年初めてのリンドウ

9/21 9:41

9/21 9:43

アキノキリンソウてんこ盛り

9/21 9:45

9/21 9:45

フウロソウ

9/21 9:46

9/21 9:46

黄色とピンク

9/21 9:48

そういえばセンブリはまだ比婆山系でしか出会っていない

9/21 9:48

タムラソウ

9/21 9:52

池ノ段の向こうに立烏帽子

9/21 9:55

御陵と吾妻山

9/21 9:58

ウメバチソウ

9/21 10:00

白く輝くブナの純林

9/21 11:03

9/21 11:17

御陵石

9/21 11:18

神が住まう森

9/21 11:21

迫力満点のイチイの巨木

9/21 11:22

9/21 11:24

9/21 11:25

ここには初めて来た

9/21 11:30

産子の岩戸

9/21 11:35

9/21 11:39

太鼓岩。叩くと確かに音がする。叩きすぎて手がいたい。。。

9/21 11:55

9/21 12:22

コウモリソウ

9/21 12:31

ヒメムラサキシメジ 食毒不明らしい

9/21 12:34

アキチョウジ

9/21 12:38

千引岩

9/21 12:46

サラシナショウマ

9/21 12:48

ゲンノショウコ

9/21 13:07

ミヤマタニソバ

9/21 13:11

カワラナデシコ

9/21 13:11

トリカブト

9/21 13:13

9/21 13:33

竜王山も眺めが良い

9/21 13:46

9/21 14:04

9/21 14:19

オクモミジハグマ

9/21 14:25

9/21 14:29

那智の滝（鳥尾の滝ともいうらしい）

9/21 14:34

ヒメアザミ？ キク科アザミ属は難しすぎる

9/21 14:35

キクバヤマボグチ

9/21 14:46

この雰囲気

9/21 14:52

巨木

9/21 14:55

次に来るときこそこの巨木を広角レンズで撮りたい

撮影機器：

NIKON D500 NIKON CORPORATION

感想

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昨日に続いて29�圓任僚杜魅肇譟璽縫鵐阿魴鵑佑討糧翡婿碍脇鄲�巡り。地理院地図にある池ノ段の南尾根ルートは完全に消失していたが、茨のジャングルになっていなかったので、自分の家の里山に分け入るのと同じ感覚で尾根沿いを歩くことが出来た。蜘蛛の巣もほとんどなく、鉈も鎌も不要。

1100mを越えてからは360度のパノラマに足元には脛丈の笹原の合間に山野草が色とりどり。アキノキリンソウの黄色をはじめ、マツムシソウ、ツリガネニンジン、リンドウ、ヤマラッキョウの紫、フウロソウのピンク、イワショウブやウメバチソウの白が見る者を夢中にさせ、背負った重量も忘れるかのよう。

御陵は今までよくわからずに通り過ぎていたのを、今度は折り返し点にしたこともあって、無事発見。御陵石の周囲を360度経めぐれるようになっていて、何とも言えない神聖な雰囲気の森になっている。奥の宮である命神社にも初めて訪れることができ、辺り一帯に聳えるイチイの巨木群と、ナラの古大木に圧倒される。なぜこんな素晴らしい場所を今まで見落としていたのだろうと思ったが、今回初めて呼ばれたんだと思うことにした。

竜王山には山頂まで車で来れることもあり、色々な人が景色を眺めに来ていた。そこから熊野神社までは参拝道としてよく整備された道で、那智の滝を見学しても40~50分くらいで行ける。熊野神社の老杉の巨木群は圧巻、安定の見ごたえ。ここも神聖な気配と微風が吹き抜けており、紙垂が常に揺れている。