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Yamareco

記録ID: 2600425
全員に公開
ハイキング
近畿

前鬼から釈迦岳

2020年09月22日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:29
距離
10.0km
登り
1,236m
下り
1,233m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:59
休憩
2:14
合計
10:13
距離 10.0km 登り 1,236m 下り 1,248m
5:50
109
7:39
7:45
51
8:36
8:42
7
8:49
8:56
7
9:03
9:08
34
9:42
9:49
61
10:50
11:14
55
12:09
12:49
29
13:18
13:37
6
13:43
13:47
3
13:50
0
13:50
53
14:43
14:51
64
15:55
16:03
0
16:03
ゴール地点
天候 曇り雨
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 前日、前鬼の小中坊に泊まる
前鬼林道車止めゲート前。手前の広場に留められるので10台位は駐車可能。
前鬼林道車止めゲート前。手前の広場に留められるので10台位は駐車可能。
登山ボックス。山レコ用紙を利用させてもらい前日投函する。
登山ボックス。山レコ用紙を利用させてもらい前日投函する。
近くに林道前鬼線の概要が書かれた看板あり。
近くに林道前鬼線の概要が書かれた看板あり。
駐車地から林道を30分ほど歩いて小仲坊の宿坊にやってきました。
駐車地から林道を30分ほど歩いて小仲坊の宿坊にやってきました。
今日のお泊りは6人。
家族連れ4人と登山者2人でした。
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今日のお泊りは6人。
家族連れ4人と登山者2人でした。
管理人の五鬼助義さんも家族連れの幼児と戯れる。
楽しい一夜を過ごすことができました。
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管理人の五鬼助義さんも家族連れの幼児と戯れる。
楽しい一夜を過ごすことができました。
9月22日12時の天気図。当日のお天気は紀伊半島沖にミニ台風並みの前線が発達し午後から大雨となった。
9月22日12時の天気図。当日のお天気は紀伊半島沖にミニ台風並みの前線が発達し午後から大雨となった。
9月22日カシミールでの軌跡図
9月22日カシミールでの軌跡図
翌朝、空が明るくなってきたので出発。
後ろの建物は、水洗トイレ。
翌朝、空が明るくなってきたので出発。
後ろの建物は、水洗トイレ。
前鬼山お堂前を通過。
前鬼山お堂前を通過。
無人宿泊所前にあるモダンな建物の中に公衆電話あり。
スマホは入らないので緊急連絡には重要です。
無人宿泊所前にあるモダンな建物の中に公衆電話あり。
スマホは入らないので緊急連絡には重要です。
公衆電話ボックス内に張られていた行方不明者の遭難依頼のポスター。令和2年7月24日遭難とある。二か月前のことで胸が痛む。30m先が登山口。
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公衆電話ボックス内に張られていた行方不明者の遭難依頼のポスター。令和2年7月24日遭難とある。二か月前のことで胸が痛む。30m先が登山口。
ここが登山口です。
ここが登山口です。
前鬼山お堂の裏
石段の道は宿坊跡への道です
石段の道は宿坊跡への道です
宿坊跡に来ると奥駆道の標識あり。
宿坊跡に来ると奥駆道の標識あり。
トチの木、巨木の森。いい感じです。
トチの木、巨木の森。いい感じです。
853階段の始まりです。
853階段の始まりです。
白谷沿いに階段あり。雰囲気が良いので疲れも忘れる。
165cmの身長には、適当な高さです。
白谷沿いに階段あり。雰囲気が良いので疲れも忘れる。
165cmの身長には、適当な高さです。
アーチ形の巨木。横から芽を出し生きている。
アーチ形の巨木。横から芽を出し生きている。
二つ岩。33番目の靡(なびき)。二つ岩(両童岩)です。
仙人が舞う地とされる。
この岩の舞台の間からは、釈迦ケ岳とその山腹に広がる五百五百羅漢の岩塔群が望めるとあり。
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二つ岩。33番目の靡(なびき)。二つ岩(両童岩)です。
仙人が舞う地とされる。
この岩の舞台の間からは、釈迦ケ岳とその山腹に広がる五百五百羅漢の岩塔群が望めるとあり。
大峰縦走線歩道の標識が二つ岩に建つ。
大峰縦走線歩道の標識が二つ岩に建つ。
太古の辻。奥駆道に出る。反対側は天狗山方面へ
太古の辻。奥駆道に出る。反対側は天狗山方面へ
太古の辻。背景に大日岳。
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太古の辻。背景に大日岳。
大日岳分岐。
鎖の岩場、少し登ったが鎖が今一危険状態。天気も良くないのでバック。若い山男は既に登ったようだ。
鎖の岩場、少し登ったが鎖が今一危険状態。天気も良くないのでバック。若い山男は既に登ったようだ。
分岐から見た大日岳。
分岐から見た大日岳。
聖天森。草原で明るい。
聖天森。草原で明るい。
聖天森。大峰らしいいい雰囲気だ。
聖天森。大峰らしいいい雰囲気だ。
深仙小屋の横に立つ枯れた大木シはシンボル。
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深仙小屋の横に立つ枯れた大木シはシンボル。
深仙小屋。
小屋の中で昼食をさせてもらう。
食べたものが悪かったのか、間もなく下痢連発。この先は水を飲まずに前鬼まで我慢した。
小屋の中で昼食をさせてもらう。
食べたものが悪かったのか、間もなく下痢連発。この先は水を飲まずに前鬼まで我慢した。
頂灌堂。この横から千丈平(かくし水あり)経由で釈迦ケ岳への道あ。り
頂灌堂。この横から千丈平(かくし水あり)経由で釈迦ケ岳への道あ。り
上から見た深仙小屋周辺の景観。
上から見た深仙小屋周辺の景観。
笹群生の道。
足元は全く見えません。ズボンびしょ濡れ。スバッツをしていなかつたので靴の中まで水びたし。
足元は全く見えません。ズボンびしょ濡れ。スバッツをしていなかつたので靴の中まで水びたし。
太尾道との分岐。
太尾道との分岐。
奥駆道標識。釈迦ケ岳までもう少しだ
奥駆道標識。釈迦ケ岳までもう少しだ
釈迦ケ岳。前鬼から5時間で到着。
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釈迦ケ岳。前鬼から5時間で到着。
お釈迦さま有難うございました。
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お釈迦さま有難うございました。
今にも雨が降ってきそうな気配。
今にも雨が降ってきそうな気配。

装備

個人装備
スマホ 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

<前書き>
大峰・釈迦ケ岳へは、西側の太尾登山口から登るコースと東側の前鬼から登るコースがある。
太尾登山口から登るコースは、標高差が少なく眺めが良いので人気コースである。
2017年8月太尾登山口から初めて登頂した。登山口まで車で来たが、道路も整備されていた。
この日は、天気予報に反し晴れることはなく展望の良い尾根筋に出てもガスに覆われ何も見えなかった。
釈迦ケ岳からその先の孔雀岳まで歩いたが、ガスで視界が悪かった。
感覚的には大峰らしさを感じたが、何か物足り差が残る山行きでした。

今回は、奥駆道の前鬼から登ることにした。
昭文社地図の登山タイムでは、上り(小中坊〜釈迦ケ岳まで)4時間程度。下りも3時間弱。合計で7時間となっている。
休憩を入れると約8〜9時間程度のコースである。
(但し、車止めから登るとなると+1時間必要)
山レコなどの記録を見ると、階段が853段あり。
これは、足腰に負担がかかりそうだ。
更に岩場や笹の海も存在し、急登の連続で緩むところがない健脚コース  と書かれている。
人生下り坂の自分(81才)にとっては、リスクのある山行きになりそう  だ。そんなときは、尊敬する登山家三浦雄一郎氏のことを思い励みにし ている。
彼は、心臓手術しているにもかかわらず80歳でエベレスト登頂に成功 し今も海外のハードな山行きに挑戦されていると聞く。
彼のアドバイスは、老人になったらマイペース(ゆっくり)で歩くことが 長持ちの秘訣と語っている。

前鬼はかなりの山奥で交通の便が悪すぎる。
 前鬼林道も長くて風が吹けば通行止めになることもあるとか。
 まぁ登山口へ来るまでが大変なようです。(前鬼管理人の話)
車利用のレポを拝見すると、
前夜、自宅を出発し何処かで仮眠をとり。
 早朝、前鬼林道終点へ車を留め出発するパターンが多い。
(林道終点に登山届ボックスあり、10台位駐車可能)
自分は、暗い夜道や狭いカーブの多い長距離林道を走るのが苦手なので
小仲坊へ前泊することにした。
 
<小中宿坊で前泊> 
行者の宿坊ではあるが、一般の人も泊まれる。
畳が敷かれた大広間が二つ。
 広い縁側を挟んで障子に仕切られている。お寺の同じ建て方である。
驚いたのは、水洗トイレ(チップ制[)である。
 都会にあるものと同じようなで設備でした。
ふとん・毛布・枕は自分で敷き、ゴハンが出来たら自分で取りに行くセ ルフサービスである。
ごはん味噌汁シャケ豆腐など質素であるがおいしいかった。
 特にごはんと味噌汁とたくわんが良い。
今日の泊は、大阪から来た家族(4人)と弥山から縦走してきた老人と自  分で6人である。
大阪の幼児二人のあどけない動きに五鬼助さん夫婦も孫可愛がりのよう だ。兎に角、楽しい雰囲気でした。
8時過ぎ、消灯。9時には真っ暗闇となる。
ヘツドランプを付けトイレへ。蛍光灯が明 かりすぎるほど明るい。
空を見ると星は出ていたが、翌日はこれに騙された。
  辺りには動物らしき鳴き声も聞こえた。
●宿料金ーー一泊二食8000円。弁当500円
無人宿泊所ーーー通年4000円布団あり
●電話――土・日・祝のみ営業。07468-5-2210(小仲坊現地)
    平日072-834-1074(五鬼助義)
●携帯電話ー繋がりません。
公衆電話あり。(10円玉用意のこと) 
 
<山レポ>
▲お天気
3日前の天気予報では、降水確率20%曇り晴れ。
当日の天気は、釈迦ケ岳(10時40分着)では曇りで視界なし。
 11時半頃から雨となる。
低気圧が予定より早まり急速に悪化したようです。

▲ 小仲坊〜ふたつ岩(l両童子岩)
4時30分起床。5時10分朝食。
ベッドを付けなくても歩けるようになって5時40分出発する。
トイレの前を通り、前鬼山観音お堂の裏にある石段の参道から入る。
かつての宿坊跡を過ぎると巨木が生い茂る原生の森の中を通るルー    トとなります。
白谷沿いに853階段を上がっていく。
  身長167cmには適当な高さであった。
二つ岩手前で853段は終了する。
往きはよいよいで歩けたがーー帰りは、大雨で階段が濡れ滑りやす   い。二度も滑ってしまった。(木製なので滑り台のようになる)
  滑ると大怪我をする恐れもあり。下りは、要注意です。
突然、アクシデント発生。
  深仙の宿(復路)で弁当を食べた。
暫くしたら、腹具合が悪くなり下痢 が止まらない。
  水を飲むと直ぐ下るので、小仲坊まで水を飲まずに歩いたので
苦しい道程でした。下りは、ノロノロ歩きでペースダウン時間がか   かった。小仲坊で30分ほど休憩したら腹具合は収まり普通に歩けた。

▲太古の辻〜釈迦ケ岳
尾根筋の道となる。ここから釈迦ケ岳へは、行者の道となる。
見通しの良い斜面の小岩場に来て上か下か迷う。
  岩に書かれている〇印やテープもない。
一見、下の道が正解に見えるがこれは間違い。
他のところでは、ロープや鎖は幾つか出てくるがここには何もない。
  後ろから追いかけて来た人が、下は行者道と云っていたが?
一旦下に降りると戻るのもかなりの体力を使う。
初めて来る者の無知さを味あう。
覆い茂った低い笹の群生道に来ると笹が濡れていた。
  ズボンの下はベタベタです。
  復路は、雨が激しくなり靴の中まで侵入してきた。
深仙の宿は、雰囲気の良いとこでろです。
小屋の中で昼食をとらせていただきました。

10時50分、釈迦ケ岳へ到着した。往路は5時間かかった。
山頂には、二組グループ(4人)が休憩していた。
曇っていて遠くは見えない。今にも雨が降り出しそうな雲行きです。
太古の辻でご一緒した若い山男。
低気圧が、急速に接近しているので午後からは雨と教えてくれた。
彼は、大日岳へ登り弥山へ向かうと言っていた。
大日岳へ寄り道したので後ろにいたが、
  深仙の宿で追い抜かれた。
  釈迦ケ岳には彼は(健脚なので)もういなかった。

▲感想
今回も、天気予報が外れ曇りと雨でした。とても残念。
復路、突然の下痢で苦しみました。水も飲まずポチポチ歩きで何と   か無事下山できました。
小中宿坊で出会った人やご五鬼助さんの話も印象に残りました。
再度、ここに泊り大峰の釈迦ケ岳を目指したいとの思いを強くしまし  た。

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前鬼より地蔵岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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