前鬼から釈迦岳
- GPS
- 10:29
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 10:13
天候 | 曇り雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 前日、前鬼の小中坊に泊まる |
写真
装備
個人装備 |
スマホ
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
<前書き>
大峰・釈迦ケ岳へは、西側の太尾登山口から登るコースと東側の前鬼から登るコースがある。
太尾登山口から登るコースは、標高差が少なく眺めが良いので人気コースである。
2017年8月太尾登山口から初めて登頂した。登山口まで車で来たが、道路も整備されていた。
この日は、天気予報に反し晴れることはなく展望の良い尾根筋に出てもガスに覆われ何も見えなかった。
釈迦ケ岳からその先の孔雀岳まで歩いたが、ガスで視界が悪かった。
感覚的には大峰らしさを感じたが、何か物足り差が残る山行きでした。
今回は、奥駆道の前鬼から登ることにした。
昭文社地図の登山タイムでは、上り(小中坊〜釈迦ケ岳まで)4時間程度。下りも3時間弱。合計で7時間となっている。
休憩を入れると約8〜9時間程度のコースである。
(但し、車止めから登るとなると+1時間必要)
山レコなどの記録を見ると、階段が853段あり。
これは、足腰に負担がかかりそうだ。
更に岩場や笹の海も存在し、急登の連続で緩むところがない健脚コース と書かれている。
人生下り坂の自分(81才)にとっては、リスクのある山行きになりそう だ。そんなときは、尊敬する登山家三浦雄一郎氏のことを思い励みにし ている。
彼は、心臓手術しているにもかかわらず80歳でエベレスト登頂に成功 し今も海外のハードな山行きに挑戦されていると聞く。
彼のアドバイスは、老人になったらマイペース(ゆっくり)で歩くことが 長持ちの秘訣と語っている。
前鬼はかなりの山奥で交通の便が悪すぎる。
前鬼林道も長くて風が吹けば通行止めになることもあるとか。
まぁ登山口へ来るまでが大変なようです。(前鬼管理人の話)
車利用のレポを拝見すると、
前夜、自宅を出発し何処かで仮眠をとり。
早朝、前鬼林道終点へ車を留め出発するパターンが多い。
(林道終点に登山届ボックスあり、10台位駐車可能)
自分は、暗い夜道や狭いカーブの多い長距離林道を走るのが苦手なので
小仲坊へ前泊することにした。
<小中宿坊で前泊>
行者の宿坊ではあるが、一般の人も泊まれる。
畳が敷かれた大広間が二つ。
広い縁側を挟んで障子に仕切られている。お寺の同じ建て方である。
驚いたのは、水洗トイレ(チップ制[)である。
都会にあるものと同じようなで設備でした。
ふとん・毛布・枕は自分で敷き、ゴハンが出来たら自分で取りに行くセ ルフサービスである。
ごはん味噌汁シャケ豆腐など質素であるがおいしいかった。
特にごはんと味噌汁とたくわんが良い。
今日の泊は、大阪から来た家族(4人)と弥山から縦走してきた老人と自 分で6人である。
大阪の幼児二人のあどけない動きに五鬼助さん夫婦も孫可愛がりのよう だ。兎に角、楽しい雰囲気でした。
8時過ぎ、消灯。9時には真っ暗闇となる。
ヘツドランプを付けトイレへ。蛍光灯が明 かりすぎるほど明るい。
空を見ると星は出ていたが、翌日はこれに騙された。
辺りには動物らしき鳴き声も聞こえた。
●宿料金ーー一泊二食8000円。弁当500円
無人宿泊所ーーー通年4000円布団あり
●電話――土・日・祝のみ営業。07468-5-2210(小仲坊現地)
平日072-834-1074(五鬼助義)
●携帯電話ー繋がりません。
公衆電話あり。(10円玉用意のこと)
<山レポ>
▲お天気
3日前の天気予報では、降水確率20%曇り晴れ。
当日の天気は、釈迦ケ岳(10時40分着)では曇りで視界なし。
11時半頃から雨となる。
低気圧が予定より早まり急速に悪化したようです。
▲ 小仲坊〜ふたつ岩(l両童子岩)
4時30分起床。5時10分朝食。
ベッドを付けなくても歩けるようになって5時40分出発する。
トイレの前を通り、前鬼山観音お堂の裏にある石段の参道から入る。
かつての宿坊跡を過ぎると巨木が生い茂る原生の森の中を通るルー トとなります。
白谷沿いに853階段を上がっていく。
身長167cmには適当な高さであった。
二つ岩手前で853段は終了する。
往きはよいよいで歩けたがーー帰りは、大雨で階段が濡れ滑りやす い。二度も滑ってしまった。(木製なので滑り台のようになる)
滑ると大怪我をする恐れもあり。下りは、要注意です。
突然、アクシデント発生。
深仙の宿(復路)で弁当を食べた。
暫くしたら、腹具合が悪くなり下痢 が止まらない。
水を飲むと直ぐ下るので、小仲坊まで水を飲まずに歩いたので
苦しい道程でした。下りは、ノロノロ歩きでペースダウン時間がか かった。小仲坊で30分ほど休憩したら腹具合は収まり普通に歩けた。
▲太古の辻〜釈迦ケ岳
尾根筋の道となる。ここから釈迦ケ岳へは、行者の道となる。
見通しの良い斜面の小岩場に来て上か下か迷う。
岩に書かれている〇印やテープもない。
一見、下の道が正解に見えるがこれは間違い。
他のところでは、ロープや鎖は幾つか出てくるがここには何もない。
後ろから追いかけて来た人が、下は行者道と云っていたが?
一旦下に降りると戻るのもかなりの体力を使う。
初めて来る者の無知さを味あう。
覆い茂った低い笹の群生道に来ると笹が濡れていた。
ズボンの下はベタベタです。
復路は、雨が激しくなり靴の中まで侵入してきた。
深仙の宿は、雰囲気の良いとこでろです。
小屋の中で昼食をとらせていただきました。
10時50分、釈迦ケ岳へ到着した。往路は5時間かかった。
山頂には、二組グループ(4人)が休憩していた。
曇っていて遠くは見えない。今にも雨が降り出しそうな雲行きです。
太古の辻でご一緒した若い山男。
低気圧が、急速に接近しているので午後からは雨と教えてくれた。
彼は、大日岳へ登り弥山へ向かうと言っていた。
大日岳へ寄り道したので後ろにいたが、
深仙の宿で追い抜かれた。
釈迦ケ岳には彼は(健脚なので)もういなかった。
▲感想
今回も、天気予報が外れ曇りと雨でした。とても残念。
復路、突然の下痢で苦しみました。水も飲まずポチポチ歩きで何と か無事下山できました。
小中宿坊で出会った人やご五鬼助さんの話も印象に残りました。
再度、ここに泊り大峰の釈迦ケ岳を目指したいとの思いを強くしまし た。
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