剱岳 成城大ルート・チンネ左稜線・�妻�フェースなど

2011年08月05日(金) ~ 2011年08月10日(水)

• GPS: 128:00
• 距離: 38.4km
• 登り: 5,759m
• 下り: 5,761m

感想

セラック

青春18きっぷで鈍行で移動したため初日は雷鳥沢まで
2日目真砂ロッジまで、登攀具・幕営用具は重いですね。
3日目�妻�AフェースとCフェースを1本ずつ
4日目チンネ左稜線へ
登っている最中に登山客2名がこちらに来て遊び半分に触っていたスノーブリッジが崩壊したようで、1名がそれに巻き込まれたよう
その救助のため登攀を3P目終了点で断念
懸垂下降で取り付き迄下りたときは会話が出来て大丈夫かなと思ったが、急に容態が悪化する。目立った外傷がないので人工呼吸と心臓マッサージなど応急処置を施すも20分程度で死亡してしまった。残された仲間に代わり警察を呼び、ヘリで到着した警備隊の誘導とその後の遺体の搬送の手伝いをする。
時間も時間だったのでチンネの登攀は諦めてBCへ戻る。
山岳のレスキューに携わるのは初めてでもないし、その過程で人が亡くなる経験をしたのも初めてではない。18歳のときにある事故に巻き込まれてから毎年数件はこのようなことを経験していた。思えば自分が力に拘るようになったのも死にゆく仲間に何もできない無力な自分を呪ったからだろう。
5日目　4日目の帰りに真砂に着く直前で大雨が降り出す。岩の状態が微妙であったので休養日にする。
6日目パートナーの希望で成城大ルートに　途中トラバースのピッチがやばかった…。トポ図には硬くて快適な登攀が楽しめるとあったが風化した花崗岩の足元が崩れていく感じは快適と言えるのか？登攀終了後は源次郎尾根辿って本峰まで
7日目室堂まで