順尾山、大倉山、赤堂山、月ヶ原山(富山石川県境)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,208m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:17
天候 | 晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
砺波・福野方面からまずは福光を目指します。 福光駅前で国道304号に合流してからはそのまま道なりに行き、南砺警察署の交差点を過ぎて次の交差点で右折して県道289号に入ります。3キロほど進むと二股の分かれ道があり右が刀利、左が臼中の道路標識がありますので右に入ります。また2キロほど進むと突き当りになり(福光温泉の宣伝看板があります)左折して県道10号に入りそのまま道なりに行くと刀利ダムへ行きます。 ダムからは堤を通って石川県方面に向かいます。県境付近に左へ入る林道があります。地図上では登山口へつながっていて出入口付近の目視では行けそうな感じでしたが、途中でどうなっているかわからないのとネット上にアクセスの記録がないので行くのは止めておきました。 石川県に入って横谷町の集落に入ると道路沿いに民家がありますので通過したらすぐに左へ入る林道があります(林道順尾山線)。林道は最初の分岐を左に行くことに注意していれば自然と終点の登山口まで行くと思います。林道終点の駐車スペースは6,7台ぐらいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当日の状況です。 全般的な注意です。 登山口標高が806m、月ヶ原山が1169mなので単純標高差が小さいのですがアップダウンがたくさんあって累積標高差は1200mほどになります。 登山届ボックスの類はありません。 登山口〜順尾山 歩きやすいハイキング道です。順尾山手前に桃ノ木道の分岐があります(案内図があるので間違わないと思います)。 順尾山〜大倉山 アップダウンが少しきつくなってきます。 順尾山からしばらくすると浅犀みくまりの道分岐があります(案内図あり)。 大倉山先に分岐があり、右へ行くと展望台です。一見の価値あると思いますので悪天候でない限りは素通りせずに行った方が良いかと思います。 大倉山〜赤堂山 前半は進路が東向きに変わり左に医王山を見ての歩行です。痩せ尾根の部分があります。 988ポイントに要注意箇所があります。小矢部川方向へ降りていく明確な踏み跡があるので復路は注意です(自分は往路でその踏み跡を見落として復路で大倉山展望台の分岐と間違えて思い込み展望台に到着しないので戻ったりして時間を浪費しました)。この踏み跡については感想欄でもう少し言及します。 988ポイントの先に標高990mのピークがあり、あがりこのブナがあります。横のブナに赤堂山の山頂票がありますがこれは間違いです(訂正、どうやらこれは方向板のようです)。体感的にはちょうどのところにあるので騙されますが山頂はもう少し登ったところにあります。 赤堂山〜1129ピーク ここから先は藪っぽくなりますが道をロストするほどではありません。 今回の山行に核心部があるとしたらこの区間、最初は緩く降りますが途中で急降下になります。登り返しも最初は急登です。復路はこの区間でへばります。1129ピーク付近は道がくねくねしていますが要所にマーキングがあるので大丈夫かと思います。 1129ピーク〜月ヶ原山 途中の1100mあたりのピークに下小屋からの登山道合流点があります。往路では気づきにくくて復路ではそちらの道の方がはっきりしているため誘いこまれる危険があります。要注意。月ヶ原山の山頂部序盤、東側に切り開きがあってそこが山頂かと錯覚しますがもう少し奥の三角点が山頂です。このあたりも道がくねくねしていますがマーキングがあるので大丈夫かと思います。 |
写真
装備
備考 | 行動食 おにぎり4個、パン3袋、フルグラでパン1袋とフルグラが余りました。前日の夕食を多めに食べていたのが良かったかもです。 飲料水 ハイドレーションに真水2.5l、ペットボトルに自家製エナジードリンク500mlで真水が1リットル、エナジードリンクが少し余るくらいでした。 ストック 持参しましたが使いませんでした。笹や枝をつかんだ方が安定すると思います。 |
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感想
この山域は行こうと思いながら後回しになっていました。今が適期だと思って挑戦しました。
ちなみに登山口までのドライブで迷いました。チェックしていなかった近道を辿って迷うという格好悪さでしたがなんとかなってよかったです。
山行についてはきついと感じました。アップダウンが精神的にダメージを蓄積させます(特に復路の登り返し)。
月ヶ原山の登山記録が下小屋ルート多数の理由がわかりました(笑)。
帰路、ヒガシミネの頭手前で先行者に追いつきそうになりました。鎌で笹を刈りながら歩いておられたのでhokekyoさんだと思い、追いかけましたがこちらも疲れていて距離が縮まりません。ようやく追いついて声をかけたところやはりhokekyoさんでした。そこからは下山までいろいろお話しながらの楽しい帰路になりました。
hokekyoさんによれば988ポイントの小矢部川方向への踏み跡は途中で藪になってしまうそうです。Mさんという方が切り拓かれた道なのですが藪になってしまっているとのことです。
それはともかく、登山道を整備してくださっている方々に改めて感謝です。
多子津山トライ覚書(残雪期は確定、誰が藪漕ぎなど・・・)
A案
おにくるみ登山口から往復(hokekyoさん推奨)。日帰りできるのではないかとのこと。下見登山はしておきたいので来期に下見。来々期にトライか。
B案
下小屋ルート往復。こちらの方が難度が高いか?
C案
今回のルートを1泊でやって距離を延長。その場合、幕営地は赤堂山より手前にすること。これはちょっとやる気が起きない。
D案
西赤尾から歩いてブナオ峠〜大門山〜多子津山。自分の脚力では1泊。hokekyoさんの意見では「おもしろくない」とのことだが自分的には有力候補。
臼中の山トライ覚書
スノーハイクに面白そうなので今後情報収集すること。
コメント
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いつもながらの詳細なレコありがとうございます。
分岐ですが・988から中河内の尾根、1100mコブから下小屋への道、どちらも以前にはよく踏み込まれていたようで消えるような感じがしません。
なので今の県境稜線よりも’道’として見えているので入り込むことが多いと思います。
標識があればよい所なのかも知れませんが、そこは登山者が判断して進むのが第一義だと思います。
私は笹刈のみで、余計なことはしないでも良いのではないかと考えています。
それが登山者の力量を高めることに成るのではないかと・・・
多子津山トライなどは登山道が通じていないから色々と考えるわけで、登山を考えさせる良い山があちこちに残るのも良いことだとは思います。
hokekyoさん>
コメントありがとうございます。
登山道の整備もありがとうございます。hokekyoさんはじめ、関係者の尽力によって維持されているルートを使って登らせていただきました。
>私は笹刈のみで、余計なことはしないでも良いのではないかと考えています。
それが登山者の力量を高めることに成るのではないかと・・・
そういう側面はあると思います。今回、1100ピークの合流点(分岐)は事前の下調べで知っていたので往路時点でチェックできましたが988ポイントは下調べで出てきませんでした(調査不足なのかもしれませんが)。
これに往路で分岐の存在を見落としたことと、復路での思い込み(「次に分岐が出てきたら大倉山展望台分岐だ!」)が重なってちょっとした彷徨状態になりましたが問題の箇所に戻って踏み跡が完全に小矢部川方向へ降下しているのを確認したこと(方向が臼中の山塊を目指している時点で往路にこんな所を登ってきているわけがないし、自分の考えが正しければ大倉山山頂がすぐにあるはず)で誤った思い込みを正すことができました。
今回の件で、判断ミスからのリカバリー力がわずかですが上昇したと思います。というか自分は山慣れしていると思っていてもこんな初歩的な判断ミスをやらかすのですね。
>多子津山トライなどは登山道が通じていないから色々と考えるわけで、登山を考えさせる良い山があちこちに残るのも良いことだとは思います。
そうですね。難しい山だと「どうやって登ろうか(季節は、ルートは)?」と考えるのも自分としては楽しみの一つです。
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