記録ID: 2818681
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科
【八ヶ岳】美濃戸口から行く冬季阿弥陀岳〜中岳〜赤岳
2020年12月26日(土) [日帰り]
山梨県
長野県
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 06:43
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:25
距離 18.5km
登り 1,851m
下り 1,821m
15:22
ゴール地点
天候 | 天気:麓では概ね晴れ、稜線上はガスまみれ 気温:朝の美濃戸口で−5℃、御小屋岳で−10℃、阿弥陀岳〜赤岳の稜線上で−14〜−15℃、行者小屋で−8℃ 風:稜線上では西の風強く(8〜15m/s)、2500mから下は穏やか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は八ヶ岳山荘にて提出。 今回行ったピークのうち阿弥陀岳についてはどこから登る場合でも雪の付いた急斜面を登下降するため危険度は高い。特に阿弥陀岳ー中岳のコルへの急斜面は断崖に近い角度であり雪質によってはカナリの危険を伴うため安易に行くようなところではないと感じた。 以下に個別の状況を。 美濃戸別荘地の道路から積雪ありだが乾いた雪のためスリップはしづらい状況。御小屋尾根登山道は不動清水までは積雪5〜15cm位で傾斜も緩く快適なハイキング。 不動清水からは阿弥陀岳はかなりの急斜面で積雪30〜50cm位の新雪で12本爪アイゼン&ピッケル装着。 阿弥陀岳から中岳の間は積雪50〜70冂度だが、特に阿弥陀岳から中岳のコルへ降りる超急斜面にフカフカ&コナコナの新雪という状況だったうため、ズルズル崩れて最大限の注意が必要だった。 中岳から赤岳へは、風の影響なのか雪は少なくザレた地肌が露出しており、アイゼンを引っ掛けて転ばないように気をつける必要がある。 阿弥陀岳から赤岳間の稜線上は風が強く気温も−15℃前後のため厳冬期の装備が必要。自分はバラクラバとゴーグルをせずに通過したが顔が痛くてナカナカに辛かった。 稜線への登下降は全般に新雪フワフワな状況だったためホールドがままならないことがあり緊張を強いられた。この部分のみ気をつければ、あとは乾いた雪質の快適なハイキングが楽しめる。 |
その他周辺情報 | 道中、赤岳頂上山荘と展望山荘は休業中。行者小屋は休業中だがテント泊はできる。麓の八ヶ岳山荘、赤岳山荘、美濃戸山荘の3つは開いてました。 |
写真
感想
2020-2021ウインターシーズンの始まりにして、恐らく今年最後となるハイキングに選んだのは八ヶ岳連峰。前の週に今シーズン最初の寒波がやってきた後という状況でそれなりに雪はあるだろうという見立てで臨んだ。
終わってみると想像以上に消耗が大きかったハイキングだった。これは普段の無雪期としっかり積雪している時とでは、体の使い方(アイゼン歩行等)が違うこと、寒さによる肉体のこわばりがあること、危険性が高まる積雪期ハイクの緊張感…などなどが考えられる。これらは鍛えるというより慣れによることが大きいのではと思う。定期的に雪山に臨んで経験を積んでいきたい。
眺望には恵まれなかったものの、個人的には緊張感のあるヒリヒリした冬山らしいハイキングで満足だった。
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
御小屋尾根でご一緒しましたね。
私は阿弥陀岳山頂の少し下で食事をして、赤岳には行かずに、阿弥陀岳中央稜にておりました。お疲れ様でした😊
こんばんは。コメントありがとうございます! 眺望は残念でしたが実に素晴らしい山でした! 私は一応予定通りの山行となりましたが、ヒリヒリするもする山行でした😅良いお年をお過ごしください!
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