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Yamareco

記録ID: 282228
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

瑞牆山

2013年03月30日(土) ~ 2013年03月31日(日)
 - 拍手
nanaibashi その他6人
GPS
32:00
距離
5.3km
登り
812m
下り
800m

コースタイム

八王子07:45
須玉IC09:30
瑞牆山荘11:08
富士見平12:30
瑞牆山頂15:00
富士見平17:17
瑞垣山荘17:45
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
コース状況/
危険箇所等
富士見平から先は凍結しています。
途中一部凍結していない道がありますが、頂上付近は凍結していました。
ただし、しっかりしたトレッキングシューズと、6本歯アイゼンなら大丈夫でしょう。10本歯だと逆に岩や木に引っ掛かる気がします。
2013年03月30日 11:32撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 11:57撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 12:02撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 12:02撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 12:37撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 13:12撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 14:22撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 14:27撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 14:36撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 14:36撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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2013年03月30日 15:39撮影 by  Canon PowerShot A495, Canon
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撮影機器:

感想

めんどくさいやつ。と、言われそうですが、私は怖いものが嫌いです。

お化けや物の怪、幽霊のたぐいが一切苦手です。そういう話をされると、すぐに鳥肌が立ちます。

何のことかと申しますと、先日行った瑞牆山登山のことです。

 1月に安達太良に行った際、次はどこ行く?ということで名前が挙がったのは甲武信ヶ岳でしたが、3月末は営業していないことが判明。そこで、比較的近くて雪もある山を、ということで決めたのが、奥秩父の名峰・瑞牆山(2,230m)と金峰山(2,599m)。

 起点となる瑞牆山荘から50分ほど上がったところにある富士見平小屋が、ちょうど二つの山への分岐点となるので、ここに小屋泊まりを計画しました。

 ところが、この小屋にはいわくがあったのです。何を隠そう、30年前に殺人事件があり、その後から、不思議な怪奇現象が起こるといういわくです。

 それを知った時から、どうにもこうにもこの小屋に泊まるのは嫌になり、ちょうど小屋に電話したら登山予定日は早々に下山してしまうため宿泊できませんと言われたことを勿怪の幸いとして、ベースキャンプを瑞牆山荘にしたのでありました。

3月30日朝7時半、八王子でレンタカーを借りて出発したのは、KTM山登りの会の面々。今回はぼっかさんと惰性人さんが初参加。その他おとみさんのマイミクさんがお二人(ひとりは富山から参加して瑞牆山荘で合流)。

渋滞に巻き込まれることもなく、ほぼ予定通り10時45分、瑞牆山荘に到着。そこから50分ほどでうわさの富士見平小屋につきました。
でも、勝手に頭の中で作り上げたおどろおどろしいイメージとは異なり、実際はとてもきれいで快適そうな小屋でした。ホームページによると、その事件後、すっかり打ち捨てられ荒れ放題になった小屋を、今の小屋のあるじが一生懸命再建し、快適な小屋に生まれ変わったとのこと。

 ここでおとみさんとそのマイミクさんはテントを張ります。マイミクさんはテン泊しかしない方だそうで、おとみさんも付き合いでテン泊するそうです。よせばいいのに。

テント設営後、瑞牆山に向かって出発。ほどなく凍結した登山道が現れ、アイゼンなしでは難儀する道となりました。

12本歯アイゼンを装着し、ヨロイ武者のような「ガシャッ、ガシャッ」という音をさせながら、快適に凍った道を歩きます。

ところがしばらくいくと、凍っていない道に出ます。しかたがないので、アイゼンをはずして歩き出すと、またもや凍った道が出てきます。

頂上直下で再度アイゼンを装着しつつ、岩峰鋭い瑞牆山の山頂着が15時過ぎ。ずいぶん時間がかかりました。

頂上のすぐ下はすっぽり切れ落ちた断崖絶壁。なのに高度感がマヒしているおとみさんやリンダさんは、危なっかし岩場に腰掛けて「いい眺めだー」などとのたまっています。こいつらどっかおかしいよ。

午前中の快晴はどこへやら、山頂は既にガスが立ち込めているし、相当遅い時間になっていますので、とっとと下山。

この下山路がなかなか苦しめられました。なにしろアイゼンを付けたまま岩場を歩くのですから、飛び出た爪が、岩や木に引っ掛かって相当難儀。
一緒に歩いてたミドレンジャーも苦戦の様子。ちなみに彼は後日若くて爽やかな男の子だという理由だけで、半ば強引にKTMに入れられてしまいます。

なんだかんだで瑞牆山荘に帰着したのは、予想を大幅に遅れる17時45分。宿のオヤジが怒るのも無理はありません。

ちなみに瑞牆山荘は、山小屋というよりはペンション。清潔で快適な客室、豪華な夕食、やや狭いけど湯ったりつかれるお風呂など、とても快適なお宿でした。

今日のペースだと金峰山の頂上を踏むのは難しそうだし、天気も悪そうだからと、その夜は腹をくくって宴会で盛り上がりました。

いろんな話題で飲み、かつ笑い、そのうちお化けの話になり、それを打ち消し別の話題を持ち出し、なのに不思議とまたもやお化けの話に戻り、と延々くりかえするうちに、時間は夜中の2時。

いっときますが、山小屋で2時まで起きてることはほぼ絶対にあり得ません。なんせ朝が早いのですから。

ということで、翌日6時起きしましたが、もう完全なる二日酔い。

幸い(!)天気も悪いので、「今日は金峰山登山は中止にし、温泉浸かって帰ろうや!」と宣言するや、朝食もそこそこにあたしは一人で布団に戻ります。
他の4人は、富士見平のテン泊2人を迎えに、富士見平に登って行きます。

その後9時ごろみんな瑞牆山荘に戻ってきましたが、テン泊したおとみさんによると、やっぱり夜中にテントの周りをなにものかが歩きまわっていたそうです!

よかった!そんな目に遭わなくて!

あとは、おとみさんおすすめの「ほったらかしの湯」につかって山梨市の眺望を楽しみ、これまたおとみさんおすすめの天丼を堪能して、東京に戻ってきましたのでありました。

とはいえ、どうも帰りの車の運転、肩が凝ってしょうがありません。助手席のぼっかも、しきりに肩を揉んでいます。

これはもしかすると、もしかするのかもしれません。おとみさんたちに憑いた何ものかが、あたしたちに移ったのかも。

いやぁ、山ではお化けの話をしてはいけませんね。

写真左:うわさの富士見平小屋。実際は快適そうな小屋でした。
写真中:「オレアイゼンなんていらないもんねー」とのたまうおとみさん。
写真右:「岩の上で正座!」の罰を受けたリンダさん。

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