大菩薩峠と初日の出

2020年12月31日(木) ~ 2021年01月01日(金)

• GPS: 24:41
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,110m
• 下り: 1,030m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:56
• 休憩: 0:31
• 合計: 3:27

距離 7.3km 登り 1,068m 下り 64m

10:01 大菩薩峠登山口
10:06 雲峰寺駐車場
10:11 10:14 裂石登山口駐車場
10:21 10:23 丸川峠分岐駐車場
10:33 10:38 千石茶屋
11:55 11:59 上日川峠
12:20 12:21 福ちゃん荘
12:23 12:37 福ちゃん荘テント場
12:50 12:51 富士見山荘
12:54 12:55 勝縁荘
13:28 大菩薩峠

2日目

• 山行: 2:27
• 休憩: 0:06
• 合計: 2:33

距離 6.7km 登り 37m 下り 976m

8:08 大菩薩峠
8:32 勝縁荘
8:34 8:35 富士見山荘
8:45 8:46 福ちゃん荘
9:01 9:03 上日川峠
10:26 10:27 千石茶屋
10:35 10:36 丸川峠分岐駐車場
10:41 裂石登山口駐車場
10:41 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き…塩山駅 9:30発 大菩薩登山口行き → 大菩薩登山口バス停
帰り…大菩薩登山口バス停 11:57発 塩山駅行き → 塩山駅

コース状況／危険箇所等

裂石の大菩薩峠登山口から上日川峠へ至る道のりは落ち葉が厚く降り積もっている箇所が多々あり、膝までもぐる箇所もありました。
地面と思って足をおろすと意外と深くてびっくり、その下に隠れている岩や木の根などに注意です。
両側の盛り上がっている所に這い上がって歩いてみると踏み跡があったり消えたり、歩きやすいところをさがして進む感じでした。

その他周辺情報

大菩薩の湯はお正月休み、裂石温泉はコロナで宿泊のみ、ひがし荘は日帰り入浴営業中でした。

写真

上日川峠までのバスは冬季休みのため、裂石の登山口から出発。

帰りのバスは年末年始ダイヤ。
メモしておかなくては。

登山口に向かう途中にあるひがし荘さんが日帰り入浴営業中でした。
元旦も営業されているか聞こうと思ったら誰もおらず、開いていることを願って先へ進みます。

千石茶屋を通過。
積雪期に訪れると、この黒と赤の外観が白い雪に映えてとてもきれいです。

真っ青な空！
すばらしい。

落ち葉〜
めちゃくちゃ深いです。

両側の上がれそうな所を選んで進んでみると踏み跡らしきものがあったりして、気づかないうちに本来の登山道から外れて歩いた箇所もあるかも。

いったん舗装路に出ます。
ちょろっと登った所から山道に復活。

上日川峠のロッヂ長兵衛に到着。
ここまで登り2時間弱、すっかり「あーやれやれ」な感じです。

峠のお手洗いは開いていました。

介山荘を目指して再出発！

いつも左の山道一択なので、この日は舗装された林道を進んでみることに。

おー
すばらしく気持ちの良い景色。

福ちゃん荘が見えてきました。
結論：やっぱり山道が楽しい

風が強めで体も指先もカチコチに冷えきっていたので、福ちゃん荘で温かいコーヒーをいただきました。

唐松尾根と林道の分岐点。
風が穏やかだったら雷岩経由で介山荘もいいなーなんて考えていましたが、やや強めの風にあっさり断念、林道で介山荘へ直行です。

休業中の富士見山荘。

ここからの富士山がすばらしい。

静かに佇む休業中の勝縁荘。

山荘前の沢がカチコチに凍っていました。
勝縁荘とともに時間が止まってしまったような雰囲気。

穏やかな林道をゆるゆると登ります。

上を向けば歓声をあげたくなるほどの青い空。

青に佇む介山荘が見えてきました。

親不知ノ頭へ至る稜線。

大菩薩峠に到着。

小屋に入る前に富士山！

絶景を求めて峠をうろうろ

景色を堪能したので介山荘に入ります。
寒いし。

各所に置かれたストーブがありがたい。

食事はドアを開け放った部屋にグループごと、もしくは二人づつで席も互い違いにしてあり、いろいろと工夫されていました。
消毒液や除菌シートなども数カ所に設置あり。

夕食までのつなぎに、焼き立てよし、冷めてもよしのいがき餅でおやつタイム。
正式名称（？）はかんころ餅というそうですが、母親を含め周りの大人たちはいがき餅と呼ぶ、さつま芋と餅米で作られたおいしいやつです。

夕陽を撮影しに峠へ出ます。
様々な出来事を抱えたまま2020年最後の陽が暮れていく。

沈みゆく太陽と富士山。

夕陽はすっかり厚い雲の向こう側へ。

じりじりとシルエットになっていく富士山が美しい。

富士山アップ！

秋の登山再開から導入したシュラフ用インナーシーツ。
シーツ類を持参しなくても、小屋で使い捨ての枕カバーとシーツを200円で販売されているようです。

小屋入口ドアに張り付いた結晶（？）がかわいかった。

夕食は2〜3人前かなと思うほどてんこ盛りのサラダからはじまります。漬物なども含めほとんど手作りとのことでした。
夕食に付くお酒は、地酒か白ワインの二択。おいしかった！

山盛りのサラダを攻略しきる前に熱々うまうまのカレーが運ばれてきます。おかわり自由！
食事中の会話は控えて黙々とひたすらごはんに集中。

元旦の朝です。
気温-12度、風速18m/s予報で、もこもこダウンパンツの上にオーバーパンツ、フリースとソフトシェルともこもこダウンの上にオーバージャケットを無理やり着込んだ姿は、ほぼ南極観測隊。

親不知ノ頭のちょっと下から朝陽を待ちます。
ばりばり耳元を駆け抜けていく風の音と、しん、と静まりかえった空気のみで構成された、大好きな時間。

おお、きた！

初日の出！

はー
見事な日の出姿。

富士山の雲も取れてきました。

アップ！

熊沢山と初日の出。

朝焼けに染まる熊沢山と富士山。

大菩薩峠。
何もかもきれい。

小屋に戻って朝食です。
これまたごはんおかわり自由でお腹いっぱい仕様。

林道をどんどん下ってあっという間に勝縁荘。
沢は昨日と同じく、がっちり凍結中。

元旦らしい、気持ちの良い朝。

福ちゃん荘を通過。

帰りの上日川峠までの道のりは、山道を選択。

ロッヂ長兵衛は営業しているっぽかったです。
辺りは薪ストーブの暖かいにおいでいっぱい。

ロッヂ長兵衛の手前でこれをいただきました。
「単独登山厳禁」が守れていないです。
ごめんなさい…

駐車場からの景色。

裂石を目指して下ります。

落ち葉もりもり

落ち葉ラッセル

千石茶屋を通過。

リスくん明けましておめでとう。
今年もよろしくね。

大菩薩峠登山口バス停を目指してどんどんいきます。

丸川駐車場のゲート。

あ・い・て・る〜
ひがし荘さんの日帰り入浴は営業していました！
ありがたいお風呂でさっぱりして、のんびりと帰りました。

感想

suitosuito

初日の出を求めて、大菩薩峠の介山荘です。
今の時期に小屋泊まりで山、しかも東京から…と直前まで悩みつつ、仕事に追われ、再びの山自粛で我慢していた心が弾けて、行ってきました。
介山荘はしっかり工夫と対策と人数制限をされており、宿泊している他のお客さんたちも食事以外はマスク着用で静かにしている方が多く、助けられました。
日の出は荘厳で静かな姿がとても美しく、忘れがたい景色のひとつとなりました。

コメント

ぼっけもん

よか初日の出 ですね〜！！
suitosuitoさん、明けましておめでとうございます。
年を跨いでの大菩薩での Sunset & Sunriseとは、すばらしい企画ですね〜！しかも、仕事を頑張ってきたご褒美と言わんばかりの、最高のコンディションでの ＆ ♪　年明け早々、いいもの見せて頂きました
すばらしい企画と ＆一票です！
今年もsuitosuitoさんのレコ、楽しみにしています。どうぞご安全に！

suitosuito

よか初日の出でしたー
bokkemonさん、明けましておめでとうございます！
大菩薩峠からの初日の出、とてもきれいでした。
過去に見た日の出の中でも上位にくるくらい、見事でした。
bokkemonさんの、武蔵の森公園の初日の出もすてき！
深大寺のそばに、あんなに楽しげな場所があるとは知りませんでした。
しかも、離発着する飛行機が眺められると聞いては、「行かなくては！！」です。
今年も、それぞれのペースで大好きな景色にたくさん会えるといいなぁと、心から思っています。