鳶尾山・八菅山・仏果山・経ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 1,408m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:30
飛竜橋は塩川の滝直前に架かる橋。そこからVRに入り、上を走る林道に出ようとしたが岩壁高く撤退。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 上荻野車庫バス停より厚木バスセンター行き |
コース状況/ 危険箇所等 |
八菅山〜勝楽寺間は一部バリエーションルートを含みます。 一般登山道はよく整備されており快適。 地図は手動です。正確さにかける可能性あります。要注意。 |
その他周辺情報 | 西四ツ谷バス停そばにセブンイレブンあり。 |
写真
感想
初登りは丹沢山系最東端の一つからスタート。今年も西(丹沢)を目指すという気持ちを込めてここを選択。グーグルマップって便利。
鳶尾山には最古の一等三角点があり、なぜこんなところにという気にもなったのだが、ほんの小さく筑波山まで確認でき、確かに見晴らしのよさはなかなかだった。八菅山も含めて、東丹沢詳細地図には切れてしまって載っていないのがもったいない。
八菅山には何回か来ているが、初詣時期に来たのは初めて。神主さんや巫女さん、地元の長老らしき人がいていい雰囲気だった。ここで振舞いの甘酒をいただき喉をいやす。温かく甘さ控えめで美味しくてホッと一息。甘酒を飲みながら長老の話が聞こえてきて室町時代の古文書が云々。歴史がうかがえた。ラジオから流れてくる箱根駅伝の途中経過も気になる。
今日のメインはここからすこし先。東丹沢詳細図にギリギリ載っているのが中津川に接している先端部と破線のバリエーションルート。ここが使えると遠回りせずに経ヶ岳や塩川の滝方面に接続しやすくなるが、はたしてどうかがまず一つ。
ちょうど地図に載るか載らないかあたりを歩いていると、おじいさんが枯葉を集めて掃除している。するとその横から犬がこちらをめがけて一目さんに駆け寄ります。襲われる?と思う間もなく人懐っこい犬と判明、じゃれて欲しそう。それをみておじいさん、竹箒をもってこちらに「コラッ!」とにらみを利かせて近づいてきます。このコラッが犬に言っているのか、部外者が敷地に入っちゃいけないのか判別できず。新年早々あかん出来事に遭遇したかと思いきやそうではなく、どうもこの黒い柴犬、人をみると誰彼構わずじゃれたくなる性格らしく困ったものということ。あーびっくり新年早々。
軽く雑談をしてこの先行けますかねと聞いてみると、進入禁止って看板出てたよって言うので、じゃあそこまで行ってみますと挨拶して別れる。ゴルフ場へと続く道には確かに進入禁止の看板あり。でもそっちは行かない。
そんなこんなでバリエーションルートに入ると、昨年初めにはなかったピンクテープが多数貼ってあります。尾根に沿って進みすぎると最後は崖になっているので、途中で左折をしないといけないのだけど、ちょうどそれくらいのところでピンクテープに朱色の六角形の目印がぶら下がっているものがありました。このタイプのものは初めて見るもの。地元の人用なのかもしれない。それを探しながら西へ進むと北に木が切られてやや開けた感じのところと、そのまま西へ延びる尾根筋で選択に迫られます。ここで北へ降りていくとピンクテープこそないものの、六角形の目印が目立たない感じにぶら下がっていました。ここでも下に降り過ぎないように探しながら歩くとやや右方向に降りていき、杉林を抜けると電気柵の扉があります。扉には電流は流れていませんでした。そこを抜けると民家の間を通りけて道路に出て、少し行くと海底沢橋に出ます。
道なりに進むと半蔵門勝楽寺へ。R412にでて道なりにしばらく進む。右折して下ると塩川の滝入り口へ。
八菅修験の第五番の行所であり、愛川町のHPでは「奈良東大寺の別当良弁(べっとうろうべん)僧正がここに清流権現を祭ったとの伝承があります。」と書いてある。良弁と言えば大山にも良弁瀧があったはず。江戸時代は滝で水垢離してから登拝したそうだ。大晦日の午後に山納めとして大山寺と阿夫利神社下社にチャリで行ってきたが、滝なんて意識しなかったことは内緒。
塩川の滝はなかなかの迫力だった。丹沢にはこれ以上の滝は多数あるのだろうけど、当然ながら負けず劣らずといった感あり。展望のための階段もあり見やすい。
修験者はここで滝行をして、禊をして大山に目指したというが今日は仏果山を目指します。丹沢山系を東から眺めたくて。
滝を後にしてすぐ先にある橋を渡ると、左側に山に伸びる小道を発見。地図で確認するとこの上に半原峠へと延びる林道があるらしい。
小道を進み小川が二俣に分かれる手前で渡渉し、見上げると上に伸びる尾根に踏み跡らしき道がある。そこを急登すればこの先細尾根が続く。目印になるテープ類は一切なし。さああと少しで林道という手前で塩川の滝と同じくらいの高さの岩壁が出現。多少はさぐるが、登れる技術は当然ないため撤退。大幅なタイムロス。
来た道を戻り、R412を再び進みトンネルを越えて大きくUターンしながら登る。
その先のバス道路で犬の鳴き声が響いていてなんだろうと思ったら、シェパードのドッグランというのか訓練というのか、そういう施設の柵が道路に接してありました。横を通る際柵越しに10匹くらいのシェパードが吠えながらこちらに向かって来て威嚇。さっきの柴犬と違って目がまじで怖いっす。それに柵越えてくるんじゃないの?と思わせる高さが恐怖を誘う。丑年なのに犬と縁ある正月3日目。
何事もなく通り過ぎて、仏果山登山口へ。ここから先はよく整備された登山道歩き。
時間も押していて日暮れを意識した山行になったが、仏果山から経ヶ岳までの尾根では夕日に照らされた丹沢山系を満喫。ことしもよろしくお願いしますと丹沢の尾根にあいさつができました。
本年もよろしくおねがいします。
山の神様ほとけさま。皆々様。
滝飛沫 禊すませて 山はじめ
(滝飛沫・たきしぶき・は夏の季語 山はじめは新年の季語のため下の句に訂正。1月4日)
冬滝や 禊すましの 飛沫かな
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する