静かな残雪期の仙丈ヶ岳(※小仙丈ヶ岳まで)
- GPS
- 33:59
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
8:05 戸台駐車場→9:35 第二堰堤→12:00 「六合目コース通行禁止」看板 12:25→12:40 丹渓山荘跡→13:45 八丁坂を登り切ったところ 14:00→15:45 大平山荘 15:55→16:40 北沢峠→17:05 駒仙小屋テント場
■2日目
6:30 駒仙小屋テント場→6:55 北沢峠→9:30 5合目→10:00 6合目→11:05 小仙丈ヶ岳 11:50→12:35 5合目→ 14:25 北沢峠→14:35 駒仙小屋テント場
■3日目
6:45 駒仙小屋テント場→13:05 戸台駐車場
天候 | 1日目 晴れ、2日目 晴れ、3日目 雪→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■戸台駐車場〜丹渓山荘跡 長い河原歩き。 浅い渡渉が何度かある。雨の後など水量の多い時は困難かも。 ■丹渓山荘跡〜<八丁坂>〜大平山荘 丹渓山荘跡から本格的な登り。 八丁坂は数え切れないくらいの九十九折が繰り返されるが、勾配はそれほどキツくない。 坂を登り切ると森の中を緩やかに登り、最後のキツめの坂を登ると大平山荘に至る。 標高1800mあたりから積雪あり。 ■大平山荘〜北沢峠〜駒仙小屋テント場 森の中をいく近道はトレースがなかったため、遠回りになるが林道を通った。 林道は除雪されていた。 駒仙小屋テント場は冬季トイレ使用可能。 トイレはトイレットペーパーもあり、また夜間は点灯し、至れり尽くせり。 冬季小屋も使用可能。 沢の水もそのまま飲めた。 ■北沢峠〜仙丈ケ岳5合目(大滝頭) 3合目あたりまでは明確なトレースあり。 しかし、3合目より上部はルート不明瞭。 安易に他人の足跡をたどらないほうがよいかもしれない。 ■5合目〜6合目 森林限界を超える急な坂。 この時期、雪が湿気を含みアイゼンに絡みやすく、歯が立ちにくい。 特に下りで注意。コマメにピッケルで叩いて雪玉を落とすこと。 ■6合目〜小仙丈ケ岳 吹きっさらしの尾根道。 雪面が凍り付きガチガチでアイゼンもピッケルも刺さりにくい。 強風時は滑落に注意。 また、視界が悪いときはルートを外れないように。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
仙丈ケ岳。標高は3032m。
その優美で穏やかな山容から「南アルプスの女王」と呼ばれています。
無雪期はバスが北沢峠の登山口まで開通しており、そこから山頂までの標高差は1000mほどで十分に日帰りが可能なお手軽な3000m級のお山です。
遠くから眺める仙丈ケ岳も素敵ですが、山頂からの眺めも最高です。
なんといっても富士山と北岳の日本最高峰No1,2コンビが並んで見えます。
そして、甲斐駒ケ岳、鋸岳、鳳凰三山の南アルプスの山々、遠くには中央アルプス、八ヶ岳、北アルプスも望めます。
以前、夏に登った時はかなりあっさりと登れてしまい、ちょっと物足りない気もしていたので、いつかは冬に登ってみたいと思っていました。
白い仙丈ケ岳も見てみたかったし。
そんなわけで、まだ北沢峠までバスが開通していないGW前の残雪期にチャレンジ。
戸台の登山口からテント担ぎで北沢峠まで向かい、駒仙小屋のテント場をベースとして仙丈ケ岳を往復する2泊3日の計画。
せっかくなのでご飯はリッチに、ということでまたまたお鍋と蒸篭(せいろ)も担いで上がりました。
結果は…、仙丈ケ岳まで辿り着けず、手前の小仙丈ケ岳までとなりました。
この季節の仙丈ケ岳を甘く見ていました。
まず、荷物が重い…
通常のテント泊装備に冬山装備(アイゼン、ピッケル、わかん)が加わり、冬用シュラフやダウン、さらに鍋や蒸篭、食材が加わって、ザックの重量は20kgを超えていたとみられます。
ガス缶を多めに持って行ったのも重荷になった。
そして、戸台の登山口から北沢峠までが長い。
標高差も1000mあり、1日目の北沢峠までのアプローチでかなりバテました。
肩も痛いし。
その疲れを引きずって、翌日の仙丈ケ岳アタック。
今度は雪の斜面に苦しめられました。
トレースも不明瞭で、道を見失いそうになりながらなんとか5合目到着。
この時点でコースタイムを1時間以上オーバーしていました。
5合目から上部は森林限界を超え、景色はよくなるのですが、強風が敵となります。
雪面はガチガチに凍っており、アイゼンが刺さりにくく、気を使います。
何とか小仙丈ケ岳(2855m)に到着。
ここから眺める白い衣装をまとった仙丈ケ岳は素晴らしい。
しかし、この距離を往復するのは体力的にも時間的にも厳しそう、ということで今回はここで引き返すことにしました。
小仙丈ケ岳からの景色も十分に素晴らしいです。
北岳、間ノ岳、甲斐駒、鋸岳、鳳凰三山の南アルプスの素晴らしいお山に囲まれ気持ちいい。
ゆっくりランチしながら景色を楽しみました。
3日目の朝は雪。
やはりこの時期でも標高2000m近くでは雪になるので油断ができません。
ただ、テントの中は暖かくて快適でした。
お楽しみのディナーは1日目はトマト鍋。
〆はご飯を混ぜて、チーズをかけてリゾットに。
おいしかった。
2日目は蒸籠で蒸し鍋。
バーニャカウダでおいしくいただきました。
ふっくらと膨らんだ肉まんが最高ですね。
今回は残念ながら頂上までたどり着けなかった残雪期の仙丈ヶ岳ですが、いつか行きたいと思います。
ちなみに、今回3日間山にいて、出会った人は2人だけでした。
静かなお山を堪能できました。
帰りは高遠でお花見。
すごい人だかり。
数分で数十人と出会いました。
私たちも13-14日で仙丈ケ岳へ行っておりました!
最終日の朝はあいにくのお天気だったようですが
土日はよいお天気でよかったですね!
コースタイムを拝見すると私たちが間違い尾根に迷い込んでお会いできなかったのではと思います。
GW前の静かな山を堪能できてよかったですね。
それと豪華な食事、トマト鍋に蒸篭でのお料理
素晴らしいです
ではまた素敵な山行を
kamehibaさん、はじめまして!
ヤマレコ拝見しました。
仙丈ヶ岳を1泊2日で登ったんですね!すごい!
私たちは2泊3日でのまったり行程でしたが、1日目は北沢峠でヘトヘトでした…
トレースがたくさんあって道に迷いやすかったですね。
小仙丈ヶ岳からの下りも足跡に沿って下っていると違う谷を下っていったので、GPSでなんとかルートを修正しました。
やっぱりお山でのご飯は楽しいですよね〜
これからもどんどんご馳走にチャレンジします!
ではでは、またどこかでお会いしましょう!
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