【笈ヶ岳(石川・1841m)】素晴らしい眺望と登山仲間との再会
- GPS
- 09:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 1,912m
コースタイム
中宮展示館駐車場 5:46(0:00)
大岩 7:00(1:14)
シリタカ山分岐 9:35(3:49)
笈ヶ岳 10:42(4:56)
<下り>
笈ヶ岳 11:33(0:00)
シリタカ分岐 12:09(0:36)
冬瓜山 12:41(1:08)
大岩 14:02(2:29)
中宮展示館駐車場 15:06(3:33)
天候 | 晴れ(好条件に恵まれました!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
〒920-2324 石川県白山市中宮オ−9 50台くらい停められます、無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト なかったと思います。 中宮展示館駐車場〜大岩 とにかく急登、ここが正念場だと思います。 大岩〜冬瓜平分岐〜冬瓜平〜シリタカ分岐〜笈ヶ岳 特に危険箇所はありません。 冬瓜平分岐〜冬瓜山〜シリタカ分岐 ほぼ垂直のロープ場 |
写真
感想
2013.04.28(日)
ゴールデンウィーク前半の山行は、
ここ数年、大日山、口三方岳が定番でしたが、
昨年初めて、登頂が残雪期に限られ登頂が難しいとされる笈ヶ岳へ行き、
白山山系や北アルプスを見渡せる眺望を楽しめました。
今年も天気予報は晴れ、駐車場までの道路も先週末開通したことだし、
「もう一度あの眺望を!」と思い行き先を笈ヶ岳にしました。
中宮展示館に着くと駐車場は8割ほど埋まっていました。
県外ナンバーも多くみられ知名度の高さを実感できます。
出発準備をしていざ出発。
蛇谷自然観察路を行くとトンネルを抜ける。
人間世界から自然への入り口のような気がします。
昨年、遅く出たために挽回しようと最初で頑張りすぎたため、
後半ペースが全く上がらずヘロヘロになった経験から、
右に開通を待っている白山スーパー林道を見ながら、
ゆっくり目を心がけて歩いていきます。
すると早速抜かされました。
その方は、自分(青)とは色違いの赤のヒップソリを
ザックからさげていました。
自分もヒップソリを持ってきたんで仲間がいたと思いました。
んー、それにしても、速い。
到底着いていけそうにはありません。
その姿を見て、一昨年夏に野口五郎岳で会い、
船窪小屋でご一緒した人を思い出しました。
そうそう、ヤマレコも紹介してもらったんだっけ。
そういえば、その人も全身赤だった。
自分はというと、黄緑が多い。
赤と黄緑、ムックとガチャピンか(笑)
アホなことを考えながらジライ谷へ。
野猿広場のたもとにある渡渉点では、
水量がまだ少なくあっさりを渡ることができました。
ジライ谷からいよいよ登りです。
直登に近い急登、木の根や岩盤があり、
ゆっくり目とは言え、確実にヘロヘロになっていきます。
急登と格闘すること1時間弱でようやく大岩です。
ここからは残雪尾根、振り返ると白山の大展望が拡がり、
テンションが上がります。
細尾根の雪は消えており、藪の中を上がっていきます。
登りきったところで冬瓜平と冬瓜山との分岐点ですが、
知らないうちに冬瓜平方面へ。
大きなブナ林の中に一本伸びたトレース、見上げると青空、
何とも神秘的です。
冬瓜平の登山道の上方にトラバース道がありました。
ひょっとしたら、バイパス?
そんな期待を抱きながら、足場の悪いトラバースを行くこと10分、
無情にも冬瓜平の鞍部に伸びていました(笑)
鞍部からの登り返しは地味にきつく、冬瓜山ルートとの合流点は遠く感じます。
時々、「つぼ足」ならぬ「つぼ顔」で
この辺りになると霧氷がついて、雲ひとつない空と重なると凄く絵になる。
と、絵心ゼロの自分ですら感じてしまいます。
合流点からシリタカ山の頂上部へ。
白山や目の前の笈ヶ岳を眺めながら小休憩していると、
ジライ谷の手前に追い抜いていった人に声をかけられました。
えっ,もしや?
一昨年お会いしたご本人(sakura0725さん)でした。
「またどこかの山でお会いしましょう」ってよく使いますけど、
本当に実現するとは!
偶然も偶然、こんなことってあるんですねー。
ここからは、赤と黄緑で笈ヶ岳を目指します(笑)
シリタカ山から大きく下って、笈ヶ岳の稜線へと上がる大きな登り返し。
久々の、しかも偶然の再会でテンションが上がり足取りも軽く感じます。
今年は雪が多いのか、尾根へ出る時の藪が雪に埋まっていました。
尾根へ出ると雪の壁が。
これは、帰り尻セードができる、
「今の苦しみは後の楽しみ」と思いながら一緒に登ります。
小笈ヶ岳を過ぎていよいよ笈ヶ岳の登りということころで、
sakura0725さんの足に痙攣が。
そういえば、「コムラケア」を持ってきたのを思い出して、
飲んでもらいました。
「コムラケア」、2月にキナバルに登ったときのこと、
同行していた人が持って使っていて、
すぐに効果が出て、これは良い!ということで装備品に追加したもの。
ただ、一度も使ったことがなかったのですが、
試しに飲んでもらいました。
5分くらいで復活。
「コムラケア」おススメです。
笈ヶ岳頂上は狭く、先客もいたので、
すぐ近くで昼食をとることに。
お湯を沸かしてカップラーメン。
トップバリュの「旨辛」
とにかく辛かったです。
おかげでお茶飲みまくりました。
笈ヶ岳からは白山の他、いろいろな山々を見渡すことができましたが、
白山周辺の地図しか持ってこなくて、
持ってきたGPSも使い方がイマイチ分からず、
同定がままなりません。
まあ、それでも、景色は抜群で、大展望に気分もピークに。
下山は、もちろん尻セードです。
あの苦しかった登りを尻でサーっと滑っていきます。
大の大人2人が、はしゃぎながらすべる光景はさぞかし、
周囲の景色に溶け込んだことでしょう。
そんなワケありません。
恐らく、浮きまくっていたと思います(笑)
シリタカ山へのしんどい登り返しを登って分岐点に着きました。
下山ルートは、sakura0725さんは冬瓜平経由で、
自分は冬瓜山経由で下りることとし、
ここで一旦分かれて駐車場で待ち合わせることに。
冬瓜山までは地味にしんどい登り、
気温の上昇で雪が緩んでいて、足がときどきとられるのが辛い。
問題は、冬瓜山のナイフリッジ。
中途半端に雪がついているものだから、よう歩けずに、
馬乗りになって進みました。
スノーブリッジも下は空洞になっていて恐々と歩きました。
過ぎたと思ったら、今度はほぼ垂直の岩下りで緊張感はピークに。
岩下りを過ぎるとやや急な残雪尾根の下り、
かかと落としで下るも、ザラ目状の雪で踏み固めてあるため、
ズズーッと滑ります。
冬瓜平ルートとの分岐点で、グループの方と行き会いました。
ジライ谷を渡りやすいように草刈りをしてくれたようで、
渡る場所も教えていただきました。
助かった!
昨年は渡り損ねて、帰りずぶ濡れになったので、そうならずに済む。
と言っても、尻セードのし過ぎで、既にビタビタでしたが(笑)
藪道、木の根の歩きにくい道を下り、
残雪尾根を経て大岩へ。
ここからが最後の正念場、途中木の根に足を滑らせてしまい、
踏ん張ろうとしたら、太ももに痛みが走りました。
ホントにヒーヒー言いながらジライ谷を目指しました。
野猿広場の上部を渡って無事に渡渉、濡れずに済みました。
駐車場でsakura0725さんと合流、
中宮温泉「木戸旅館」で汗を流しました。
旅館の方は気さくな方で、温泉もキレイで源泉掛け流し、
塩素臭は全くありませんでした。
胃腸の湯として知られ、ピロリ菌を殺菌するらしいです。
ゆっくりしすぎて湯あたりしそうになるくらいでした。
2年連続の笈ヶ岳は、
前回と同様に好条件に恵まれて、
素晴らしい眺望に再会することができました。
また、思いもかけず登山仲間とも再会でき、
いつになく楽しい山行になりました。
sakura0725さん、ありがとうございました。
今度は、針の木古道から船窪小屋へ行ってみたいですねー。
コメント
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shirayamaさん、初めまして〜
「つぼ顔」に朝から大笑いさせて頂きました
登頂が残雪期に限られる笈ヶ岳、私もいつか行きたいと思っていますので、レコ大変参考になりました
あ、腿もよく攣るので「コムラケア」も今度試してみますね
ありがとうございます〜!!
はじめまして、コメントありがとうございます
「つぼ顔」は汗だくでヘタリそうになったときに、
ズボッとやります(笑)
2、3秒するとスーッと熱が引いていくんですよー
ぜひ笈ヶ岳へ
あっ、ヒップソリは忘れずに(笑)
はいはい、ムックでございますよ
私も先ほどレコアップしました
いやはや偶然ってあるんですね、ビックリしました
それとコムレケアありがとうございました。あの効き目は驚きです。
ええ、もちろん帰りに早速ドラッグストアで買いました
あ!私、小●製薬の回し者ではありませんがねww
今年は船窪小屋ご一緒したいですね、トキちゃんいるかな
お疲れ様でした
ヒップソリも含めて、凄い偶然
おかげで楽しい山行でした
針ノ木古道で行きたいですね、船窪小屋
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