ヤマイチの下見で醍醐寺へ
- GPS
- 07:07
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:07
天候 | 晴れ時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はなかった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
2021年2月7日(日)にヤマイチ(山科一周)の下見とトレーニングを兼ねて,如意ヶ岳から長等山,音羽山,牛尾観音,高塚山経由で醍醐寺まで歩いた。うまくいけばいきなりヤマイチ達成もありうるか,と思ったが,出発が遅かったので醍醐寺までとしておいた。蹴上の手前も少し歩いていたので,歩行距離は 26km 程度となった。
ヤマレコや YAMAP で,結構多くの人がヤマイチしてるレコを見て,私もヤマイチやってみたいと思った。ヤマイチのルートは人によって微妙に異なるが,多くの人が歩くコースは,伏見稲荷から大文字山への京都一周トレイル,大文字山から三井寺付近,小関越,逢坂山を越えて大谷まで,大谷から音羽山,牛尾観音,高塚山,醍醐寺まで,醍醐寺から伏見稲荷まで,という感じになっている。私は京都一周トレイルは京都市内の全区間歩いたことがあり,大文字山から三井寺まで往復したこともある。しかし,三井寺から南の区間は歩いたことがなく,傾斜の具合や距離感,分岐点でどちらに行くべきか,などわからないことが多い。そこでヤマイチの下見とトレーニングを兼ねて,蹴上からヤマイチのコースを歩いてみた。
今回はいきなりヤマイチの達成は目指さず,少なくとも大谷まで行くことを第一の目標にした。そこでまだ余力があるなら音羽山まで行こうと考えた。さらに行けそうなら高塚山を越えて醍醐寺に行き,可能なら伏見稲荷まで歩いておきたいと思った。稲荷山まで行ければ後はよく知っている京都一周トレイルなので,次回ヤマイチができる,と考えた。しかし,いきなり無理しても,と思ったので,とりあえず大谷までいければいいや,ぐらいの気持ちでいた。ただ,そのせいで朝イチのモチベーションが上がらず,ついのんびりと出発してしまった。もう少し早く出ていれば,伏見稲荷までは行けたかもしれなかったのだが…。また,のんきにどこかでカップヌードルを食べれれば,と思って,バーナーセットとカップヌードル用の水も持ったので少々荷物が重めになってしまった。それも後半の疲れにつながったと思う。
出発したのは午前9時を過ぎていた。蹴上で疏水を越えたのは午前10時を回っていた。 予定ならその辺りは午前7時やったのになぁ…。でも,まぁ,大谷まで行ければいいや,ぐらいに思っていたので全然焦ってはいなかった。ただ,そこまででいいや,と思うと,逆にトレーニングをしなきゃ,と思って,大文字山三角点までのペースを上げてしまった。あれは良くなかった。そこで結構疲れてしまい,音羽山への登りがめっちゃしんどかった。特に東海自然歩道特有の長い階段がしんどかった。 東海自然歩道って,そもそも急斜面を直登するルートにするから長い階段が必要になると思っている。あの階段はなんとかしてほしい,といつも思う。
蹴上から大文字山の三角点までは1時間程度で登った。荷物が重めで走ってないのでめちゃめちゃ早いわけではないが,それなりの時間で登れたと思う。それで疲れてしまったが…。そこから如意越道を歩いて小関越を目指した。三井寺への分岐までは歩いたことがあったので,あまり気にせず歩けた。またせっかくなので長等山の山頂にも寄っておいた。長等山山頂では女性二人組に三角点の場所を聞かれた。長等山の三角点は長等山山頂ではなく,長等山テラスのある尾根にあるので間違えやすいみたい(あってるよね?)。
三井寺への分岐を過ぎてからは初めてのルートだった。分岐後はアップダウンも少なく歩きやすかったが,小関越へ下る分岐で一度間違えてしまった。まっすぐ行って送電鉄塔の横を歩くのかと思ったら,左下に下っていくのが正解だった。その時はスマホの GPS を使ってルートを確認して事なきを得た。小関越に向かっては沢に沿って下るが,小関越の手前で台風による倒木の処理作業をしていて,山肌がむき出し状態でちょっと異様な感じになっていた。ま,仕方ないと思うが…。
小関越からは逢坂山を越えるが,出だしの区間が思ったよりも急斜面でしんどかった。最初の大文字山への登りで疲れてしまったのがこの辺りで効いてきた。水平移動や下りならいいのだが,ちょっときつい登りがくるとてきめんペースが落ちた。それでも急斜面はすぐ終わったので,あとは比較的緩やかな傾斜の道を歩いて逢坂山にたどり着いた。そこからは一度鋭角に曲がって尾根に沿って大津の方に向かい,途中でまた鋭角に曲がって大谷に向かう。その辺りでも念のために GPS で大きくルートを外してないかを確かめながら歩いた。
大谷にたどり着いたのは午後1時半前だった。まだ時間もあるし,トレーニングにはもう少し歩きたいと思い,音羽山に向かうことにした。音羽山の上でお湯を沸かしてカップヌードルを食べたいなぁ,と思ったのもあるが…。逢坂山歩道橋で国道1号線を越えると,そこから一気に音羽山に向かう。そこは東海自然歩道の一部なのだが,いきなり東海自然歩道の洗礼を受けてしまった。東海自然歩道は急な斜面を階段で一気に登ることが結構ある。比叡山の夢見が丘に向かうルートも長い階段があるし,比叡山の横川から仰木峠に向かう辺りにもやたらと階段がある。逢坂山歩道橋から音羽山へのルートでも前半に長い階段がある。逢坂山歩道橋のちょっと先にしばらく階段があり,その先ある程度の傾斜で登った後に再び長い階段が待っている。今回は出だしの大文字山で疲れたのと,荷物が重め,というのが災いして,逢坂山歩道橋から先は階段地獄状態だった。いやぁ,しんどかった。元気ならもうちょっとましに登れるかなぁ…??
階段地獄を登りきると,尾根上の傾斜の緩いルートとなる。目安としては,山の中にいきなりカーブミラーが出てくる。その辺りから先は傾斜が緩め(傾斜がないわけではない)になる。そこからだらだらと登ったりして進むと音羽山につく。途中,大津駅の方に下る分岐や,公衆トイレのある音羽山路傍休憩地もある。音羽山山頂はベンチが多数あり,休憩にはもってこいの感じだった。しかし,大谷から登り始めた頃から晴れていた空が曇りだし,音羽山山頂に着いた頃には細かい小雨がぱらついていた。また風が強く,じっとしてるとかなり寒そうだった。また,音羽山山頂にある送電鉄塔が風で唸っているみたいで,微妙な音がしていた。そこで音羽山山頂で休憩するのはやめて牛尾観音から高塚山経由で醍醐寺を目指すことにして,さっさと出発した。
音羽山の山頂からは少しバックして,パノラマ台・石山寺方面に行かないといけない。しかし,地図も見ずに山頂の向こうに進み始めてしまった。ただ,ふと,こっちであってるのか?と思い,GPS を見てみると,見事に間違えていた。そこで山頂から少し戻ってパノラマ台方面に下った。ルートはそこから一度南に向かう。途中膳所本町へ向かう分岐が左下に下っている。そこを通過して進むとやがて右にトラバース路,正面に上り,という分岐がある。そこは,右に行くと牛尾観音,正面を上るとパノラマ台から石山寺あるいはパノラマ台から千頭岳に向かうルートになっている。人によっては千頭岳を経由してヤマイチとする人もいるが,今回は牛尾観音に下るルートを歩くことにした。
トラバース路が終わると分岐があり,右下に下ると牛尾観音に行ける。左上に行くとパノラマ台へのルートに合流するみたい。牛尾観音への道はそこからどんどん下っていく。途中2回送電鉄塔の横を歩く。最初の鉄塔は音羽山山頂の鉄塔からケーブルが繋がっている鉄塔であり,2個目の鉄塔は牛尾観音に近いあたりにある。最後に鋭角にターンしてしばし下ると牛尾観音にたどり着く。牛尾観音からは車道と登山道があるが,車道にある鬼の像に気を引かれてつい車道を下ってしまった。ちょっとだけ車道の方が遠回りだったかもしれない。右下に下る階段があるなぁ,と思ったが,後で地図を見るまで歩道とは気づかなかった…。
牛尾観音の下にある黒門前を通過すると少し広い場所にでる。そこは一般の車を駐車するのによさげな場所だった。その先で沢を越えて左に行くと高塚山に行ける。そこは桜の馬場という場所らしい。そこからはエコランド音羽の杜へ行く舗装路もあるが,しっかりとゲートが閉まっていた。その横の沢をさかのぼると高塚山に行ける。今回はそのルートを歩いていると上からモトクロスバイクの集団が下ってきた。結構年配の人もいたがいろんな趣味があるもんだと思った。
高塚山までは沢に沿ってだらだらと上る感じだった。傾斜はいうほどきつくは感じなかった。やがて尾根にでると,ほぼ高塚山山頂と同じ高度になっていて,上醍醐への分岐となっていた。醍醐寺の創建は上醍醐からで,いわゆる醍醐寺は下醍醐と呼ばれて後で作られた,というのは家に帰ってから知った。まだまだ知らないことが多いなぁ…。とりあえず今回は高塚山経由で下った。高塚山山頂には三等三角点があった。それ以外は山頂らしい感じは見受けられなかった。一応札がぶらさげてあったが…。
高塚山からはひたすら下った。その頃になると天候も回復して西日が差してきた。ただ,かなり日が傾いたが感じがして,そこから稲荷山まで行くのはやめておこうと思った。高塚山から醍醐寺までは比較的長く感じた。早く下りたいと思っていたからかもしれないが…。やがて下界に出たが,出た所は長尾天満宮のそばの皇大神宮という場所だった。てっきり醍醐寺のど真ん中に出ると思っていた。皇大神宮から長い階段を下ると醍醐寺(下醍醐)中を通過して旧奈良街道に出ることができた。
醍醐寺に着いたのは午後4時半頃だった。初夏とか夏ならまだしばらく時間があるが,今回は日が短い季節なのでさっさと地下鉄で帰ろうと思った。そこで,旧奈良街道を歩き,地下鉄の小野駅を目指した。近いのは地下鉄の醍醐駅だが,ヤマイチでは小野駅近くを西に行くのがよくあるルートみたいなので小野駅まで歩き,そこから地下鉄に乗って帰った。
今回はヤマイチの下見と称して蹴上から醍醐寺まで歩いてみた。次回は少し荷物を減らして,ぜひヤマイチを達成したいと思っている。
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