蕎麦粒山から湧谷山への周回

2021年02月12日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,307m
• 下り: 1,297m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:40
• 合計: 10:40

5:50 坂内スキー場
6:20 6:35 大谷川渡渉点
8:40 8:47 ＪＣＴピーク
10:47 11:30 蕎麦粒山
12:47 ＪＣＴピーク
14:37 15:12 湧谷山
16:30 坂内スキー場

天候

曇り／晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

坂内スキー場跡から大谷川渡渉点までの林道は除雪されていますが、堰堤工事のため車両通行止めです。徒歩で通過するには工事が行われていない時間帯がいいと思います。

写真

2/12 6:33

駐車地から林道を30分歩いて大谷川。
水量はふくらはぎ程度、厚手ビニール袋で渡渉です。

2/12 6:56

ツボ足では踏み抜き多発なので、超軽量・機動性抜群のスノーランで。
ダクトテープで予防補強してもう6年使ってます。

2/12 8:02

JCTピークを目指して、固く締まった尾根を登る。

2/12 8:30

蕎麦粒山出現

2/12 8:40

順調に約2時間でJCTピークに到着。
湧谷山方面からのトレースがありましたが、ここで引き返してました。

2/12 8:51

雪庇があるので歩きやすい。

2/12 9:09

目の前に蕎麦粒山への急なヤセ尾根。
雪庇がかなり発達しています。

2/12 9:20

まだまだ緩い斜面です。

2/12 9:26

今日は曇り空

2/12 9:39

段差の高い階段状になって現れる小さな雪庇。
雪庇側を行くか、薮側を行くか・・・

2/12 9:35

階段状の雪庇を乗り越えるにはステップを作って、木々を掴んで登ります。

2/12 9:43

危険そうな雪庇は薮側を回り込む

2/12 9:47

スノーシューのまま突入です

2/12 9:48

薮を切り抜け雪庇上に出る

2/12 9:53

でかい立ち木が進路を塞ぐ、ここはどう越えようか

2/12 9:54

立ち木を掴んで体を確保しながら雪庇側を通過しました。

2/12 9:56

まだまだ続きます

2/12 9:57

このヤセ尾根の雪庇は急角度に上を向いているのが多いです

2/12 10:59

スノーランもさすがに歯が立たなくなり、途中でアイゼンに履き替え、山頂らしき雪庇上に到着。

2/12 10:49

ここは間違いなく蕎麦粒山の山頂です。

2/12 11:09

雪庇で東側の景色が見れない・・・

2/12 11:08

南側の金糞岳

2/12 10:57

6年振りの蕎麦粒山。
やっぱり絶景でした。

2/12 11:00

今日は曇ってますが白山も見えます。

2/12 11:10

雪庇の向こうには北アルプスも。

2/12 11:36

下山開始、山頂の雪庇はこんな感じでした。

2/12 11:48

下りも気が抜けません。

2/12 11:52

まだ雪は緩んでいないので安心。

2/12 11:54

雪庇の先に湧谷山への稜線が続きます。

2/12 12:47

JCTピークまで戻って来ました。
時間もあるし、まだ元気なのでこのまま湧谷山へ縦走。

2/12 13:08

晴れてきて楽しい縦走です

2/12 13:09

雪庇上を通過

2/12 13:38

JCTピークからはずっと先日と思われるわかんトレースのおかげで楽させてもらえました。

2/12 14:33

最後の登りもトレースで助かった。ありがとうございました。

2/12 14:38

湧谷山まで縦走完了。

2/12 14:40

あ〜疲れた。

2/12 15:08

蕎麦粒山から遠かった。逆の縦走はとても無理・・・。

2/12 15:09

蕎麦粒山の山頂雪庇をズームで見る。

2/12 15:17

ここからの下りはトレースだらけ。

2/12 16:21

スキー場に到着。
蕎麦粒山からの充実した周回ができました。

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

感想

---masa---

1月、5時間半のラッセルで到着したアラクラ。
そして先週、5時間のラッセルで到着した降雪直後の大ダワ。
東と西から見た蕎麦粒山に急に登りたくなってきたので、6年ぶりにチャレンジしてきました。

大谷川渡渉点までの林道のラッセルを覚悟していたが、予想外の完全除雪。
体力温存、時間短縮ができ、大谷川も厚手ビニール袋でサクっと渡渉できました。

JCTピークまでの尾根、雪の表面は固いですが踏み抜くと膝までズボ・・・。
早々にスノーシュー装着としました。

JCTピークから先はしばらくは雪庇上の稜線歩きで快適です。
だんだん迫ってくる蕎麦粒山の急なヤセ尾根と雪庇群が威圧的です。
P1075を巻いてコルに到着、ここから本日の核心部。

急斜面なので雪庇は階段状に高い段差で発達しています。
左は夏道のある急な薮地帯、右は小さいながらも急角度の雪庇。
どちらを通過するかは先の雪庇の状態を見越して考えます。

大岩が迫りくる箇所はスノーシューのまま強引に左の薮の中へ、
立ち木がそびえる箇所は木を掴んで体を確保して雪庇側を通過。
右へ左へなかなか前へ進みません。

高度1200mあたりで、雪が固くなりアイゼン装着。
到着した蕎麦粒山の山頂は、巨大な雪庇でした。
前は3月だったので雪庇もなく一番高い所に立てましたが、今日は無理です。

6年振りの蕎麦粒山山頂からの景色はやっぱり絶景！
東側が雪庇の壁で見えないのが残念ですが、これも今だけのレアな山頂の風景。

下りはアイゼンのまま急斜面を下ります。
曇りということもありまだ雪が緩んでなかったので、雪庇上での踏み抜きはありませんでした。

JCTピーク手前でスノーシューに履き替え、時間と体力もあるので今日は湧谷山を目指すことにします。
湧谷山までは小さなピークを7つほど越えるので、アップダウンが多いです。

後半はさすがに疲れてきましたが、先日と思われるワカンのトレースに助けられて、
2時間弱で湧谷山に到着。
ここから見る存在感抜群の蕎麦粒山がまた格別です。

山頂でコーヒーを飲んで、やり遂げた感と満足感に浸ったあとはスキー場跡へと下るのみ。
次は残雪期に蕎麦粒山〜五蛇池山〜アラクラの周回にチャレンジしたいなと思いながら淡々と下り駐車地に到着。

コメント

twvv1979

ワカンの主です。
レコの通りポンコツ親爺。行き当たりばったりが多いのでよく失敗します。
蕎麦粒山JC合流地点まで歩きましたが、時間体力ともなかったので引き返しました。蕎麦粒山ルートにトレースがあれば下りたかったのですが、ないのでハレホレ峠から下りました。これが大間違いだったのはレコの通りです 。
坂内からの林道が除雪されていたのなら坂内に下ったのにな…(T_T)
トレースがお役に立てたのなら幸いです。今後のレコ楽しみにしています

---masa---

コメントありがとうございます
天国の稜線歩きと地獄の林道歩きお疲れさまでした。
あのノートレースの稜線に足跡を付けるのは最高でしょうね。
ＪＣＴピークでトレースがなかったら、湧谷山まで縦走するかは体力的に悩んでいたと思います。ありがとうございます、助かりました。
これからの時期、午後の林道歩きは雪が緩むのでかなり辛いですね。勉強になりました。
蕎麦粒山に行かれる予定なら、雪が固い早い時間帯をお勧めします。レコのように手強い雪庇だらけなので。
また記録楽しみにしています。