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Yamareco

記録ID: 293824
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

この時期の富士山をワイルドに歩くPart(吉田馬返から剣ヶ峰&白山岳、須走から御中道で吉田へ)

2013年05月05日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
14:08
距離
21.2km
登り
2,520m
下り
2,513m

コースタイム

往路:都内−中央高速−石川PA−大月JCT−河口湖IC−県道701号−吉田口馬返し
復路:吉田口馬返し−河口湖IC−中央高速−谷村PA(渋滞回避・車中宴会)−談合坂SA(朝食)−都内

馬返しには2、30台は駐車できそうなスペースがありますが、この時期臨時トイレはありません。
4月8日〜10月30日まで富士山駅から富士急バスが土休日に出ています。
7月1日〜9月1日は毎日運転されるようです。1日5便。
天候 朝のうち晴天、6時半頃からガスが上がり始めるが山頂は快晴。
下山時(12時頃)に7合あたりでホワイトアウトに突入。
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
01:00 吉田口馬返し
01:52 三合目
02:55 佐藤小屋 02:59
03:24 六合目
04:11 七合「日の出館」(アイゼン装着)
04:49 七合「鳥居荘」
05:18 八合「蓬莱館」
06:02 八合「元祖室」
07:16 九合目(迎久須志神社)
07:51 吉田口(須走口)頂上
08:23 御殿場口頂上
08:27 富士宮口頂上
08:44 剣ヶ峰 08:58
09:19 雷岩(イカズチガイワ)
09:40 白山岳
09:50 吉田口頂上(須走へ下山)
10:34 須走本七合「見晴館」
10:52 須走七合「太陽館」
11:25 須走新六合目付近
12:21 吉田下山道
12:55 六合目(昼食) 13:19
13:37 佐藤小屋
14:20 三合目
15:03 吉田馬返し
コース状況/
危険箇所等
※吉田口馬返し−佐藤小屋(一合から五合)
深夜1時から歩き始めました。
月例24日頃の有明月で、月明かりはほとんど期待できませんでしたが、ヘッデンの明かりだけでも十分に歩ける整備された登山道です。
井上小屋(四合)を越えた辺りから登山道に氷が出始めますが、佐藤小屋まではアイゼンは不要です。

※佐藤小屋−吉田口頂上
暗かったので佐藤小屋から六合までは六角堂経由の登山道を歩きました。
登山道には雪・氷がある場所がありますがアイゼンは不要です。
六合まで沢を登る場合はアイゼンが必要だと思います。

七合の「日の出館」でアイゼンを装着、ピッケルを出しました。
雪面は堅く、アイゼンの爪が刺さる程度です。
深く沈まないので、明確なトレースはありません。
吉田大沢を登る場合は、距離も長く逃げられませんのでそれなりの覚悟を持って登る必要があります。
夏道沿いは安全ですが、岩が露出していてアイゼンでは歩きにくいでしょう。
今回は須走のブル道側(不浄流し)を登るため、燕沢(滑沢?)から八合で成就ヶ沢側に出て、尾根筋の左手を最終の鳥居(鳥居御橋)を目指して直登しました。
九合の鳥居辺りまでは雪面ですが、頂上手前の鳥居直下はバリバリに凍っているのでアイゼンもほとんど沈まず斜度もあるので滑落に注意が必要です。
尾根筋の岩場に逃げている人が多いです。

※お鉢回り(外浜道)
吉田口頂上から御殿場口頂上まではバリバリの氷面が多いです。
東安河原は広々としてホッとする場所ですが、体が浮くほどの強風が吹きますので、注意して通過して下さい。
富士宮口頂上から剣ヶ峰までに氷面はなく、強風が吹かなければ問題はありません。
剣ヶ峰から大沢源頭、雷岩、白山岳への外浜道は、強風時に大沢へ飛ばされるのでお薦めするルートではありません。
剣ヶ峰は雪面ですが、白山岳は全面氷の山です。富士宮頂上直下と同じくロックアイスをばらまいたような氷面です。
雷岩側から白山岳に登るには、この時期アルパインクライミングの技術が必要です。
距離は短いですが、氷と岩のミックスで、アイゼンは前歯2本しか掛かりません。
アックスを振り込んで体を引き上げる箇所が2箇所ほどあります。
久須志岳側から白山岳に登る場合は氷面に注意すれば特に問題はありません。

※吉田口頂上−須走新六合
吉田口頂上から成就ヶ沢を覗き込むとそれなりの斜度に足が竦むかもしれませんが、踏み出してしまえばそれほどの斜度ではなく、前向きに下れます。
カニの横歩きはアイゼンの歯が半分しか掛からないので返って危険です。
シリセードを楽しめますが、アイスバーンが隠れていますので、これに乗ると加速して止められません。

※新六合−吉田六合目(御中道)
この時期御中道は判りません。
御中道は岩にマークが付けられることが多く、この時期は白樺の木が雪で倒されていますので、どこが道かも判りません。
溶岩流の沢を何本も渡りますが、雪で埋まっているため滑落に注意してトラバースすれば渡れます。
大きな沢も渡りますので、緊張する場面もあります。
途中から吉田六合へ行く下山道(ブル道)へルートを変えましたので、御中道の少し上側を歩いています。
トレースは全くありませんので、この時期の御中道は注意して下さい。特にガスに覆われると目印になるものがないので位置が判らなくなると思います。

※六合目−馬返し
六合から佐藤小屋まで沢を下り始めましたが、途中が凍っておりアイゼンを外したので登山道に上がりました。
五合から馬返しまでの登山道は、悠久のロマンを感じさせる好きな登山道ですが、驚いたことに五合のたばこ屋が撤去されてなくなっていました。
無残に切られた柱の跡が残っており、こんな事をするのは世界遺産のためでしょうか。
三合目の茶屋もひとつが崩壊していました。これも撤去でしょうか。
レッキス小屋跡もきれいに片づけられていましたが、歴史を感じさせるものはそのまま残してほしいようにも思います。
予約できる山小屋
里見平★星観荘
馬返しへの途中にある
中ノ茶屋です。
営業をしています。
(前日)
2
馬返しへの途中にある
中ノ茶屋です。
営業をしています。
(前日)
4年ぶりの馬返しです。
数台の車が駐車して
いますが、駐車場は
ガラガラです。
(前日)
3
4年ぶりの馬返しです。
数台の車が駐車して
いますが、駐車場は
ガラガラです。
(前日)
なんと、バス停があり
ました。
世界遺産と関係がある
のかしら?
(前日)
2
なんと、バス停があり
ました。
世界遺産と関係がある
のかしら?
(前日)
時刻表を見ると4月8日
から運転をしています。
馬返しは冬の雪練の
イメージがあり、5月に
来たのは初めてですが
新緑がいい感じです。
(前日)
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時刻表を見ると4月8日
から運転をしています。
馬返しは冬の雪練の
イメージがあり、5月に
来たのは初めてですが
新緑がいい感じです。
(前日)
馬返しから五合目までは
暗い中なので写真はあり
ません。
いきなり佐藤小屋ですが
準備を始めている人が
います。
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馬返しから五合目までは
暗い中なので写真はあり
ません。
いきなり佐藤小屋ですが
準備を始めている人が
います。
六合目はまだ真っ暗です。
富士吉田市の灯りかな。
2
六合目はまだ真っ暗です。
富士吉田市の灯りかな。
七合目の「日の出館」で
アイゼンを装着してピッ
ケルを出しました。
2
七合目の「日の出館」で
アイゼンを装着してピッ
ケルを出しました。
斜面を登っている途中で、
まもなく御来光です。
今日も安全な登山ができ
ますように、、、
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斜面を登っている途中で、
まもなく御来光です。
今日も安全な登山ができ
ますように、、、
三日月湖(山中湖)が
光ってきましたが、
写真ではチョット
見難いですネ。
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三日月湖(山中湖)が
光ってきましたが、
写真ではチョット
見難いですネ。
八合の蓬莱館かな
尾根筋の登山道はかなり
露出しているように見え
ます。
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八合の蓬莱館かな
尾根筋の登山道はかなり
露出しているように見え
ます。
燕沢か、滑沢か、、、
滑ったらまず止められ
そうにありません。
慎重にアイゼンを蹴り
込みます。
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燕沢か、滑沢か、、、
滑ったらまず止められ
そうにありません。
慎重にアイゼンを蹴り
込みます。
八合の鳥居は元祖室が
見えてきました。
緊張をほぐすために
小屋によって行動食を
補給します。
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八合の鳥居は元祖室が
見えてきました。
緊張をほぐすために
小屋によって行動食を
補給します。
元祖室は雪の中なので
屋根の上で栄養補給。
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元祖室は雪の中なので
屋根の上で栄養補給。
トモエ館やホテルが
見えてきましたが、
右手側をすり抜け、
須走の登山道へ
向かいます。
2
トモエ館やホテルが
見えてきましたが、
右手側をすり抜け、
須走の登山道へ
向かいます。
須走の登山道から見た
成就ヶ沢の斜面です。
お気に入りでプロフの
写真にも使っています。
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須走の登山道から見た
成就ヶ沢の斜面です。
お気に入りでプロフの
写真にも使っています。
右手には最後の山小屋
八合五勺の御来光館と
登山道が見えます。
2
右手には最後の山小屋
八合五勺の御来光館と
登山道が見えます。
雲が上がって来ました。
頂上方面はドピーカン
です。
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雲が上がって来ました。
頂上方面はドピーカン
です。
九合の鳥居と迎久須志
神社です。
頂上直下の鳥居御橋まで
このまま直登を続けます。
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九合の鳥居と迎久須志
神社です。
頂上直下の鳥居御橋まで
このまま直登を続けます。
鳥居御橋が見えてきまし
た。吉田口頂上です。
久須志神社や山口屋など
の建物が見えます。
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鳥居御橋が見えてきまし
た。吉田口頂上です。
久須志神社や山口屋など
の建物が見えます。
登ってきたところを
振り返ります。
かなり急登です。
左側の尾根筋が登山道
です。
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登ってきたところを
振り返ります。
かなり急登です。
左側の尾根筋が登山道
です。
鳥居御橋に着きました。
狛ちゃんが露出している
ので雪は少ないですが、
足元はバリバリに凍って
います。
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鳥居御橋に着きました。
狛ちゃんが露出している
ので雪は少ないですが、
足元はバリバリに凍って
います。
そして吉田口頂上と
久須志神社です。
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そして吉田口頂上と
久須志神社です。
吉田口頂上から下界を
覗き込みます。
真下が須走の本七合、
左手が吉田へ続く尾根。
下山は本七合へ一直線に
シリセード。
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吉田口頂上から下界を
覗き込みます。
真下が須走の本七合、
左手が吉田へ続く尾根。
下山は本七合へ一直線に
シリセード。
さて剣ヶ峰に向かいます。
雪をかぶったトラちゃん
は迫力がないですネ。
6
さて剣ヶ峰に向かいます。
雪をかぶったトラちゃん
は迫力がないですネ。
東安河原あたりは
バリバリに凍って
います。
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東安河原あたりは
バリバリに凍って
います。
ここもバリバリです。
富士宮口の頂上浅間大社
奥宮が見えます。
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ここもバリバリです。
富士宮口の頂上浅間大社
奥宮が見えます。
御殿場口頂上です。
銀明水は雪の下です。
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御殿場口頂上です。
銀明水は雪の下です。
今回も木花開耶姫に
安全を祈願して剣ヶ峰に
向かいます。
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今回も木花開耶姫に
安全を祈願して剣ヶ峰に
向かいます。
コノシロ池から見上げた
剣ヶ峰。今日は穏やかな
ようです。
7
コノシロ池から見上げた
剣ヶ峰。今日は穏やかな
ようです。
そして剣ヶ峰に次いで
二番目に高い白山岳。
今日は釈迦ノ割石から
登ります。
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そして剣ヶ峰に次いで
二番目に高い白山岳。
今日は釈迦ノ割石から
登ります。
これが馬の背と鉄柵。
風が強いとき鉄柵は
頼りになります。
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これが馬の背と鉄柵。
風が強いとき鉄柵は
頼りになります。
剣ヶ峰は微風程度でした。
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剣ヶ峰は微風程度でした。
楽しみにしていた
南アには雲が、、
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楽しみにしていた
南アには雲が、、
剣ヶ峰からの大内院です。
火口に下りようか迷いま
したが、今日は白山岳が
優先です。
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剣ヶ峰からの大内院です。
火口に下りようか迷いま
したが、今日は白山岳が
優先です。
富士山頂電子基準点です。
雪に埋もれていますが、
これ結構大きいです。
三角点より2メートル程
高いとか、、、
6
富士山頂電子基準点です。
雪に埋もれていますが、
これ結構大きいです。
三角点より2メートル程
高いとか、、、
雲が上がって来ましたが
山頂は快晴です。
快晴だとビールも旨い!
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雲が上がって来ましたが
山頂は快晴です。
快晴だとビールも旨い!
大沢の源頭(左岸)から
大沢崩れを覗き込みます。
ガスが上がって来たのが
残念です。
2
大沢の源頭(左岸)から
大沢崩れを覗き込みます。
ガスが上がって来たのが
残念です。
大沢の源頭(左岸)から
剣ヶ峰。
親知らず子知らずは
風があると危険です。
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大沢の源頭(左岸)から
剣ヶ峰。
親知らず子知らずは
風があると危険です。
大沢の右岸源頭から大沢
崩れを覗いたところです。
ガスがなければずっと下
まで見ることができます。
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大沢の右岸源頭から大沢
崩れを覗いたところです。
ガスがなければずっと下
まで見ることができます。
大沢崩れ左岸の側壁です。
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大沢崩れ左岸の側壁です。
アップにしてみると崩れる
理由が分かります。
火山灰と溶岩が交互に堆積
しています。
火山灰が流れ出ると溶岩は
自重で崩れます。
止めようがないですネ。
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アップにしてみると崩れる
理由が分かります。
火山灰と溶岩が交互に堆積
しています。
火山灰が流れ出ると溶岩は
自重で崩れます。
止めようがないですネ。
富士山の避雷針、雷岩で
す。イカズチ(ガ)イワと
読みます。
ボロボロですが登ろうと
思えば登れます。
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富士山の避雷針、雷岩で
す。イカズチ(ガ)イワと
読みます。
ボロボロですが登ろうと
思えば登れます。
正面に白山岳です。
(旧称釈迦ヶ岳)
そして覆い被さる岩が
釈迦ノ割石です。
ここを登ります。
この時期は結構厳しいの
で、お薦めできません。
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正面に白山岳です。
(旧称釈迦ヶ岳)
そして覆い被さる岩が
釈迦ノ割石です。
ここを登ります。
この時期は結構厳しいの
で、お薦めできません。
白山岳山頂直下に避難
できるスペースと、
4
白山岳山頂直下に避難
できるスペースと、
窓付きの豪華(?)スペース
があります。ツエルトが
あれば宿泊も可能かな?
9
窓付きの豪華(?)スペース
があります。ツエルトが
あれば宿泊も可能かな?
白山岳から見た剣ヶ峰。
標高は20メートル程しか
変わりませんが、白山岳
は氷の山です。
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白山岳から見た剣ヶ峰。
標高は20メートル程しか
変わりませんが、白山岳
は氷の山です。
白山岳は雪が飛ばされ、
一面氷で覆われています。
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白山岳は雪が飛ばされ、
一面氷で覆われています。
白山岳の山頂ですが、
以前なかった計測器が
設置されているようで
す。
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白山岳の山頂ですが、
以前なかった計測器が
設置されているようで
す。
白山岳から望む、久須志岳、
大日岳、伊豆岳、、
(名称が変わったかも、、)
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白山岳から望む、久須志岳、
大日岳、伊豆岳、、
(名称が変わったかも、、)
一回りして吉田口頂上に
戻って来ましたが、人影
はありません。
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一回りして吉田口頂上に
戻って来ましたが、人影
はありません。
吉田頂上直下の鳥居御橋
と狛犬です。
バリバリに凍っています。
須走へ下山します。
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吉田頂上直下の鳥居御橋
と狛犬です。
バリバリに凍っています。
須走へ下山します。
吉田側(左)からと須走
側(下)から登ってくる
登山者やボーダーが見
えます。
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吉田側(左)からと須走
側(下)から登ってくる
登山者やボーダーが見
えます。
本八合を登るボーダー。
ボーダーの大半は須走
登山道を登ってきます。
当たり前か、、、
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本八合を登るボーダー。
ボーダーの大半は須走
登山道を登ってきます。
当たり前か、、、
シリセードで一気に滑り
下りてきて山頂方向を
見上げます。
スキーヤーは少ないです。
雪が堅くて滑れないと
云っていました。
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シリセードで一気に滑り
下りてきて山頂方向を
見上げます。
スキーヤーは少ないです。
雪が堅くて滑れないと
云っていました。
下山時もパチリ。
単なる斜面ですが、
なんとなく好きです。
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下山時もパチリ。
単なる斜面ですが、
なんとなく好きです。
この後ホワイトアウトに
突っ込みます。
富士山では何度も経験し
ていますが、いつ遭遇し
てもイヤですネ。
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この後ホワイトアウトに
突っ込みます。
富士山では何度も経験し
ていますが、いつ遭遇し
てもイヤですネ。
須走七合の太陽館で
昼食のつもりでしたが、
まだ雪の中でした。
この小屋の営業は早い
です。
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須走七合の太陽館で
昼食のつもりでしたが、
まだ雪の中でした。
この小屋の営業は早い
です。
位置的には本六合の
あたりです。
どこから滑り落ちて
きたのだろう。
ちょうど救助隊員が
下降したところです。
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位置的には本六合の
あたりです。
どこから滑り落ちて
きたのだろう。
ちょうど救助隊員が
下降したところです。
場所は須走登山道と吉田
下山道の間にある沢です。
無事なようです。
もう少し滑ったら下の
岩に激突ですよ。
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場所は須走登山道と吉田
下山道の間にある沢です。
無事なようです。
もう少し滑ったら下の
岩に激突ですよ。
こんな沢を歩く人は
いないでしょうネ。
あまり見ることはない
方角からの新六合の
長田山荘だと思いますが、
御中道が見つかりません。
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こんな沢を歩く人は
いないでしょうネ。
あまり見ることはない
方角からの新六合の
長田山荘だと思いますが、
御中道が見つかりません。
溶岩流の沢をいくつも
渡ります。雪で埋まった
とき限定です。
この上でもヘリが遭難者を
ホイストで吊り上げました。
無事だといいのですが、、、
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溶岩流の沢をいくつも
渡ります。雪で埋まった
とき限定です。
この上でもヘリが遭難者を
ホイストで吊り上げました。
無事だといいのですが、、、
御中道はこんな所を通って
いますが、今はどこが道か
判りません。
ガスるとヤバイです。
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御中道はこんな所を通って
いますが、今はどこが道か
判りません。
ガスるとヤバイです。
いくつ沢を越えたか
分かりません。
少し雪質が柔らかいので
かえって緊張します。
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いくつ沢を越えたか
分かりません。
少し雪質が柔らかいので
かえって緊張します。
吉田口の下山道(ブル道)
にでました。
須走の新六合から富士山
の横っ腹を歩いて来ました。
2
吉田口の下山道(ブル道)
にでました。
須走の新六合から富士山
の横っ腹を歩いて来ました。
落石防止のシェルターの
ようですが、雪に埋まって
いて通れません。
同じようなシェルターが
3箇所ありました。
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落石防止のシェルターの
ようですが、雪に埋まって
いて通れません。
同じようなシェルターが
3箇所ありました。
吉田口登山道と合流です。
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吉田口登山道と合流です。
六合目にある安全指導
センターです。
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六合目にある安全指導
センターです。
お腹が空きましたので
ここで遅めの昼食です。
馬返しまでは2時間ほど。
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お腹が空きましたので
ここで遅めの昼食です。
馬返しまでは2時間ほど。
六角堂で無事の下山を
感謝しました。
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六角堂で無事の下山を
感謝しました。
日蓮上人立像
富士山も見納めです。
吉田大沢にもガスが
下りて来ました。
次は吉田大沢の直登
かな?
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富士山も見納めです。
吉田大沢にもガスが
下りて来ました。
次は吉田大沢の直登
かな?
佐藤小屋です。
忙しそうなオバチャンは
見あたりませんでした。
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佐藤小屋です。
忙しそうなオバチャンは
見あたりませんでした。
五合のたばこ屋の上隣に
あった社は残っていました
が、、、
2
五合のたばこ屋の上隣に
あった社は残っていました
が、、、
たばこ屋は撤去されてい
ます。
切り倒した柱跡が残って
いますが、無残ですネ。
なぜに撤去、、、?
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たばこ屋は撤去されてい
ます。
切り倒した柱跡が残って
いますが、無残ですネ。
なぜに撤去、、、?
※参考
2009年3月
下が撤去されたたばこ屋
と上が残った社。
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※参考
2009年3月
下が撤去されたたばこ屋
と上が残った社。
四合の井上小屋ですが
シーズンは営業をして
いるのでしょうか?
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四合の井上小屋ですが
シーズンは営業をして
いるのでしょうか?
三合の三軒茶屋ですが、
小屋が崩壊しています。
蜂蜜茶屋かな?
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三合の三軒茶屋ですが、
小屋が崩壊しています。
蜂蜜茶屋かな?
※参考
2009年3月
崩壊する前の三軒茶屋
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※参考
2009年3月
崩壊する前の三軒茶屋
レッキス小屋跡も
きれいに片付けら
れています。
ご丁寧に立ち入り
禁止の立て札まで
1
レッキス小屋跡も
きれいに片付けら
れています。
ご丁寧に立ち入り
禁止の立て札まで
お猿さん、無事に帰った
よ、、、アリガトネェ!
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お猿さん、無事に帰った
よ、、、アリガトネェ!
馬返しに返ってきました。
帰りの渋滞が憂鬱。
3
馬返しに返ってきました。
帰りの渋滞が憂鬱。

感想

GW後半は便ヶ島へ入り、南南アへ行く予定でいた。
ぎりぎりになって、ほぼ1年通行止めだったこともあり、混むのではないかと不安になった。

4月28日、久しぶりに富士宮口から剣ヶ峰に登った。
風は強かったが、やっぱり富士山はいいわ。
っということで、また富士山に行くことにした。

富士山の登山道で歴史を感じさせるひとつが吉田の馬返しから、、、
登山口は吉田口馬返しとした。
4月28日は風が強くお鉢周りはできなかった。
今回は剣ヶ峰と白山岳にも登りたい。それも釈迦ノ割石側から、、、
下山は成就ヶ沢(?)を須走本七合まで下り、須走新六合から御中道で吉田六合に戻る。

出発の時間は、御中道で帰る時間を考えると、11時前に白山岳に立ちたい。
途中の雪の状態も分からないので、深夜1時の出発とした。
月齢24日では月明かりは期待できないが、何度も通った道、ヘッデンの明かりで十分だった。
2時間弱で佐藤小屋。
ここから六合までは夜道なので六角堂経由の登山道を歩いた。

七合手前で完全な雪面になったので、七合「日の出館」に寄ってアイゼンを装着、ピッケルを取り出した。
「東洋館」の手前で御来光。
ちょうど急斜面を登っているところ、足下が不安定ながら手を合わせて登山の安全を祈願した。

七合「日の出館」から八合「元祖室」あたりまではほぼ直登をした。
八合「トモエ館」を過ぎてそのまま須走側に移り、鳥居御橋を目指して直登。
鳥居御橋の直下はバリバリに凍っていてチョット緊張した。

吉田口頂上には八合にテントを張っているという5、6人のグループがいたが、下山道を覗き込んで悩んでいたようだ。
登りは尾根筋を来たようだが、歩きにくいだろうから沢筋の下山をお薦めした。
無事に下山できればよいが、、、

頂上は多少の風はあるが富士山では微風に等しい。
お鉢周りは時計回り、東安河原から御殿場口頂上へ向かう。
珍しく荒巻や東安河原では強風は吹いていなかった。
時間的に早いのか、御殿場口、富士宮口の両頂上には登山者はいなかった。

富士宮口頂上浅間大社奥宮で木花開耶姫に安全を祈願して剣ヶ峰に向かう。
一週間前とは桁違いの微風で温かい。
ハイキング気分で剣ヶ峰山頂へ。
残念なことに南アルプスや八ヶ岳には雲があって楽しみにしていた写真は撮れなかった。

今回は外浜道のお鉢周り。
大沢の源頭から雷(イカズチガ)岩を通り白山岳に行く。
大沢崩れからもガスが上がって来て、迫力の大沢は見れずに残念。
ボロボロの雷岩は登らなかった。

さて白山岳。
手前からバリバリの氷だった。
アイゼンをフラットにおけるところはない。
アックスを振り込んで、肩のフリクッションでバランスを取って、岩とアックスで体を引き上げる。
距離は短いので2回ほどで割石の上に出る。
山頂まで雪はなく、氷の山だった。

吉田口の頂上に戻って来た。
時間はまだ10時前。
頂上にはまだ登山者はいないが、吉田側からと須走側から登ってくる登山者やボーダーが見える。
須走側から来るのは大半がボーダーのようだ。

さて下山をする。
鳥居御橋周辺はアイスバーンなので一番緊張する。
九合の鳥居を過ぎると、露出している岩と氷を避けながら、登ってくる登山者も避けるため右手寄りにコースをとり一気にシリセード。

シリセードは軟雪だけだとスピードも抑えられ気持ちよく滑れるが、この時期はまだ堅い斜面も残っていて、これに乗ると一気に加速してバランスを崩す。
2回ほどバランスを崩し、1回は反転してピッケルで止めた。

本七合の小屋が見えた頃、上がって来た雲の中に突っ込んだ。
ホワイトアウトで何も見えない。
ここでシリセードを止めてGPSを取り出した。
ホワイトアウトで気をつけるのは、とんでも無い方向に歩き出すこと、、、

七合の太陽館で昼食しようと思ったが、屋根が出ているだけで雪の中だった。
ここからは砂走りとは反対側、登山道の左手の沢を下る。
ここを下れば御中道に出るはず。
沢を下り始めてしばらくすると、目の前に救助ヘリが向かってきた。
周りを見回してもこの沢にいるのは自分一人、最初はヘリからイエローカードかと思った。
頭上を通過して、また戻ってくる。何かを探しているようだ。近づいてくるとパイロットの顔がわかる距離。
しばらくして隣の沢でホバーリングをした。
救助隊員が懸垂で下降していった。
隣の沢との尾根筋に登ってみると、救助隊員が遭難者に話しかけているようだった。
その後、遭難者は立ち上がったようだ。
場所は本六合あたり、登山者が登るような沢ではない。いったいどこから滑り落ちてきたのか。

右手に新六合の長田山荘が見えるとことまで下ってきた。
ここに御中道があるはずだが、雪の下だった。
おそらく雪の重みで白樺が倒され、一面雪野原。いったいどのくらいの積雪があるのか、、、
仕方がないので、以前歩いた御中道のデータを呼び出し、白樺を避けながら歩けるところを歩き吉田へ向かう。
途中かなりの数の溶岩流と思われる沢を渡る。御中道でもこれだけの沢を渡った記憶がない。

大きな沢(だぶん御中道の溶岩流を渡る場所)を渡っているとき、またしても頭上に救助ヘリが飛来した。
こんどは沢の上部でホバーリングをして、救助隊員と担架が下ろされた。
救助隊員と遭難者はすばやくホイストで吊り上げられ飛び去ったが、2回も救助活動を見るとは、、、
途中から御中道を諦め、吉田口の下山道に向かった。

六合目に戻って来たときは13時に近かった。
さすがに空腹、ここで昼食を摂って馬返しに戻る。

馬返しから五合までは朝暗い中登ってきたので判らなかったが、時代を感じさせる古い廃墟がいくつか撤去されて、無残に切られた柱の跡が残っていた。
しばらく訪れなかったので、いつ頃撤去されたかわからないが、世界遺産と関係があるのかしら?
悠久の昔を感じる登山道だったのに、それぞれに歴史がある廃墟だったはず、世界遺産が理由なら残念です。



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コメント

アイス好きですね〜
hottenさん、こんにちは。

この時期に富士山を立て続けに登ってしまうとは恐れ入ります
自分はツルツルの斜面なんて怖くて登ろうとも思いませんよ、興味はありますが

遭難者も後を絶たないですか
山は怖いですねぇ、自分も気を付けなければです

富士山も世界遺産登録になり開山後の登山者数が半端じゃなくなりそうですね
近い将来入山税も導入されるんでしょうね
2013/5/9 11:27
美味しいアイスがいいですネ、、、
こんにちは、Maieさん!

谷川岳や至仏山のBCリベンジを富士山でいかがですか
須走から登れば、それほど危険もなく、九合あたりから滑れば雪質も最高ではないでしょうか
こけるとヤバイですが

今年は遭難が多かったですネ。
とくに富士山は報道されていない滑落が結構あったようです。
5日は目の前でヘリによる救出を2回見ましたが、ケガ程度では報道しないようです。

辛口で云うと、雪上歩行がまるで出来ていない人が登っているのには驚きです
雪山に行くのでアイゼン・ピッケルを買うのではなく、雪練をするのでアイゼン・ピッケルを買うが順序だと思いますが、、、
2013/5/9 16:24
連続で冨士山ですか!
hottenさん、こんにちは!

前作の力作を見落としていました
言い訳ですがレコのアップが多すぎます!
昨夜は何と50ページ閲覧しました

前回の強風が一転して微風ですね。
連続しての登頂に、冨士山も応えてくれて何よりです
前半は天候にも恵まれ、スカッとする写真が撮れましたね!

でも、浅間山は単独峰で風が強いから足が向かないと言っていたのに、、、
登っているのは、もっと強烈な風が吹く日本のテッペンではないですか
雪山達人には浅間程度、お子ちゃまですね

早く達人の域に迫りたいのですが、、、
あの傾斜とカチカチ状態を見ただけで手に汗をかきました
私には絶対無理!
2013/5/9 17:01
雪のお中道
はじめまして、hottenさん。
yamaheroと申します。

この時期にお中道をトラバースされたということで。
私も昨年のGWに奥庭からお中道を往復したので
興味深く拝見させて頂きました。

しかも、馬返しから登ってお鉢巡りして
お中道を渡って帰還されるとは、
本当にワイルドですね。

60番目の写真の山小屋は瀬戸館ですね。
長田山荘は下のお中道になります。
写真で見る限り、ほぼ正確にお中道をトレースされているようで、さすがです。
吉田側から行く場合はやや登り気味に
須走からはやや下り気味に行くのがコツだと思います。

今年のGW富士は昨年とは対照的なコンディションのようですね。
なので、私は今年はパスしました。

聞くところによると、八合目付近で滑落するとお中道付近に落ちてくるらしいですね。
雪山へのハードルが下がっていますし、富士山はアプローチも楽なので
事故も多いのでしょうか。

登りは体力だけで誰でもソコソコ登れますが、
下っている姿を見ると「えっ!」と思うような人見かけますよね。
2013/5/9 21:59
レコが多くて大変、、、
おはようございます、tailwindさん!

確かにレコが多くて大変ですネ。
Sサイズの長編レコを読むのが好きなので、1日20ページぐらいしか進みません
まだtailwindさんのレコまで辿り着かない

富士山は2年ほど遠ざかっていたのですが、GW初日にベランダから見た真っ白い山にスイッチが入ってしまいました
一度登るとまた行きたくなる、富士山ってそんな山なんですよネ
近いこともありますが、、、
2013/5/10 7:57
おはようこざいます、yamaheroさん!
コメントありがとうございます。

millionさんのGPS Logを重ね合わせると、おっしゃられるように瀬戸館を長田山荘と間違えたようです。
七合から沢に入ったとき、瀬戸館は確認していたのですが、その後のレスキューヘリの救助現場を見ていて、新六合へ歩いたつもりが本六合でした。
下の御中道は以前も歩いたことがあり、雪が多すぎるので変だとは思いましたが、そのまま吉田の下山道へ向かいました。

事故が多いですよネ。
28日と5日の2回行きましたが、聞いた話だけを総合しても10件以上あったのではないでしょうか。

こんな会話を2、3回しましたが、、、
「どこまで行きますか?」
「行けるとこまで行きます。」
下りの方が危険なことをしらないのですネ。

ネットやブログで安易に情報が入るからでしょうか。
「えっ!」と思うような人、いますネ
2013/5/10 8:21
GW二度目の富士山、14時間行動お疲れ様でした。
hottenにぃに、こんにちは。

GWは富士山 三昧だったんですね。
いづれにしてもお疲れ様でした。

アイゼン歩行大丈夫??って、ワタクシレベルでも首を傾げちゃうお方は、
富士山 に限らず大勢いるおりまするよん。

でもって、そういう御仁に限って全身マ○ートで決めてて、新進気鋭の若手ガイド風、
なのに歩き出すとフラットフッティングすらできてない、、、。
辛口シツレイいたしやした。
2013/5/10 18:19
ドキッ!!!!
エッ、どうして判ったの

今回、寒そうだったので、全身黒のマンモスで決めてみましたが

こんどフラットフッティング教えて下さい
ricalonさまm(_ _)m
2013/5/10 18:52
いや〜ン、、、。
あんまりイジめないでくださいませ、、、。
ゾウ使いさまっっ。

軟弱パタゴニアんより、、、。
2013/5/11 20:49
ワッハッハ!
大変失礼をいたしました

お許し下さいませ
ricalonさまm(_ _)m
2013/5/13 7:08
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