長野県 虫倉山(1378m)不動滝コース
- GPS
- 02:50
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 399m
- 下り
- 399m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地元や近県の方にとってはのんびり日帰りコースですが、近くに温泉付き古民家宿「やきもち家」があるので、遠くから来る方は長野市観光をからめての1泊コースがおすすめです。 |
写真
感想
長野市の西方にそびえる虫倉山は、つい最近まで目に止まらなかった山であるが、「東京付近の山」を見ながら登っていない山を物色していたときに見つけた。標高は1300mほどだが展望がすこぶる良いというので、南グルメ会のメンバー+ノムさんの4人で出かける1泊2日のきままなドライブ計画の中に組み込んだ。
山頂への登路はいくつかあるようだが、山登り初参加のノムさんや山ガール経験の浅いFさんもいるので一番楽で一番時間の短い不動滝コースを選んだ。
出発一週間前の天気予報では雨マークが付いていたが、そこは晴れ男のノムさんが参加したお陰で朝方まで降っていた雨は次第にやみ、長野に近づくに従って青空がどんどん広がり、善光寺さんに着くころには雲ひとつない快晴となった。
参詣を終え虫倉山へ向かう途中には、雪をたっぷり抱えた北アルプス後立山連峰が顔を出した。双耳峰の鹿島槍ヶ岳がひと際目を惹く。
不動滝コースの入口には、「虫倉山道しるべ」という真新しい木の香りがする休憩舎が建っていた。ロケーションも抜群で、目の前に虫倉山、背後に棚田が広がり、蛙の声が雰囲気を盛り上げている。綺麗な水洗トイレと無料のロッカー、木のテーブルが設置されていた。山頂又は登る途中で食べる予定だった昼食だが、時間も11時半を回っていたので、この気持ちの良い休憩舎で食べることにした。今日の昼食は、音楽方面だけでなく、料理部門でも手腕を見せてくれるノムさん手作りのおにぎりである。
天気も上々、お腹も一杯になったので登山口まで車を進めることにした。林道から杉林に入る登山道は、やがて雑木林の中の歩きやすいジグザグな道となった。足下にはスミレがが沢山咲いている。
お昼も過ぎているし天気の良い日曜日なので、すでに山頂を踏んで下りてくる何組かのハイカーとすれ違ったが誰もが「すごい眺めですよ」という。山頂からの展望が楽しみだ。
45分ほど登ると唐松林の中に建てられた東屋に出た。若干、唐松の木が邪魔を
しているが北アルプスの展望が良い。山頂まではあと少しだが展望に惹かれて少々長めの休憩を取った。
東屋から気持ちの良い尾根道をアップダウンしながら登っていくとひょっこりと山頂へ飛び出した。一番最初に山頂へ出たMさんが「わぁ、すごい」と叫んでいる。私も足早になって山頂へ登ると確かにすごい展望だ。穂高岳こそ雲をかぶっていたが、槍ヶ岳から白馬乗鞍岳までがずらりと並んでいる。
戸隠のノコギリ尾根とひと際高い高妻山が手が届きそうな間近に見えている。ぐるっと首を回すと浅間山や四阿山、白根山、美ヶ原なども見えている。狭い山頂だが、今日の登山者はすべて下山しているので私たち4人でこの展望を独占できた。大満足な登頂である。何度もあっちを見たり、こっちを見たり、飽きることがない。特に鹿島槍ヶ岳から白馬岳まで縦走したことのあるMさんは、感慨ひとしきりである。
山頂からの大展望は動画でも見られます。
下りは早い。下りが苦手なMさんも快調に歩いて1時間もかからないで登山口に着いた。沢山止まっていた車はすべていなくなり、私たちの車だけがぽつんと残っていた。普通は、早めに登って早めに下山するのが登山の鉄則だが、今日ばかりは遅めのスタートが功を奏し、静かで快適な登山となった。
その他の山行記録は私のホームページ「蝸牛の足跡」でも見られます。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する