船形連峰 新緑の長倉尾根を歩く
- GPS
- 10:21
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,630m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:16
9:00 三光の宮
9:43 升沢小屋
10:50 船形山頂
12:01 蛇ヶ岳
12:35 三峰山
14:15 水源
15:14 北泉ヶ岳
16:20 泉ヶ岳
17:44 下山完了
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*全て一般登山道です。ただし三光の宮以降は登山道は残雪に完全に埋もれているので、ペイント赤布を目印に。今年は雪多いです。 *升沢小屋から沢コースを行きますが、雪渓歩きとなります。 *船形山頂稜線は夏道です。 *三峰までの縦走路は残雪がところどころ覆っていますが、赤テープなど明瞭。 *長倉尾根はまだまだ残雪多し。赤テープ少なめですので、注意必要。 *水源以降は完全に夏道。水源裏の沢は水量多し。 |
写真
感想
*宮城県北から船形連峰を見ると、平たい船底のように横に長い。大倉尾根と長倉尾根と後白髪山が重なって見えるからで、仙台市内からとは違った風景である。今日は未踏の長倉尾根を歩き、船形から泉ヶ岳までをつないでみた。豊かなブナの森の新緑を楽しみながら、のんびりと歩くことができた。念願の長倉尾根のブナ平には、まだ大きな雪庇が残っており、水源まで降りると美しい新緑が続く。もはや人の手の入らないブナの森に春が訪れていた。
*快晴予報の土曜日も日曜日もやはり仕事予定だった。天気も悪そうだし諦めていたのだが、急に日曜の仕事がキャンセルに。mokkedanoさんから日曜登山のお誘いを受けていて、お断りしていたのだが、急遽金曜の夜にOKの返事を差し上げた。天気図見てもよくなる可能性はゼロ。速攻登山がいいところだが…なぜか二人ともロングで行こうと。
*最近晴れ男と雨男で揺れ動いているmokkedanoさんとご一緒なので、船形ロングは午前中に高い方(船形山)を踏んで、あとは雨雲から逃げながら泉ヶ岳へというコース取りとしてみた。最後のピーク、泉ヶ岳山頂から歩いてきた道を振り返ったら、もう船形は見えず、三峰が濃い雲に呑みこまれていった。泉ヶ岳にもどんどん雲があがってくる。日が長くなったはずだが、やはりこの天気では暗いね。車に乗り込んだ瞬間にポツリポツリと雨が降り出した。なんとか逃げ切れた。光が足りず写真は少ないが、その分新緑とおしゃべりを楽しんだ10時間だった。
*残雪が多い。三光の宮以降は完全に雪道。3月4日に来た時は、かなりの深雪だった場所。ここの雪はなかなか融けない。あと2週間ほど、歩かれる方は足元を固めていかれるとよい。
*花は、三光の宮までは、ショウジョウバカマ、オオカメノキ、タムシバ、キクザキイチゲしか咲いていない。稜線はヒメイチゲ。山頂岩場のミヤマキンバイはまだまだ。長倉尾根から大倉尾根に乗りあがると、イチゲ、カタクリなど。北泉と泉ヶ岳の三叉路は、サンカヨウの群落がみられた。ここはあと一週間で花園になるだろう。
たまたまkiyoshiさんと都合が合い、2ヶ月振りにご一緒できることになりました。
行先はkiyoshiさんが長年温めてきた船形〜北泉の縦走路。
私も歩いてみたいと思っていた道なので二つ返事で付いて行くことにしました。
残雪を踏みながら船形や三峰の山頂を踏んだ後は、新緑の美しい長倉尾根を進みます。
長い道のりですが、歩きやすく雰囲気があってとても良い道です。
ずっと続くブナの森、飽きることなく歩けました。
今回の核心は雪に覆われた登山道でもキツめの登り返しでもなく、泉ヶ岳スキー場の駐車場から旗坂へ車の回収に向かうことでした。
雨が強めに降り始め霧がかかって前が良く見えず、しかも何か出てきそうな雰囲気…。
夜の林道はできれば近寄りたくないものです。
コメント
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お二人さん
随分と頑張りましたね
この時期、残雪が新緑を引き立ててくれます
写真で、残雪見てて新緑見ると「ホット」します
お疲れ様でした。
サンカヨウ
透きとおった白 いいですね
仙台に住んでいた若いころは、長倉尾根を通って日帰りなんて、考えられませんでした。 長い長いブナ林の道・・まあお二人だから驚きませんが
むせかえる様な新緑とはこのことですね
なんとか雨に降られず間に合って、良かったです
雨・霧・夜の林道・・・これだけでちょっと怖いです
kiyoshiさん、mokkedanoさん船形山から泉ヶ岳のロングお疲れ様でした、残雪から新緑へ、季節の移ろいの中を歩いているみたいですね
泉ヶ岳〜船形山はいつか行ってみたいなと思っていたコースです、もちろん一泊でですが
長い長いブナの道のり、新緑とか紅葉の頃が良さそうですね
kazikaさん、コメントありがとうございます。
二人で何度も立ち止まりながら「東北の春って、やっぱりこれだよね♪」と話していました
でも、この風景には纏わり付く虫も付き物ですが
今日になって足にきてます
やっぱり長丁場だったんだなあと今更ながら感じています
kamadamさん、こんばんは。
最期の方は雨雲と追いかけっこでした
何とか逃げ切れたのは、kiyoshiさんの晴れ男運が勝ったということで
「次の休憩でおやつだよ〜 」とか「あそこまで行ったらコーヒーにしよう 」とか、色々と釣られながら歩ききることができました
いつもより長い距離を歩いたものの、へタレなので次回は手近な散策コースを探そうかと思っています
MSFANさん、こんばんは。
まさに初夏から残雪・芽吹きまで一度に楽しめました!
とっても得した気分になりました
時間に追われることなく、山頂小屋か升沢小屋で一泊なさると奥深いブナ林をじっくり堪能できると思いますよ。
今回は駆け足気味でしたが、機会があれば私もゆっくり歩いてみたい道でした
いいですね〜
私にとってこのコースは、憧れというのともちょっと違って、宮城県人の通過儀礼だという勝手な思い込みかなんなのか、のどにつかえた小骨的なコース(?)として、いつも頭の片隅にあるコースなのです。
ブナの長倉尾根、いいですね〜。やっぱり実際の記録をみると、歩いてみたくなります。
それにしても泉ヶ岳から日帰りは無理かな・・ ・
東北も残雪と新緑の季節になりました
晴れてたらもっとよかったけど、贅沢はいいません。
サンカヨウ、大きな葉っぱとこの上品な透き通るような白が、本当に好きですね。いつまでも見ていたい花です。ちなみに夏の花は花期の短いミツガシワ、晩夏の花はイワショウブが好き、あ、みんな白だな
お返事遅れました、さっき帰宅 kamadamさん、もう寝てますかね
急登はほとんどないので、足がつるような道じゃないんですが、長いです 船形、今年もう3回目ですよ 次は錦秋の季節にでも。
泉ヶ岳から振り返って余韻にひたろうと思ったら、どんどん雲に飲み込まれていくんだもん
次のロングは、早起き苦手なモッケさんの地元にします
一人だとちょっと淋しい道かもしれませんね。荒れてるわけじゃないが、それなりに倒木などはあります。多分トレランの大会があったりすると整備するんじゃないかな。昨年、蛇ヶ岳に藪刈りが入ったので、上はきれいな道でしたよ。
今回、霧の林道も怖かったですが、旗坂の真っ暗な駐車場で、荷物を積み替えていたときに、手袋片手落としちゃったみたいです コンビニの600円商品ですが
それそれ、小骨コースです
私は全部縦走したいっていうよりも、長倉尾根はいつか歩かないとって思ってましたよ。一人だと桑沼林道つかっての周回かなとかね。
ワンデイピストンは昨年のヤマレコでお二人いらっしゃいますね。28キロで、1800m強かな(泉ヶ岳を登らない場合で、行き帰り登れば、+300m)みたいですね。12時間位でいけると思うよ。
私は年寄りだからしませんよ〜
ma-kuroさんもいずれ小骨抜いちゃってもいいのでは
こんばんはkiyoshiさん、mokkedanoさん
20Km超のロングコース 恐れ入ります。
悲しいかな、私には未知の世界です
いつか自分もできたらなぁ、なんて憧れの世界です
20キロは心理的な壁ですが、慣れれば結構歩けるものですよ。同じ標高差を登る場合、距離があるほうが当然登りやすいのです。
ロングで有名な100名山の平ヶ岳は、19キロ、1600m位ですし、以東岳ピストンも20キロ1600mですね。この船形縦走より短く低いのです。ここを歩けたら、大抵の一般ロングコースは行けますよ。
決して急がないでイーブンペースが大事。あと、登りは小股でね 長い休憩はとらず、ゆっくり進むのが多分いいと思います。kajyukiさんなら大丈夫、私が太鼓判押しますよ
私は2日もかかりましたが、日帰り縦走とは恐れ入りました。
すごい距離を歩かれたのですね〜。 〜
私は出発が遅かったので、升沢小屋に着いたのは16:00でした。
お二人は早い時間に通り過ぎていたのですね…。驚きました。
歩きましたね〜
超ロング山行、お疲れさまでした!
23km、累積1700mですか。
僕の記録で言えば、南面白山〜大東岳〜面白山の周回コースや、栗駒の千年クロベ鑑賞コースみたいな感じでしょうか
とても爽やかな疲労感が想像できます
いつか泉ヶ岳に行ってみたいと考えていますが、せっかくなので船形まで足を伸ばしてみたいなと考えていた所でした。
あんまり暑くならない内がいいですよね
ma-kuroさん、おはようございます。
あの周辺の登山道を全部歩いてみようと思うと、結構思い切ったことをしないと小骨は取れなさそうです
どこの山にもそういう道はあるような気がします。
今年もご夫妻は朝日や神室の小骨、抜いちゃいますか
いずれにせよ、他のユーザーさんの記録を見てしまうと行きたい山がどんどん増えて困りますよね
kajyukiさん、おはようございます。
私もkiyoshiさんにこの計画をいただいた時には完歩できるか半信半疑でした。
歩きやすいペースを作ってくださったので、バテることなく歩けました。
kajyukiさん、ご謙遜なさらずに
実力はkiyoshiさんから伺っております
setisetiさん、おはようございます。
ちょうどsetisetiさん達が蛇ヶ岳方面を周回なさっているときに私達が升沢小屋から船形に歩いていたようですね。
トレースありがとうございました。
升沢小屋、中をちょっと覗いてみましたが綺麗な小屋でしたね。
機会があればsetisetiさんのように泊まってゆっくり船形周辺を歩いてみたいです
tooleさん、おはようございます。
久々に長く歩きました。下山したときはそれほどでもなかったのですが、翌日に足にきました
この疲労感、爽やかではありませんでしたよ
階段の上り下りに一苦労しました
歩きやすい道で楽しかったです。暑い時期は仰るとおり避けたほうが良さそうですね
あの、船底を歩かれていたんですか?
まだ山歩きなんて絶対にしない!!と思っていた頃、同僚に、あれが船形山だよと教えられ、妙に腑に落ちた山です。
往復1キロ程度の某群生地に、4時間も居てしまう私は、今年の山歩きが不安でたまりません
お二人を見習って、もうちょっと歩く気持ちと体力を持たなければ!
ちなみに、kiyoshiさんのザック、私と同じメーカー
あの船底を歩かされました
宮城側から見ると、確かに船底の形ですね。
ちなみに山形側からは奥深くて平地からはなかなか見えにくい山なんです
どうもせっかちなせいか、長く同じ場所に滞在することができません
せっかくの綺麗な景色を前にしても、先へ進もうとしてしまいます
Springさんのように、山でのんびり過ごすことが出来る大らかな気持ちが欲しいです
泊まり装備で船形のロングコース、おつかれさまでした。山の泊まりは朝日以来かな?朝晩素晴らしい光景が見られたのではありませんか。羨ましいです
setisetiさんの二日目に我々は登っています。瓶石沢分岐あたりが多分一番近かったのではありませんか。お会いしてたら、あの早池峰以来でしたね、惜しかった
このコースは宮城県民(とモッケさん)の限定コースだから近寄っちゃダメよ
私には歩けない夢のあるコース(あと斜度のあるコース+ヤブのあるコース)を歩いてくださいね
行きたい山、歩きたいコースは沢山あるけど、時間と体力が… tooleさんに全部歩いてもらってもいいや
カ○マ×ですか? 私のこの○リ×−は実は相棒さんのお下がりです、なんだか気に入らないのだとか…ったく でも背負い心地はとってもいいので、しばらくこの蛍光色で頑張るかも〜遭難しても目立つしね
あの船底の全体像を撮って1枚プラスしようと思ったら全然雲とれないね。昼間は大崎にいないから天気がわからん
週末の山はちゃんと乗り越えたかな。ピアノも時々練習なさいね←父親風
kiyoshiさん、mokkedanoさん
はじめまして。yonejiyともうします。
歩かれましたね。このコース、37年前に先輩に初めて山へ連れて行ってもらった時のコースです。もちろん一泊二日でです。
真夏に大きなキスリングを背負って、キャランバンシューズで歩きました。この時はまだあったバスで升沢に入り、山頂小屋で一泊しました。初めての山で興奮し、寝付けなくて同僚と一晩中、外で流れ星を眺めていたのを思い出します。
それ以降、山を止めていた時期もあり、最近また皆さんの活躍に刺激されて、登り始めたところですが、再訪を果たしていません。
このコースはその時の思い出とともにいつまでも心に残ることでしょう。
機会がありましたら、山でお会いできることを楽しみにしています。
やはり、yonejiyさんにとっても思い出の山でしたか。宮城の高校生は高校総体で一年おきに船形と蔵王を縦走するようです。yonejiyさんと同じように、忘れられない山行になるのでしょうね
私はyonejiyさんとほぼ同世代ですが、山を歩きだしたのは20代後半からですので、キスリングやキャラバン世代ではないのですが、昔からすると今はずいぶん服装も装備もかわりましたね。当時一番新しいダンロップの一人用吊り下げ式のテントを購入して、ソロで泊まりの山行したのが懐かしいですね。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。どこかでお会いしたらどうぞ遠慮なく声をかけてくださいね
yonejiyさん、コメントありがとうございます。
貴重な思い出話を聞かせてくださってありがとうございます。
私の初「山中泊」と似たようなエピソードでしたので、嬉しくなってしまいました。見るもの感じるものが全て新鮮で、興奮して寝付けなかったことを思い出しました。
何年経ってもその感覚は大切にしたいものです。
時々私も隣県から宮城にお邪魔してます。どこかでお会いできたら良いですね
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