記録ID: 3047015
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雪山ハイキング
日光・那須・筑波
女峰山 21-1(行者堂より黒岩ルート1)
2021年04月03日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,800m
- 下り
- 1,799m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5〜6台可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、行者堂の左裏側からが始まり、登山届用のポストは行者堂の直ぐ裏にあります。 登山道の出だしは、明瞭ではありませんが、方角が変わる場所には案内板が有ります。 <行者堂ー殺生禁断境石>杉林の中の急、緩、急斜面 杉林の中の短い急斜面を登ると、緩斜面が続き途中林道に出て、杉林に戻ると直ぐに急斜面になります。急斜面を登り切ると大きな殺生禁断境石が目の前に現れます。 <殺生禁断境石ー稚児ヶ墓>緩斜面 殺生禁断境石を過ぎると、良く踏まれた明瞭な登山道です。 途中、樋状の部分が何度かあり、粘土質の土が滑るので注意。 春はつつじが咲き綺麗です。 比較的見晴らしの良い笹原からは女峰山が望めます。 <稚児ヶ墓ー水場分岐>緩斜面で、こちらも、春はつつじが咲き綺麗です。 主にレンゲツツジが多くトウゴクミツバツツジもあります。 広大な笹原に出ると間もなく男体山が左に見え、水場分岐に着きます。 水場の水は、生で飲むには衛生的に好ましくないので加熱を勧めます。 <水場分岐ー白樺金剛>緩、中斜面 水場分岐付近は笹原で、笹の斜面に男体山を望めます。 笹原から唐松林になります。唐松林の入口付近は日光市内の展望が良く、遠く筑波山も見渡せますので休憩場所に良いです。 唐松林に入り少し行くと、左側にスイトンの石碑があります。 更に進み、中斜面になったころ白樺金剛の標識が出てきます。 <白樺金剛ー八風>ほぼ緩、中斜面、急斜面 2か所の急斜面が登りずらい。 春は白樺金剛を過ぎ尾根に出ると白やしおが綺麗です。下のツツジが終わるとこの辺りの白やしおが咲きだします。 最初の急斜面を登り右へ曲がり尾根道を進むと春にはアカヤシオが見られます。 少し行くと急斜面になり溶岩の岩場に八風があります。八風は見晴らしが良く天気が良い日は男体山とその左に富士山が見えます。(今回は見えません) 北側に見える尾根は、赤薙山から奥社跡、更に一里ヶ曽根までの稜線が見えます。 日光市内も見渡せます。 <八風ー黒岩>中急斜面 少し稜線を進むと女峰の看板があります。案内板に従い進むと黒岩の南面をトラバースします。ガレ場の横断で滑りやすく注意必要。 看板を無視して尾根を直進すると、落葉松金剛を経由し、笹の急斜面を登り黒岩に着きます。笹が滑るので注意。 黒岩からは大迫力の断崖が目前に広がります。(谷側に近づくと危険) 前女峰の断崖〜赤薙山の断崖。特に前女峰の赤い地層が印象的。 更に断崖の下方には七滝、大滝も見えます。これらは冬に凍り付き白い氷瀑となります。 5月にはアカヤシオが赤薙山から奥社跡の断崖に咲きます。 その後、シロヤシオに変わります。 黒岩も樹林越しに富士山が見えます。 <黒岩ー遥拝石> 稜線を降ると遥拝石に出ます。(登跡が不明瞭なので注意) 遥拝石からも迫力の渓谷美が見られます。 <遥拝石ー箱石金剛>急、緩、急斜面 遥拝石からの登りは結構苦しく感じます。 5月には桜草の仲間が道端に咲きます。 「苦しけりされどのぼりたし」の看板…アタッテル… その後、尾根の南側をトラバース気味に進み、唯一の鎖場を過ぎ笹の斜面を横切ると、コメツガ林の急斜面に入ります。この急斜面の上部は岩場となっていますが、お助け手すり(木の根)があり、それに捕まると安心して登れます。 今回、この急斜面から雪道となりました。 急斜面を過ぎるとシラビソの茂る尾根道となり、更に尾根道を進むと徐々に急になり箱石金剛に出ます。 箱石金剛は綺麗なコメツガ林の中にあります。 <箱石金剛ー唐沢小屋>緩斜面 箱石金剛から尾根に上がり少し行くと竜巻山の標識があります。 展望はありません。 この後唐沢小屋までは、アップダウンはありますがほぼ平坦な登山道です。 今回、雪で苦戦しました。 途中景色の良い展望地があります。男体山、大真名子、白根、子真名子、太郎、帝釈、女峰が望めます。 ザレ場のトラバースを過ぎると少しで唐沢小屋に着きます。ザレ場のトラバースは蟻地獄に飲まれないように慎重に進みます。 <唐沢小屋ー山頂>緩、急斜面 唐沢小屋からはシラビソの樹林帯を進みます。 樹林帯を過ぎると崩れやすいガレ場をトラバースし、最後の急登となります。ガレ場からは男体山の眺望良し。(大きな岩の周辺が一番滑り易いので注意) <山頂> 山頂からは360度の展望。男体山、大真名子山、子真名子山の連なる様子が絶妙です。又会津の山々、更に越後の山々は7月ごろまで白く雪を被って綺麗です。 その景色を見ながら帝釈山への尾根道を歩くと、何となく北アルプスを歩いている気分になります。 良く澄んだ日は、北アルプス妙高まで見えます。 女峰の写真を撮るには、帝釈山側から撮るとピラミラダスに撮れます。 特に、帝釈山の山頂手前からは形が良いです。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
|
---|
感想
登山開始時は曇り
八風で雲を突き抜け晴天
苦しけり‥‥の看板近くで避難小屋泊まりの方とすれ違いました。
コメツガ林の急斜面より上は雪道
頂上直下の急斜面はアイゼンを着用
下りも同じ場所で脱着
ガレ場は雪解けで崩れやすいので要注意です。
午後の気温で踏み抜いやすくなりました。
100回以上踏み抜きました。
表面が凍っていたり、中に氷の層が有ったりで、何度か脛に激痛が走りました。
コメツガ林の急斜面は所々凍っているので注意深く降りる。
それ以降は快適に降れます。
水分2.5L+1.0L(残1.5L+0.7L)
アルパインクルーザー2500
やはり標高が高い山は、光が強く色が違う、特に青空の色
又来たくなる。
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コメント
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山道の雪も底部は殆ど無く山行し易いようですが、やはりルート案内が不足気味で
一部迷路が発生しているのが日光エリア特有の山域ですよね。
ロングルートの日帰り山行大変お疲れ様でした。私もこのルートを一度制覇しようと思っていますが、いま一つ勇気が出ず霧降高原〜女峰山〜唐沢避難小屋〜三本松茶屋を日帰り山行しています。
(三本松茶屋〜唐沢避難小屋〜女峰山ピストンも日帰り山行しています)
何れも無雪期の山行です。
今年はこのコースをチャレンジしてみようかと思っていますが、
3点ほど確認したい項目があります。お手数ですがアドバイスお願い致します。
‥眤避難小屋から山頂までのトレースはしっかりしているでしょうか?
(8本爪のアイゼンは持参しますが、ピッケルは持たずレイキで山行予定です)
底部の雪無山道で特に不明瞭な個所があれば教えてください。
私の最も心配なのは不明瞭なコースで道迷いです。
GPS(ガーミン制)、スマホアプリ(YAMAP)等は持参していますが
いざ山行中は何れも画面が小さく活用しづらいです
(年寄りにはルーペは必携です)。
E眤避難小屋下部のガレ場付近の雪の量は多いでしょうか?
昨年「太郎山(光徳牧場〜ぐるりと1周」を登った時に山頂直下のガレ場(新薙のガレ場・崩落個所3か所)は久しぶりに緊張感を味わい慎重に下山しました。
お手数ですがアドバイス頂ければ幸いです。
t0409276さんこんにちは
私はこのルートは30回以上歩いてます。
今年最初の黒岩ルートでしたので、何とか天気が持ってくれたのと、残雪量がさほど無かったことが幸いしました。
積雪の状況は、コメツガ林の急斜面から先が積雪ですが、ガレ場は溶けてます。
〔造い笋垢の咾涼罎魯團鵐のリボンが有ります。
唐沢避難小屋から先は、積雪の状態にもよりますが、小屋の裏から続く林とガレ場の横断が幾分迷いやすいかもしれません。でも、志津林道から女峰への途中の馬立を越えた経験があれば問題ないと思われます。
唐沢避難小屋からは、左に行くと林の中にピンクのリボンが見えます。踏み後はいくつか見られますが、このピンクのリボンに沿って登れ
ば問題なく、程なくガレ場に出ます。 ガレ場を右から左に斜めに横切ります。
ガレ場は年々崩れやすくなってますので注意が必要です。途中に岩があり(目印も有り)その辺りが一番崩れやすいです。ガレ場でエネルギーを使うので過ぎたところで一息ついたほうが良いです。その後シラビソ林の狭い急登になり程なく頂上です。
特に不明瞭な個所は有りません。
行者堂までは観光地図にも載っていると思います.
登山道も判り難いところはありません。ただ、踏み跡が複数ある処がありますので注意は必要です。
行者堂裏に登山ポストがあり、その左側を進みます。急な坂を上り左に尾根上を進むと林道に出ます。すぐにその林道から杉林に入り急斜面を登りますが、この辺りはいくつもの踏み跡があります。どこを通っても最後に合わさり殺生禁断境石に出ます。その後は八風まで明瞭で、遙拝石までは黒岩に登るかトラバースするか、のどちらかとなります。積雪が無ければ遙拝石以降は唐沢小屋までは明瞭です。
ガレ場は3個所あります。新雪が降らなければ3個所とも雪はありません。しかし滑ります。
一つは八風を過ぎた後に黒岩をトラバースするところで、さほど滑らずとも踏み跡を外れると滑るかも。
二つ目は小屋手前のガレ場で、この時期は滑らないで通過はむつかしいです。多少なりとも滑ります。踏み跡があれば丁寧にたどる事をお勧めします。
三つ目は,両屋〜山頂間のガレ場で岩の近くが足場が滑りやすい。ここも同上です。
3箇所とも人に踏まれれば固くなってきますが、今の雪解け直後は特に滑りやすいです。
お勧めはゴールデンウイーク明けごろです。稚児ヶ墓前後のヤマツツジが見事です。過去の参考記録を参照してください。20回くらいは載せてます。
一つ参考に
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2359140.html
s-tsukui さん 返信遅れて申し訳ありませんでした。
また、丁寧かつ貴重なコメント情報有難うございました。
実は、私の会社の都合で急遽4/5-6と連休になり
コロナ禍により我慢の自粛が長引いて今年(令和3年)初の登山再活動を
することになりました。日曜日(4/4)の夜まではこのサイトを確認しましたが
残念ながら翌日の夜にUPされたようで1日遅れとなってしまい、自力で
以前のコース(霧降高原〜女峰山山頂ピストン)を山行してきました。
(あと1日早いUPでしたら行者堂-黒岩ルートを選択していたと思います)
約4カ月のブランク並びに雪とアイスバーンの山道でかなりの体力消耗となり
挙句の果てに山頂まで残り1/3位の所でアクシデントが発生し、結果的に途中
リタイアと言う残念な結果になってしまいました。
以下、長文になるので下記を参考に見て頂ければ幸いです。
【山行記録】
http://dyana2018.sakura.ne.jp/sankoukiroku2/kiroku2021/R03-01.htm
【写真】
http://dyana2018.sakura.ne.jp/syasinsyu2/R03/R03-01/ki000.htm
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