帯那山:花と怪しげな踏み跡と山梨百名山
- GPS
- 06:37
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:37
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りのルートは踏み跡が薄く荒れ気味な箇所が多い。特に古湯坊温泉からの登りは、一般登山道としては難易度高め。 |
その他周辺情報 | ・草津温泉 https://yamanashi.k-o-i.jp/koten/kusatsuonsen/ |
写真
感想
18きっぷ最終日。甲府の草津温泉で熱い湯船に浸かるべく、甲府近辺の登山を計画しました。
当初の予定では、塩山駅から源次郎岳をピストンしようかと思いましたが、このところ登山の回数が減っていて、バリエーションルートを歩くだけの感覚がまだ戻っていない気がしたため、甲府の北画にある帯那山への登頂を計画。
帯那山は、登山道だけでなく、林道や舗装道路によるアプローチも可能であるため、いざというときにエスケープしやすい、という点も考慮しました。
「大半が林道やら舗装道路だし、バリエーションルートよりは楽勝だろ」とお気軽に考えていたのですが…
【コース状況】
■武田神社〜古湯坊温泉(積翠寺温泉)
・まずは甲府駅からバスに乗って武田神社まで移動。本来は積翠寺までバスはあるのですが、本数が極端に少ないため、まったく時間が合いません。
・武田神社には、トイレ(洋式・水洗・給水可能)があります。
・武田神社からは、しばらく舗装道路を歩き、標高を稼いでいきます。
・古湯坊温泉への分岐からは、コンクリート舗装の道路を登っていきます。
・途中、様々な花が咲いていました。
■古湯坊温泉(積翠寺温泉)〜馬込
・古湯坊温泉の旅館施設の脇から、登山道が始まります。
・そして、いきなり核心部。あまり人が歩いていないのか、舗装道路に出るまでは、とにかく踏み跡が薄いルートです。
・取り付きからルートミスをして、登山道にすら入っていないのですが、緩い斜面を登り、なんとか登山道に復帰(?)。
・その後も、大量の落葉と落枝に埋もれた踏み跡を、赤・ピンクのテープと足の感覚を頼りに、慎重に登っていきます。
・たちが悪いことに、地形図では登山道は直線となっているのに、実際の登山道やGPSのログは蛇行してついています。
・実線ルート(一般登山道)の割に、GPSのログが散らばってついていたので、悪い予感がしていたのですが、思った以上に手こずりました。
・この段階で、早々に下山ルートとして使うことは諦めました。
■馬込〜見越山
・古湯坊温泉からの登山道を抜けると、林道に合流し、次いで県道に合流します。
・その後、1,011mピークを過ぎたころに、舗装道路と並行する尾根の登山道に入っていきます。
・緩やかな尾根上の登山道であるため、迷う要素はないのですが、これまた落葉が比較的多く、困ったことに倒木がそこそこあります。
・そして、林道を横切り、今度は林道と並行する登山道に登っていきます。
・こちらは、徐々に倒木の数が減り、踏み跡が明瞭となります。
・電波塔を過ぎてからは、登山道ではなく、未舗装の林道となります。
・見越山を巻くように林道が通っているため、いったん通り過ぎてから山頂に登頂します。山頂は樹林帯の中で、景観はイマイチでした。
■見越山〜帯那山山頂
・見越山から、再び林道に復帰し、帯那山を目指します。
・林道を歩いていると道標が現れ、最後の登山道に突入します。
・ススキ?の草原の中を登っていくと、山頂に登頂です。
・山頂は、富士山や奥秩父山塊の方面の景色が開けています(南アルプスは樹林に遮られていました)。残念ながら、富士山は雲の中。
・山頂はアヤメの群生地でもあるらしく、6月頃に見頃を迎えるとのこと。
・なお、山頂には何らかの建物(県警無線所?)の残骸がありました。
・山頂からしばらく歩くと奥帯那山があるのですが、なんとなく歩く気がせずに、今回はスルー。
■帯那山山頂〜太良峠
・下山は、古湯坊温泉への登山道を使いたくなかったため、太良峠経由で舗装道路を降りることにしました。
・下山で通った登山道は、それまでとは打って変わって、非常に歩きやすいルートでした。
・実質的には未舗装の林道と言っていいレベルで、実際に軽トラが走っていました。
・また、幅が狭い箇所も、よく踏まれていて、落葉もほとんどなく、下山ルートとしてこちらを選んで正解でした。
・舗装道路に出て、しばらく登り返すと、太良峠に出ます。
・太良峠から、甲府盆地が一望できました。
■太良峠〜武田神社〜甲府駅
・太良峠からは、ひたすら降りの舗装道路を2時間程度歩きます。
・途中、人里に差し掛かった頃、車に乗った老紳士に「乗っていきますか?」とお声掛けいただきました。
・ルートを検証しながら歩くことも目的だったため、お気持ちだけいただき、お礼を言いつつ丁重にお断りいたしましたが、なんだかとても嬉しい気分になり、しばらく顔が綻んでいました。
・途中、前回の要害山の登山の際には立ち寄れなかった積翠寺に立ち寄りました。
・そして、無事武田神社まで帰還。
・そこから、甲府駅、さらに草津温泉まで歩き、本日の山行は終了しました。
【まとめ】
・今回は、取り付きが最も難易度が高く、徐々に難易度が下がっていくという、実に珍しいパターンでした。
・古湯坊温泉からの登山道は、とにかく踏み跡が不明瞭で、一般登山道としては難易度が高めです。初心者単独での入山は控えるべきでしょう。GPSがあったほうがいいです。
・その後の登山道は、踏み跡は比較的明瞭になりますが、今度は倒木がやたらと多く、思ったよりスピードは出ません。
・標高が上がっていくと、林道メインの登山となり、途端に難易度は下がります。
・降りの太良峠までのルートは、登りのルートとは打って変わって、非常に歩きやすいルートでした。ただし、樹林帯の中であるため、景観は望めません。
・今にして思えば、太良峠から棚山の方に抜けてもよかったかもしれません。
・ちなみに、太良峠とは別方向の山梨市営バスの戸市バス停まで降りることもできます(本数は少ないですが)。
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