【空木岳(長野・2864m)】結局空木だけ〜に、逆回りにすれば良かった中央アルプス縦走
- GPS
- 17:01
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 3,049m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
菅ノ台 5:35(0:00)
林道終点 6:57(1:22)
水場 8:01(2:26)8:20まで休憩
マセナギ 9:00(3:06)
迷尾根 9:59(4:05)
駒石 12:21(6:27)12:45まで休憩
空木岳 13:29(7:11)
木曽殿山荘14:29(8:11)
6/9(日)
木曽殿山荘 5:06(0:00)
東川岳 5:33(0:27)
熊沢岳 6:50(1:44)
檜尾岳 8:23(3:17)
極楽平 11:21(6:12)
千畳敷駅 12:07(7:01)
天候 | 6/8 晴れのち曇り時々雨 6/9 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車料金 500円/1回 菅ノ台BT〜千畳敷駅はこちら http://www.chuo-alps.com/ropeway/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 ヨナ沢の頭〜駒石避難小屋分岐は、トラバース道となっており踏み抜き放題です。尾根道もイマイチ分からなくて、薮漕ぎを強いられました。アイゼンは不要です。 空木岳〜極楽平までは、島田娘への登りのほか、数個所が残雪歩きとなります。朝早い時以外はアイゼンは不要かも。 極楽平〜千畳敷駅は、雪が残っていました。雪が緩むと下りが大変です。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(ミレー) 1 黄緑
ストック(BD) 1 黄緑(折り畳み式)
アイゼン(10本爪) 1 黄色
GPS 1 ガーミン
防寒着(スキーウエア上) 1 白色
コンロ、ボンベ 1
コッヘル 1
地図、コンパス 1 昭文社
デジタルカメラ 1 オリンパス
携帯電話、予備電源 1 ドコモ
ヘッドライト 1
エアーピロー、アイマスク 1
ティッシュ、消毒スプレー 1
簡易トイレ 1
医薬品セット 1
着替え(上下) 1
飲食料、非常食 1
ロープ、ガムテープ 1
シュラフ、マット 1
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感想
梅雨入りしたというのに、嬉しや嬉しや、週末の天気は晴れ!
ヤマレコを見ていて気になったルートがあり、
それをやってみようと思い立ちました。
菅ノ台から空木岳を経由して木曽駒ヶ岳を巡り、
ロープウエイで下りてくるというもの。
・池山尾根で空木岳は日帰りピストンはかなり前に行ったことがある
・レコを見ると空木岳から先は夏道だ
・鈍足の自分でも朝早くに出れば行けるかも
てな具合で決定。
●菅ノ台〜木曽殿山荘まで
朝早いからはよ寝るぞ!
…起きたら3時ちょっと前、急いで菅ノ台に向かったものの、
5時過ぎにバスターミナルの駐車場に到着、
出ばなからくじかれました。
駐車場で、ちょうど反対回りで縦走する人と話をして、
「檜尾避難小屋で会いましょう」と言ってスタート。
本当に辿り着けるのだろうか、
木曽殿山荘に14時までに着かなかったら、木曽殿山荘泊まり。
14時になっても空木岳に着かなかった、ピストン決定。
と、考えていたので気ばかり焦ります。
息が上がる、気温も上がって汗が出る。
上がらないのはペースだけ(笑)
途中、行き会った3人組のパーティーの人たちと行ったおかげで、
ペースは何とか保てました。
一人だったら、ダラダラ歩いて、さらに遅くなっていたかも。
空木岳の山頂では、越百山から来たという人と行き会いましたが、
その人はカモシカのように下りていきました。
大量の発汗ですっかりバテバテな自分は、
ナマケモノのようにソロリソロリと空木岳からの下りを下りていきます。
雨がパラパラと降ってきました。
時間も14時を回ったことだし、これ幸いと思い、
木曽殿山荘泊まりを決め込みました。
●木曽殿山荘
山荘に着いてから、まず水の調達に、義仲の力水を汲みに行きました。
天気も回復して、雪や雨で濡れた靴下とかを乾かしながら、
しばし昼寝&日向ぼっこ。
小腹が空いてきたので、デザートにしようとザックを開けるとあれ?
何で、空っぽの容器なんだろ?
杏仁豆腐、食べてもないのに空っぽ。
ザックに手を入れると、真っ白。
杏仁豆腐、破裂してました(笑)
シュラフ、マットも、白のまだら模様に…。
何とかふき取って、ザックも小屋の屋根の上で乾燥へ。
しばらくすると、一人、千畳敷から来た人がやってきました。
例のごとく、山談義そして就寝。
明け方は寒くて目覚めてしまいましたが、よく寝れました。
●木曽殿山荘〜千畳敷駅
朝は、ほぼ予定通りに出発。
天気が良く、途中から汗だくに。
いくつか、残雪歩きのところがありましたが
雪も緩んでいてアイゼンは必要ありませんでした。
11時くらいまでに極楽平へ行ければ宝剣に行きたいな。
と思ってましたが、なんせ気温が上昇して、汗が止まりません。
おかげで、足は止まるんですけど、ね。
途中、途中で、雪を脇に入れてクールダウンしながらも極楽平へ。
千畳敷駅までの道はどうなっているのかな?
…。
雪の急斜面やんけ!
アイゼンを装着しているうちに、一人の人が歩いてきました。
地元・駒ヶ根の人で、
今朝、千畳敷から木曽駒・宝剣に登って今から千畳敷へ下りようというのですが、
この斜面どうやって下りようか迷ってたようでした。
それに比べて、
あー、ヒップソリ持ってくるんだった
って思っていた自分は…。
夏道は、極楽平から直下してカーブを描くようになっています。
トレースはあるにはありましたが、
雪が緩んで全然アイゼンの歯が立ちそうにもありません。
5mほど下ったところに、ハイマツが出ているところがあり、
試しに下ってみると、全く歯が立たず、スリップして、
強制尻セード、ハイマツで止まりました。
ハイマツと雪の斜面の境目を縫うようにしていくことに。
滑ったら、強制尻セードですが、
ハイマツがキャッチしてくれるので、
大滑落は避けられます。
下半身はズブ濡れになりますが、どうせ、下ってしまえばゴールです。
で、何とか、千畳敷駅に到着。
最後は思いがけずに、今回の核心部分となりました。
千畳敷駅から、改めて振り返ると、乗越浄土への斜面が急なこと。
人が豆粒みたいに見えます。
しばらく見ていると、下りるのを躊躇しているのか、
途中で止まっている人がいました。
朝は雪が絞まっていたので、登りやすく下りやすかったのでしょうが、
これだけ緩むと、随分難所になっていると思います。
ピッケル・アイゼンがあっても、
ある程度慣れていないとなあと感じました。
●結局
結局、空木だけーになってしまいました。
今度は、逆回りで行きたいですね。
・まず、池山林道にクルマをデポ
・チャリで菅ノ台まで下りて千畳敷駅へ
・千畳敷から木曽駒・宝剣経由で檜尾または木曽殿小屋へ
・池山尾根から下りて菅ノ台でデポしたチャリ回収
てな具合になんてどうでしょうか。
今回は、日の出に稜線からの眺望、
最後は半強制尻セードとなかなか楽しめましたし、
良い経験になりました。
こんにちわ!!
カモシカのように降りて行ったように見えたけど実はガクガクだった者です。。
やはりヤマレコユーザーさんでしたね!!もっとお話しすれば良かったなぁ。。
あれからやっぱり青空になったんですね〜。帰りの時間にゆとりがあれば・・・
ご無事に千畳敷まで縦走されて何よりでした!!
晴れの稜線歩きがとても羨ましいです。。
次回どこかでお会いした時はもっと山談義いたしましょう!!
ヤマレコユーザーさんだったんですね
あれから木曽殿山荘で改めて、
Mahitoさんのルートを見て、
健脚さに驚いていました
次回どこかでお会いしましょう
大変お疲れ様でした
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