高塚山 ナメゴ谷の桜の昇り龍を歩く

2021年04月23日(金) [日帰り]

• GPS: 06:39
• 距離: 10.6km
• 登り: 765m
• 下り: 787m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:12
• 休憩: 1:23
• 合計: 6:35

8:30 行者還トンネル東口
8:35 論所ノ尾登山口
9:43 9:55 一ノ垰
10:00 一の垰プレート
10:19 P1380
10:43 JP1418
11:24 12:05 高塚山(昼食)
13:01 13:03 廃林道ナメゴ線出合
13:16 13:44 崩壊地
14:49 天ヶ瀬分岐
14:58 論所ノ尾登山口
15:05 行者還トンネル東口

天候

曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行者還トンネル東口の路側に駐車しました。

コース状況／危険箇所等

昨秋にはナメゴ谷林道がトンネル東口で跡形もなく崩落して、人も通れなくなっていましたが、3月末で復旧工事も完了し論所ノ尾登山口までは問題なく歩けました。
登山口から一ノ垰への急登は、しばらく通行止めだっただけあってやや荒れ気味ですが、
特に危険はありません。
一ノ垰からP1418までは、下北山中学校バス停への道標や目印テープが随所にあり、
広い尾根にはロープが張られています。
P1418からは標識もテープもなくなり尾根もやや急峻になりますが、危険はありません。
高塚山から昇り龍の下りは荒れ気味の急傾斜ですが、特に危険はなく、
左右を深い植林に挟まれた自然林の中を下っていけば迷うこともありません。
行者還トンネル東口に戻るナメゴ谷林道は、ほぼ全区間数え切れないほどの箇所で、馬酔木などの樹木が蔓延っていたり土砂崩れに覆われたりして、通行困難な所もあります。
中でも、昇り龍から下りて数100m進んだあたりでは、尾根の中腹からの山抜けで、
林道全体がなくなっています。
倒木の山を越えた先は垂直に近い崩壊の跡を50mくらいトラバースしなければならず、
脆そうな土はとても体重を支えてくれそうになく、一旦は断念して高塚山へ登り返しを覚悟しましたが、崩落の辺縁をよじ登って高巻いてなんとかクリアしました。

その他周辺情報

入之波温泉山鳩湯や湯盛温泉ホテル杉の湯で汗を流したいところですが、新コロ感染爆発
の奈良県(感染率全国3位なのに緊急事態ではないらしい…)なので、自粛やむなしです。
ただ、馬酔木の焼肉の誘惑には抗し難く、16時過ぎだから空いてるのではと覗くと、
まさかの無来客⁉ 義を見てせざるは勇無きなり(笑)、美味しく援助してきました🥩

写真

4/23 5:33

平群から葛城山。
今朝の空気は澄んでいる。

4/23 5:34

朝の爽やかな空を泳ぐ鯉幟。
若にも一組買ったばかり。

4/23 6:59

朝日に輝く大滝ダムの湖面。
いつもに増して満々の水。

4/23 7:10

湖畔の道の駅で、
愛を語らい飛び交うツバメ。

4/23 15:50

谷底のR169を駈け上がる。
遥か頭上の標識が損傷。
落石どんだけ跳んだのか!?

4/23 7:50

カメラも立つ64番ポイント。

4/23 7:51

ナメゴ谷を挟んだ正面に
高塚山に駆け登る昇り龍。

4/23 7:52

昇り龍。桜はちらほら…

4/23 8:01

車のいない90番ポイント。
予定変更して通過。

4/23 8:08

行者還トンネル東口。
路側に駐車。

4/23 8:08

復旧工事の終わった、
ナメゴ谷林道入口の崩落。

4/23 8:21

ナメゴ谷を見下ろす。
彼方に大台ケ原の山影。

4/23 8:22

ナメゴ谷林道を進む。

4/23 8:31

すぐに倒木に遮られる。
村役場の回答を思い出す。

4/23 8:39

その手前の朽ちた道標。
諭所ノ尾登山口。

4/23 8:39

ここから一ノ垰へ急登。

4/23 8:34

足元にネコノメソウ。
の仲間かな？

4/23 9:14

写真以上の急登。
息が切れる💦

4/23 9:24

ミヤマシキミ。

4/23 9:25

林床に群落が広がる。

4/23 9:42

鹿の食害。食い荒らし。

4/23 9:43

岩礫から💛石を発見。
岩に載せてみる(^^

4/23 9:45

一ノ垰。
道標に💛石載せておいた。

4/23 9:53

一ノ垰のブナの梢。

4/23 9:55

弥山を見上げる。

4/23 9:56

稜線の上に小屋の屋根。

4/23 9:55

稜線の先に鉄山。
大普賢の孫みたいな佇まい。

4/23 9:56

枯笹の気持ちいい稜線。
大峰奥駈道の一部。

4/23 9:57

左手にこれから行く高塚山。
とその長い稜線。

4/23 9:57

その手前にナメゴ谷。
ん〜っ…ピンクでない💧

4/23 10:00

一ノ垰プレート。1472m
今日の最高峰。

4/23 10:01

ここから奥駈道を外れて、

4/23 10:02

上北山中学校目指して下る。
次々標識。通学路かよ(^^

4/23 10:12

樹間から大普賢岳。

4/23 10:19

小刻みに昇り降りしながら、通学路最初の1318mピーク

4/23 10:27

古〜い道標も残る。

4/23 10:32

ケルンを積み増し。

4/23 10:33

ぼっきり折れたばかりのブナ

4/23 10:38

森の落とし物
�．屮覆亮造粒�

4/23 10:38

森の落とし物
�△茲譴茲譴里椶辰�り系？

4/23 10:43

ジャンクションピーク。1418m

4/23 10:49

下って、

4/23 10:53

岩峰を巻いて、

4/23 11:01

ヒメシャラのベンチで一息。

4/23 11:12

え⁉ 断ち割りヒメシャラ？

4/23 11:13

見事に平立して天を刺す。

4/23 11:13

根本はほとんど鳥の脚(^^;

4/23 11:18

目印のテープと思ってたが、紅組の鉢巻だった(^^

4/23 11:26

高塚山。1363.6m

4/23 11:38

ヤマ麺はチーらぁ。
クリーミィ塩。

4/23 11:44

ここんところ定番の
高菜めんたいに、

4/23 11:43

いつになく、ゆで卵を賞味。

4/23 11:48

さらに珍しく、
三笠にコーヒー。でも美味。

4/23 12:04

あらためて高塚山。
激降に備え珍しくストック。

4/23 12:06

激下りだけど、
このあたりは崖じゃない(^^

4/23 12:17

針葉樹に挟まれた裸林。
たぶん昇り龍を下っている。

4/23 12:23

カエデ類の芽吹き。

4/23 12:31

ブナとヒメシャラの回廊。

4/23 12:38

見上げると桜。

4/23 12:38

巨木の山桜。満開🌸
今、桜の昇り龍の下にいる。

4/23 12:46

樹種が増えてくる。
これは高野マキ。かな

4/23 12:47

高野マキぼっくり。かも
小っちゃい(^^

4/23 12:52

倒木。かつての倒木。
自然に帰っていくばかり。

4/23 13:00

谷の向こうにも昇り龍。
あっちの方が🌸艶やか？

4/23 13:01

意外に早く、
ナメゴ谷林道に下り立つ。

4/23 13:04

林道っても、
馬酔木の森じゃん…💧

4/23 13:05

下は崖だし…。

4/23 13:12

森を抜けるとガレ。

4/23 13:12

見上げると、
そこにも昇り龍の尾。

4/23 13:16

しばらく行くと、
大きな斜面崩壊。。

4/23 13:19

半ばまで行ってみるが、
ざっくり抉れて100mの絶壁

4/23 13:33

トラバースの突破を断念。
倒木を踏んで戻りかけたが、

4/23 13:44

土砂崩れの端を高巻いて、
尾根の樹林帯にたどり着く。
高巻き中は📸の余力なし💦

4/23 13:39

ナメゴ谷の対岸にR169。

4/23 13:45

崩落地の上の樹林帯。

4/23 13:45

尾根を下って、
再び林道を目指す。

4/23 13:47

かつての林業者用なのか、
朽ちた階段が散見。

4/23 13:50

再び林道に下りるが、

4/23 13:51

そこかしこに崖崩れ。
明らかに廃道。

4/23 13:52

随所に道を横切る沢。
冷たくて心地よい。

4/23 13:54

山肌には小滝が懸かる。

4/23 13:57

ヤマザクラとナメゴ谷。
遠くに和佐又山。

4/23 13:58

馬酔木も満開。

4/23 13:58

満開というか繁茂というか。

4/23 14:26

林道を削る沢を渡渉。

4/23 14:31

見下ろす沢も澄む。

4/23 14:40

また昇り龍の尾。

4/23 14:39

林道を塞ぐ土砂を越え、

4/23 14:56

倒木だのを踏み越えると、

4/23 14:58

論所ノ尾登山口。

4/23 15:02

修復工事地の先に、
行者還トンネル東口と愛車。

4/23 15:25

ここからも、斜めに昇り龍。

4/23 15:33

足元の桜。

4/23 15:39

64番ポイントに寄って、
高塚山とナメゴ谷。

4/23 15:39

昇り龍。あの下を歩いた。

4/23 15:40

ナメゴ谷の奥を覗く。

4/23 16:59

迷いながらも馬酔木。
まさかの無来客。

4/23 16:57

おかげで、
いつもの美味を堪能。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート コンパス 笛 ヒトココ ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

ikomaniyon

桜や紅葉の絶景で近年名高いナメゴ谷の昇り龍ですが、まだ最盛期に見たことがありません。
何度かトライしたのですが、早すぎたり遅かったり。日頃の行いが悪いのかもしれません(^^;
昨秋、紅葉が終わった後に、eimiさんと90番ポイントから高塚山までは登ったのですが、
ナメゴ谷林道の行者還トンネル東口横の入口崩落して復旧工事中だったので、昇り龍を下りることができませんでした。
今回は、林道の復旧工事が3月末で完了したことを事前に確認し、
桜の開花状況に合わせながら日程を調整し、満を持してトライしたつもりでしたが、
昇り龍の中は意外に桜の木が少なく、花吹雪の下を花見山行することは叶わず、
さらに、ナメゴ谷林道は思ったより荒廃がひどく、とてもワンダーな山行になりましたが、
まあ、それはそれで楽しめて、とりあえず結果オーライということで…(^^
※復旧工事の完了を上北山村役場に電話で問い合わせたときに、
　工事は完了したが通れるかどうかはわからないと言われたのはこのことかと納得(^^;
　当初参加予定だったeimiさんやtosiさんが直前に都合で参加できなくなったのが
　少し残念だったのですが、巻き込まずに済んで、却ってよかったのかもしれません。

標高差　：466m
累積標高：上り834m/下り831m

コメント

テヘ

登り龍、納得です。
こんばんは😄

イコマニョンさんお久です。
巷ではもうとっくに葉桜ですがお山はまだまだ。
桜の登り龍、圧巻ですね(o^^o)

ikomaniyon

Re: 登り龍、納得です。
teheさん。ごぶさたしています。

なかなか充実の山行でしたが、
昇り龍は遠目に見るべきものでした