伊吹山
- GPS
- 04:54
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,271m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 4:51
天候 | 晴れ時々曇り(のち雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
名古屋〜(JR 東海道線)〜近江長岡=(近江鉄道バス)=伊吹登山口 ・運賃 近江長岡〜伊吹登山口 : 370円 ※ IC カード払い不可、2000円札以上両替不可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バス停〜1合目 バス停の側にある鳥居から入って右手方向に登山口がある.登山口には登山届提出用と入山協力金用のポストが設置されている.入り口のゲートを抜けるとすぐに登山道が始まる.1合目までは大きめの石が転がる樹林帯を登っていく.雨の後だとぬかるんで滑りやすくなっている場合もあるので注意する.1合目まで登ると一気に視界が開ける. 1合目〜3合目 1合目周辺には旅館やレストハウスが建ち並んでいるが,季節がらかほとんど営業している様子はない.パラグライダー場の脇を通る幅の広い道を登っていく.両脇には背の高い笹などが生い茂っていたり,一時的に樹林帯に入ったりはするものの,基本的に視界は開けている.3合目に近づくと伊吹山の山頂が目の前に現れる.その後,なだらかな草原の中を登っていくと,3合目の公衆トイレと休憩所に到着する.3合目周辺の草原はオカメガハラと呼ばれ,5月〜7月ごろにかけて70種類ほどの草花が見られる. 3合目〜5合目 4合目あたりまではこれまでと似たような開けた草原の中を進む.4合目からは一旦,低木の樹林帯に入る.道幅は広く非常に明瞭であるが,大きめの石が転がっている. この坂を登っていくと,小屋と自動販売機の建つ5合目に至る.小屋は厳重に締め切られており利用することはできないが,道を挟んで向かい側にテーブルやベンチの並んだ休憩所がある. 5合目〜山頂 5合目から山頂直下まではひたすら葛折りの急登を詰めていく.6合目手前の避難小屋を過ぎると一段と傾斜が急になる.6合目を過ぎたあたりで標高も1000mを越え,岩場をちらほらと現れる.岩場といっても小規模でそれほど難しくない.約350mの急坂を登り切ると,なだらかな山頂部に出る.分岐を右方向に進みダラダラと坂を登っていくと日本武尊の祭られた山頂に到着する.山頂周辺には食堂や売店が揃っていて,食事や記念品の購入には困らない.山頂部を一周するように遊歩道が設けられているが,東遊歩道は下り専用となっている. |
その他周辺情報 | ・駐車場 登山口周辺に複数箇所あるが,いずれも台数はそれほど多くない.料金は全ての駐車場が500円で均一だった.また,登山口に入らず左手の車道方向に進むと,ゴンドラ乗り場前に1台300円の駐車場がある. 山頂直下のスカイテラス駐車場は乗用車・バイク・大型バスなど合わせて600台駐車可能.駐車料金はドライブウェイの通行料に含まれる. ・トイレ 登山口,3合目,山頂にそれぞれ公衆トイレがある.いずれも良く整備されていてとても清潔. ・水場 コース上には水場として案内されている箇所はないので,予め用意しておいた方が良いだろう.5合目の自動販売機は壊れているように見えるが普通に使える.アクエリアスやコーラが買える. ・売店 登山口周辺に何店舗か売店があった.また,山頂でも3件か4件ほど売店が営業しており,バッジやお土産品の販売のほか,蕎麦などの食事やソフトクリームの提供もある.それ以外に,スカイテラス駐車場にも売店や自動販売機がある. ・温泉 伊吹山の下山後に利用できそうな温泉や入浴施設が3箇所ほどある. - 伊吹薬草の里文化センター こちらは温泉ではなく薬草湯.伊吹登山口からのバスが停車するためとても便利. 営業時間:12:30〜19:30 料金:600円 URL:http://joyibuki.info/facilities/hot-spa/ - グリーンパーク山東 美肌の湯 近江長岡駅から徒歩30分ほどかかるが,清潔で新そうな温泉施設. 営業時間:(平日) 15:00〜22:00,(土休日) 13:00〜22:00 料金:(平日) 600円,(土休日) 700円 URL:https://greenpark-santo.com/facilities/spa/ - あねがわ温泉 近江長岡駅とは反対方向でバスもないので車で行くしかない. 営業時間:11:00〜21:30 料金:865円 URL:http://www.mau.co.jp/onsen/ ・その他 - タクシーで伊吹山3合目まで入れる.駅に案内があるのでタクシー会社に要確認. - 伊吹登山口などに靴洗い場がある. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
計画書
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ファーストエイドキット
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感想
今回は帰省ついでに実家に比較的近い100名山に上りに行ってきました.
新入社員のくせにゴールデンウィークに11連休も取れてしまったので,帰省のついでに少し足を伸ばして伊吹山に登りに行った次第です.
全国有数の豪雪地帯で,1日の積雪量1182ミリの世界記録も持つ伊吹山ですが,ゴールデンウィークに差し掛かって,雰囲気はもうすっかり初夏の山です.麓でも長袖1枚で丁度いいくらいでした.そうなると,登ってる最中はかなり暑いかったです.私はもともと暑がりで汗をかきすぎるとすぐにバテてしまうので,今回は前回の丹沢山の時よりもスピードが出ませんでした(前日夜更かしして少し睡眠不足だったのもあると思いますが・・・).
一方で,下界ではすでにツツジも散り始め,桜も青々とした葉をつけているので,伊吹山もそろそろ花盛りかな?と少し期待していたのですか,それにはまだ少し早かったようです.ちらほらとは咲いているものの,まだまだ種類が少なく,お花畑といった感じではありませんでした.おそらく見頃は1ヶ月後あたりでしょう.次に行く機会があれば,お花畑が見られる頃に行きたいと思います.
登山道は非常によく整備されており,前日の雨でぬかるんでいる箇所はありながらも,とても歩きやすかったです.ただ,悪く言ってしまえば変化に乏しく,少々退屈でもありました.印象としては富士山の吉田口5合目から登るのと似ていると思います.ひたすら同じ方角の斜面をジグザグに詰めていく,そして視界は開けているけれどもあまり景色は変わらない,といった感じです.独立峰なので仕方ないのですが,縦走が好きな人にとってはやはり面白みに欠けると思います.前日の雨で霞も晴れるかと思っていたのですが,しっかり霞んでいて景色がいまひとつだったのも,退屈だった要因かも知れません.
最後に,前日(4月29日)のNHKニュース9で取り上げられていましたが,最近は低山で遭難する人が増えているそうです.特に入山が遅く下山が夜になってしまうというケースが目立つとのことでした.私の実感として,関東近縁の山や北アルプスなど,人気のある山域では特に,遅い時間帯から入山する人が多い印象があります.今回登った伊吹山でも13時を過ぎてから入山してくる登山客を数組ほど見かけました.丹沢山の時にいたっては15時半近くから登り始めようとする人が大勢いて大変驚きました.
ニュースになっていたのは日が短い冬場のケースでしたが,夏は夏で夕方には入山しない方がいいと私は思っています.それは平地以上に夕立などによる雷のリスクがあるからです.これから気温が上がるにつれ,そのリスクはどんどん高まります.そのため,日が長いからといって入山を遅くしたり,行程を長くしたりというのは,あまり良くないと思います.常に山では早出早着を心がけ,できれば15時まで,遅くとも16時ごろまでには下山または宿泊地へ到着しておくのが望ましいでしょう.(下山後に温泉に入ってビールを飲む時間も確保しておいた方が,登山をより楽しめると思います笑)
後半は,今回の参考とは関係のない話になってしまいましたが,これからは帰省のタイミングで,近畿・東海の山に登っていきたいと思います.
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