北岳・小太郎山 キタダケソウ・ハクサンイチゲこれからは花シーズン
- GPS
- 39:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,330m
- 下り
- 2,298m
コースタイム
広河原7:30→二俣9:40→小太郎山分岐12:00→12:40小太郎山12:50→小太郎山分岐14:15→14:30肩ノ小屋(テント設営15:00)
※小太郎山へは分岐から軽身で小走りなのでコースタイムより早いです。
2日目:8時間(休憩含む)
4:00肩ノ小屋5:15→5:55北岳山頂6:05→八本歯ノコル分岐6:20→北岳山荘分岐6:35→6:40キタダケソウ鑑賞7:00→八本歯ノコル分岐7:20→北岳山頂7:50→8:15肩ノ小屋(テント撤収)9:20→草スベリ9:50→10:50白根御池小屋11:25→広河原13:15
天候 | 晴れ・曇り・雨と目まぐるしく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●キタダケソウ情報 北岳分岐から八本歯ノコル方面に降り北岳山荘へのトラバース道分岐までに、花が落ちているほうがおおいですが、ちらほら咲いていました。 上記トラバース道で写真の通り通行制限がされていますが、その先20m位進んだところはまだたくさん咲いていました。 北岳山荘方面から来た人に聞いたところその先雪渓がある付近にも咲いているようです。 バスが入る一番最初の時期ですがそれでも満開は少し過ぎている感じでした。 花に関しては、ハクサンイチゲもたくさん咲いていて、花の色が一緒なので判別付きにくいかもしれません。写真の通り、葉が明らかに異なるので、チェックしてみてください。 ●広河原〜二俣 登山道は刈り払われ歩きやすくなっております。大樺沢はこの時期水量豊富、ゴウゴウと流れています。崩落地より二俣までは一部雪渓上を登ります。軽アイゼンは必要ありませんでした。ただし八本歯ノコル方面は急斜面の雪渓となりますので、アイゼンピッケルが必要だと思います。 ●二俣〜肩ノ小屋 二俣からは急登ですが、雪は小太郎尾根分岐付近まで全くありません。夏の時期はお花畑ですが、今回はショウジョウバカマくらいでしょうか。 小太郎尾根分岐より急斜面を少し登った後はハクサンイチゲを筆頭に高山植物がたくさん咲いています。 ・肩ノ小屋 テン場は一部残雪で使えません。小屋ではキタダケソウのバッチ(500円)販売しています。水は1リットル100円です(天水でしょうか?)。お手洗いは昨年と違う場所に移動していました。5つくらいあったかな? ●分岐〜小太郎山 分岐からマップだと3時間程度の行程ですが、軽身であるため多少小走りで往復2時15分程度でした。 小太郎尾根はずっと展望があります。北岳側から見て左側に登山道がありますが、一部不明瞭です。まー稜線通しを歩けば問題ないですが。 花は北岳ではほとんどみなかったイワカガミが満開でした。 山頂からの展望は360度。甲斐駒、仙丈岳、北岳が堪能できます。 ●肩ノ小屋〜北岳〜八本歯ノコル手前 岩稜帯ですが、斜面には高山植物がたくさん咲いています。これからの時期更に見頃になると思います。 ●温泉&食事 芦安温泉の更に下ったところにある「天笑閣」にて汗を流しました。600円也。 鍵付ロッカー、シャンプー、ボディーソープあります。売店があり桃が安かったので土産に購入。 食事は小作にてほうとうと思ったのですが、オザルというつけ麺ほうとう版があったのでそちらをオーダー。700円と通常のほうとうより安いです。食べてみたらザルうどんのほうとう版ってところでしょうか。 |
写真
感想
いつか見てみたいな〜と思っていたキタダケソウ。梅雨の合間をついて訪れる機会が巡ってきました。当初は北岳山荘泊の予定でしたが、二俣〜八本歯ノコルが急な雪渓のため、今回は肩ノ小屋経由で回ることになりました。
融雪のおかげで勢いよく流れる沢の流れにウキウキしながら広河原から沢沿いを登りあげると、崩落地を過ぎたあたりから雪渓。八本歯ノコル方面は急な上のほうまで雪渓が続いている。
二俣から小太郎尾根への急登りの登山道、夏場はお花畑だがまだまだ咲いている花は少なかった。雲で展望もあまりないが徐々に登りあげると小太郎山への分岐点に到着。今回はメンバーから離れてこの山に行きたかった。雲は多かったが、小太郎尾根の稜線歩きはとても気持ち良い。他の登山道には見られなかったイワカガミが群生しており足元をにぎわす。
軽身小走りで分岐から約40分で山頂に到着。残念ながら甲斐駒は見えず、仙丈岳は頭が雲の中。北岳は頭ちょっと隠れていたがどっしりとした素敵な山容を見せてくれた。
肩ノ小屋に到着してテントを張った直後雨が降ってきて、なんとか行動中もってくれて助かった。夕方食事が終って酒を酌み交わしていたら、富士山が見えるぞーの声でみんな外へ。雲は若干晴れてピンク色の染まる景色を見渡せた。花と甲斐駒の景色イイです。
翌朝、目覚めると雲海の上は雲ひとつない好天。今回は展望を期待していなかっただけに嬉しさは大きかった。朝日と鳳凰三山、雲海に浮かぶ富士、八ヶ岳と甲斐駒、仙丈岳と中央アルプス、そして北岳と肩ノ小屋の醍醐味を味わった。
北岳山頂へは軽身なのでそれほど時間もかからず、南に延びる残雪をまとった間ノ岳の景色を堪能できた。
山頂でしばらく景色を楽しんだ後いよいよ八本歯ノコル方面へ降る。北岳稜線上はハクサンイチゲを筆頭に多くの花が咲いている。分岐からコル方面へ降る途中、ハクサンイチゲの合間にちらほらキタダケソウがある。さらに北岳山荘へのトラバース道を進み、通行禁止の看板を過ぎて10m位すると少し群生しているキタダケソウに出会えました。ハクサンイチゲと花が似ているが、見比べてみると葉の形が全く違うのでわかりやすい。いつか見てみたいと思っていたキタダケソウ、満開は過ぎたようですが咲いていてくれてありがとう。
あまり花をみる登山はしたことないですが、目標達成するとなかなか嬉しいものです。今まで花というと、霧ヶ峰のキスゲ、赤石岳の高山植物、八ヶ岳硫黄岳のコマクサ、谷川一ノ倉岳のキスゲなんかが印象に残っています。
これから見てみたいのは…朝日岳の姫小百合見てみたいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する