槍ヶ岳
- GPS
- 07:30
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 545m
- 下り
- 50m
天候 | 出発時 本降りの雨 午後から晴れのち曇り 翌日はおおむね晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2012年7月15日
上高地〜槍ヶ岳、1泊2日のテント泊。4人のメンバーのうち一人は多少の経験があるが残り3名は初心者。投稿者である私も本格的な登山はこれが初めて。にも関わらず、いきなり「槍ヶ岳」なるものに挑戦してきました・・・。
明け方、沢渡の駐車場に着いた時点ですでにドシャ降りの雨でテンションはダダ下がり。上高地スタートが朝6時20分ごろ、皆一様にレインウェアを着込みカラフル。午後から晴れてくるという予報があったのでそれを信じいざ出発!
雨は降っているとはいえ上高地という大自然の景観と森の香りに感動しながらスタートからサクサクと順調に進んでいく。横尾まではコースタイムを5分ほど上回る順調ぶり。
横尾からは徐々に登りが増えていきだんだんとペースが遅くなっていく・・・・さすがのゴアレインウェアも朝から着っぱなしで中はグッショリ。ようやく着いた槍沢ロッジで大休憩&昼飯タイム!
1時間ほど休憩してしまったと記憶してるが重い腰をあげていざ出発!予定では今日のテント場は殺生ヒュッテなのだが・・・・
ババ平を通り越してほどなくすると雪渓が見えてきた。メンバー1人はせっかく持ってきたからと簡易アイゼンを装着。私自身は登山靴でもとくに問題なくOKだった。
皆さん「へぇ〜へぇ〜ぜぇ〜ぜぇ〜」しながら雪渓と直登を登っている。
時間はすでに16時15分をまわっていた。が、まだそこは天狗原分岐を越してチョイ先程度。かなりギリギリの状態で登っていた私だがふとした所で道を間違え20Mくらい登ったところで間違いに気づいた!
おおコリャいかんとばかりいったん下ろうと1歩脚を踏み出したところ「片方の膝が曲がらない!」「お、降りれない!」と自分の身体の状態をはじめて思い知る。
時すでに遅し、上がるぶんには多少の痛みで済んでいたのだが、いざ下ろうと思ったら下れない状態だった。
さて、時間は16時15分、このまま殺生ヒュッテまで登り切ればいいが、登ったところで膝がどうなっているかは分からない・・・・かと言って下ろうにも下れない(とこの瞬間は思った)。一瞬ゾゾゾッとし「このまま上にも下にも動けなくなったらどうしよう」と。
「撤退する勇気」が大切という事は前もって十分に理解していたのですぐに結論は出た。他のメンバー3人と別れ、私はババ平まで下りそこで一人テント泊、他3名はこのまま殺生ヒュッテまでいきテント泊。
メンバーの一人に膝のサポーターを貸してもらい完全にびっこ状態で下る。下り始めこそはけっこうな痛みでろくに膝も曲がらず雪渓をズルズルと滑り落ちるように下ったが、30分もたつとそうでもなくなりこれなら行ける!と。壊れた膝、遠目にババ平に張られてるテントが見えてからが長かった・・・・
18時ちかくだったろうか、ようやくババ平へ戻ってきた。あたりの登山者はすでにお食事中やらまったりムードのなかイソイソと人生初の山でのテント組み立て。事前練習してきたとはいえやはりモタついた。
本当は4人でワイワイしながらのテント泊だったはずがひとりぼっちのテント泊。
次の日の朝は遅めの出発でたしか7〜8時くらいだったかな?相変わらず膝に多少の痛みを抱えながらびっこを引きながら下山。12時30には上高地ターミナルに到着し仲間が下山するまでの数時間グッタリでした。
別れたメンバーも1人は15時、2人は16時30に下山。
後からいろいろと調べると普通は2泊3日行程のよう。1泊2日はそうとう健脚者の行程だそうな。しかし初の登山で登頂はできなかったものの圧倒されるような景色と大自然が満喫できて200%満足の山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する