水越峠〜葛城山〜平石峠〜近つ飛鳥博物館前
- GPS
- 06:29
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 927m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れたり曇ったり 乾いた風が爽やか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り(バス):近つ飛鳥博物館前15:40発 富田林駅15:55頃着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートに危険箇所なし。登りはじめてすぐ、高低差300mほどの急登がきつい。山頂付近で、ぼーっと歩いて道を間違え、引き返すことはあったが、ダイトレは安心して歩けた。平石峠から近つ飛鳥博物館のルートは、緩やかな起伏が続き、ハイキングコースのような感じで歩きやすい。 |
写真
感想
富田林駅08:20発、水越峠行きのバスには30人以上の乗客。皆登山客で、座れない人も7〜8人。葛城登山口で10人ほど下車。水越峠で下車した者の半分が金剛山方面、残り半分が葛城山方面に分かれたように思う。
この日は、1泊2日のテント泊を想定しての訓練登山。若かりし頃に使っていたでっかいザックに、寝袋、20年以上使っていないテント、先月買ってから未使用のガスバーナ、使う予定のない4Lの水を詰めた。これ以外にも、食料や飲料水などの常時の携行品を含め、荷物の重量は16kg。若かりし頃、このザックにこれ以上の荷物を詰めて2泊3日のテント泊登山をした経験が1度だけあった。きれいな星空を求めて登った北アルプス、中房温泉→燕→大天井→常念→蝶ヶ岳→上高地のルート。中房温泉からの急登を思えば楽勝、と出発前は高をくくっていた。が、甘かった。
追い越したり追い越されたりするのがイヤ。ペースが遅くなることを想定して、皆より遅れて出発。水越峠を過ぎてすぐ急登が始まり、荷物の重さを思い知る。何度も立ち止まる。普段よりも歩幅・段差を小さくして、着地位置にも気をつけていたが、登りはじめは何度かバランスを崩しよろける。一度、谷側の斜面に転倒しそうになり一瞬ヒヤッとした。それ以降、意識して谷側には寄らないようにした。登るうち、よろけることはなくなったが、皆さんお使いのスキーストックみたいな杖(名称不知)がほしいと今回初めて感じた。下ってくる方々が、荒く息する私に「泊まりですか」とか「重そうですね」と声を掛け、私が通り過ぎるまで道をあけて待ってくださる。些細な心遣いが暖かく心にしみる。すれ違ってから「寝袋・テント入れとるな」って声も聞こえ、ベテラン方にはザックの中身が見えてるよう。あの頃の私はここまで苦労してなかった。登りながら、あの頃の私を褒めてやった。
急登が終わる頃、遠くカッコウの声。大阪で聞くことができるなんて思ってもみなかった。少し元気が出た気がする。しかし、気を緩めると終わってしまいそうで、荷を下ろすことなく山頂まで歩き通した。
自宅から日々仰ぎ見ていながら今回初めて登る頂は、広々とした空間を気持ちいい風が吹き抜け、非常に居心地が良かった。重い荷物に空腹感を覚え、少し早めの昼休憩。保冷剤で冷やしたプリンがうまかった。
登りながら気になっていた荷物の偏りを正し、ザックを背負って山頂付近をウロウロ。胃に収まった分だけ荷物が軽くなったとはいえ、重いことに変わりないが、先ほどよりは軽やかに歩ける。慣れてきた。行けると確信。しかし、この後、下りの厳しさを知る。
登りより下りが多い今回のルート。足の筋肉にこれほど負荷がかかるとは。登りとは違う苦しみがあった。この下りルートは階段が多い。階段も次第に慣れてきた。しかし、斜面は筋肉への負荷が全然違う。平石峠から先は緩やかな斜面が続くが、かなり足にきた。脚力不足は否めない。
ゴールに到着したときは、達成感よりも、もーええわ感が強かった。荷物を途中デポすることなく、予定どおり歩ききったのは自信になったが、いきなりの16kgは今の私には荷が重すぎた。1泊2日のテント泊、現時点では、はるかな夢でしかない。
終始、ザックが肩に食い込んでくる感覚が不快だった。ザックに、胸と腹でパチッとするベルト(名称不知)を取り付けようと思う。
翌日(これを書いてるまさに今)の筋肉痛がつらかった。でも、なぜかうれしく誇らしい。ここまで痛いのはいつ以来だろう。
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