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Yamareco

記録ID: 3289421
全員に公開
ハイキング
葛城高原・二上山

水越峠〜葛城山〜平石峠〜近つ飛鳥博物館前

2021年06月20日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
GPS
06:29
距離
15.7km
登り
927m
下り
1,298m

コースタイム

日帰り
山行
5:35
休憩
0:55
合計
6:30
距離 15.7km 登り 927m 下り 1,317m
8:57
6
9:03
9:06
51
10:06
10:08
4
10:12
10:50
8
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3
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7
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13
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11:58
5
12:16
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11
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34
13:02
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54
13:58
14:01
35
14:36
14:37
50
15:27
ゴール地点
天候 晴れたり曇ったり 乾いた風が爽やか
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き(バス):富田林駅08:20発 水越峠08:55頃着
帰り(バス):近つ飛鳥博物館前15:40発 富田林駅15:55頃着
コース状況/
危険箇所等
今回のルートに危険箇所なし。登りはじめてすぐ、高低差300mほどの急登がきつい。山頂付近で、ぼーっと歩いて道を間違え、引き返すことはあったが、ダイトレは安心して歩けた。平石峠から近つ飛鳥博物館のルートは、緩やかな起伏が続き、ハイキングコースのような感じで歩きやすい。
登り始め。前日の雨で石畳は滑りそうなので、木段を選ぶ。
2021年06月20日 09:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 9:07
登り始め。前日の雨で石畳は滑りそうなので、木段を選ぶ。
次は石段。
2021年06月20日 09:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 9:11
次は石段。
そして木段。
いずれも非常にきつかった。
2021年06月20日 09:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 9:28
そして木段。
いずれも非常にきつかった。
登り始めて30分以上経過して、1.1kmしか進めていない。まさに牛歩。
2021年06月20日 09:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 9:38
登り始めて30分以上経過して、1.1kmしか進めていない。まさに牛歩。
御所の街並みでしょうか。きれいに見えた。
2021年06月20日 09:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 9:50
御所の街並みでしょうか。きれいに見えた。
ベンチに誘惑されそうになったが、ここで座ったら最後、登れなくなりそうな気がしてパス。
2021年06月20日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 10:05
ベンチに誘惑されそうになったが、ここで座ったら最後、登れなくなりそうな気がしてパス。
山頂のベンチにつくなり、憎々しいザックを放り落とした。重い荷物に空腹感を覚え、昼休憩。
2021年06月20日 10:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 10:13
山頂のベンチにつくなり、憎々しいザックを放り落とした。重い荷物に空腹感を覚え、昼休憩。
山頂から、my home townが遠望できた。
2021年06月20日 10:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 10:18
山頂から、my home townが遠望できた。
山頂は、ひろく開放的で、乾いた風が気持ちよく、カッコウの鳴き声に、こころが一層穏やかになる。居心地良く長めの休憩。到着時は10人?ほどで、出発時は2人のみ。
2021年06月20日 10:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 10:53
山頂は、ひろく開放的で、乾いた風が気持ちよく、カッコウの鳴き声に、こころが一層穏やかになる。居心地良く長めの休憩。到着時は10人?ほどで、出発時は2人のみ。
登りの試練の後、下りの試練が待っていた。
2021年06月20日 11:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 11:17
登りの試練の後、下りの試練が待っていた。
岩橋峠。この日最後の急登の木段は327段あった。きつかった。でも、午前の急登に比べれば、高低差も小さく、まだマシだった。
2021年06月20日 12:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 12:51
岩橋峠。この日最後の急登の木段は327段あった。きつかった。でも、午前の急登に比べれば、高低差も小さく、まだマシだった。
ここで2回目の昼休憩。塩をたっぷり振りかけた冷やしトマトがうまかった。
2021年06月20日 13:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 13:40
ここで2回目の昼休憩。塩をたっぷり振りかけた冷やしトマトがうまかった。
平石峠。ここから先もつらかった。
2021年06月20日 13:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 13:58
平石峠。ここから先もつらかった。
平石峠からの下りは、沢沿いの道を進む。この緩やかな下りが足にきた。
2021年06月20日 14:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 14:06
平石峠からの下りは、沢沿いの道を進む。この緩やかな下りが足にきた。
「磐船神社」の矢印方向から下ってきたところ。数10m程の短い区間ではあったが、ルートがわかりにくくなっていた。
2021年06月20日 14:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 14:44
「磐船神社」の矢印方向から下ってきたところ。数10m程の短い区間ではあったが、ルートがわかりにくくなっていた。
平石城跡を越えた付近。平石峠からゴールまで、通常であれば、歩きやすい道。しかし、この日は緩やかな下り斜面に苦しむ。
2021年06月20日 14:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 14:57
平石城跡を越えた付近。平石峠からゴールまで、通常であれば、歩きやすい道。しかし、この日は緩やかな下り斜面に苦しむ。
この日歩いた稜線がきれいに見えた。
2021年06月20日 14:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
6/20 14:59
この日歩いた稜線がきれいに見えた。
撮影機器:

感想

富田林駅08:20発、水越峠行きのバスには30人以上の乗客。皆登山客で、座れない人も7〜8人。葛城登山口で10人ほど下車。水越峠で下車した者の半分が金剛山方面、残り半分が葛城山方面に分かれたように思う。
この日は、1泊2日のテント泊を想定しての訓練登山。若かりし頃に使っていたでっかいザックに、寝袋、20年以上使っていないテント、先月買ってから未使用のガスバーナ、使う予定のない4Lの水を詰めた。これ以外にも、食料や飲料水などの常時の携行品を含め、荷物の重量は16kg。若かりし頃、このザックにこれ以上の荷物を詰めて2泊3日のテント泊登山をした経験が1度だけあった。きれいな星空を求めて登った北アルプス、中房温泉→燕→大天井→常念→蝶ヶ岳→上高地のルート。中房温泉からの急登を思えば楽勝、と出発前は高をくくっていた。が、甘かった。
追い越したり追い越されたりするのがイヤ。ペースが遅くなることを想定して、皆より遅れて出発。水越峠を過ぎてすぐ急登が始まり、荷物の重さを思い知る。何度も立ち止まる。普段よりも歩幅・段差を小さくして、着地位置にも気をつけていたが、登りはじめは何度かバランスを崩しよろける。一度、谷側の斜面に転倒しそうになり一瞬ヒヤッとした。それ以降、意識して谷側には寄らないようにした。登るうち、よろけることはなくなったが、皆さんお使いのスキーストックみたいな杖(名称不知)がほしいと今回初めて感じた。下ってくる方々が、荒く息する私に「泊まりですか」とか「重そうですね」と声を掛け、私が通り過ぎるまで道をあけて待ってくださる。些細な心遣いが暖かく心にしみる。すれ違ってから「寝袋・テント入れとるな」って声も聞こえ、ベテラン方にはザックの中身が見えてるよう。あの頃の私はここまで苦労してなかった。登りながら、あの頃の私を褒めてやった。
急登が終わる頃、遠くカッコウの声。大阪で聞くことができるなんて思ってもみなかった。少し元気が出た気がする。しかし、気を緩めると終わってしまいそうで、荷を下ろすことなく山頂まで歩き通した。
自宅から日々仰ぎ見ていながら今回初めて登る頂は、広々とした空間を気持ちいい風が吹き抜け、非常に居心地が良かった。重い荷物に空腹感を覚え、少し早めの昼休憩。保冷剤で冷やしたプリンがうまかった。
登りながら気になっていた荷物の偏りを正し、ザックを背負って山頂付近をウロウロ。胃に収まった分だけ荷物が軽くなったとはいえ、重いことに変わりないが、先ほどよりは軽やかに歩ける。慣れてきた。行けると確信。しかし、この後、下りの厳しさを知る。
登りより下りが多い今回のルート。足の筋肉にこれほど負荷がかかるとは。登りとは違う苦しみがあった。この下りルートは階段が多い。階段も次第に慣れてきた。しかし、斜面は筋肉への負荷が全然違う。平石峠から先は緩やかな斜面が続くが、かなり足にきた。脚力不足は否めない。
ゴールに到着したときは、達成感よりも、もーええわ感が強かった。荷物を途中デポすることなく、予定どおり歩ききったのは自信になったが、いきなりの16kgは今の私には荷が重すぎた。1泊2日のテント泊、現時点では、はるかな夢でしかない。
終始、ザックが肩に食い込んでくる感覚が不快だった。ザックに、胸と腹でパチッとするベルト(名称不知)を取り付けようと思う。
翌日(これを書いてるまさに今)の筋肉痛がつらかった。でも、なぜかうれしく誇らしい。ここまで痛いのはいつ以来だろう。

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