八幡平〜大深岳〜曲崎山〜大白森〜乳頭山〜湯森山〜八合目小屋
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 2,191m
- 下り
- 2,429m
コースタイム
- 山行
- 0:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:40
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 10:30
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:20
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:10
●八瀬森山荘 水場あり 小屋内トイレ有り 毛布あり
●大白森山荘 水場有り(小屋分岐の横の沢)
●田代平山荘 水場有り(小屋の裏手の沢を下る。下り10分、登り13分)
水が出て来るまで、沢を下る印象。水が出てきたところが水場。
ヤブあり、苔むした石があったりして、調達するにはレベルが高い。
小屋内トイレ有り 毛布有り
天候 | 1日目 濃いガス 2日目 ガス〜晴れ 3日目 曇り〜晴れ 4日目 晴れ〜晴れ〜時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八合目小屋〜アルパこまくさ、アルパこまくさ〜田沢湖駅 各630円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●八瀬森分岐〜八瀬森山荘〜大沢森 案じるより産むが易し。数年前に刈り払いされたようで歩きやすい。 熊の糞、足跡有り。ヤブより熊の方が怖い。 ●乳頭山〜笊森山〜湯森山 山域の大人の事情だろうか、両サイドヤブのところが多い。 夜露、雨の時は辛い。上記の八瀬森分岐〜大沢森区間よりヤブ。というのが個人的印象。 |
その他周辺情報 | 「アルパこまくさ」近代的な施設。トイレ綺麗。温泉良し。返却式ロッカー有り。 温泉は550円で、シャンプー、石けん、ドライヤーあり。(展望の良い露天風呂有) 食堂有り(時間帯要確認) 雨に濡れずにバスに乗られる(待っていられる)のがうれしい |
写真
感想
1日目
ガスガスのなか、ドラゴンアイを見に行く。黒く汚れていて、写真で見ていたような
美しさはなかった。その年によって条件が異なるので、時期等全てがそろわないと心に残るドラゴンアイに巡り会える機会は少ないと思った。
陵雲荘は貸し切り、明日の朝も早いので入山祝いもそこそこにシュラフに包まった。
2日目
今日もガスガスの朝から始まった。前諸桧にさしかかる頃になって、やっとガスが晴れてきた。
大深山荘で長めの休憩。暑くなってきたので雨具を脱ぐ。トレラン4人組と単独の男性に会う。
大深岳からは二人旅。熊鈴を付けて道草を食いながら進む。東ノ又沢の源頭部は斜面の一部に雪がへばり付き、源頭部は広い空間が広がり気持ちが良い。
コバイケイソウの群落の細道を進む。後しばらくすると花が咲き誇り、蜂や他の虫達の楽園になるだろう。
1283P湿原から関東森までは長く感じられとてもつかれた。あとは惰性で八瀬森山荘に向かった。小屋手前の水場はコッフェルのような道具がないと汲みづらい。
(翌日分かったことだが、小屋の外入口の横の備品置場に柄杓が置いてあった。これを使うと便利かも?)
今日も貸し切り。1Fに便利なテーブルがあり、2Fまで荷物をあげる気力も無く1Fに陣取ることにした。明日も長丁場なので早めに就寝。屋根の上だろう、動物の走る気配がした。この小屋には何か居るようだ。
3日目
今日もガスガスの朝から始まる。曲崎山の登りがやけに長く感じる。山頂に到着する頃に小雨が降ってきた。山頂で雨具上下着用。雨のせいで覆い被さっているヤブは不快だ。
大沢森からは、よく刈り払いされていた。大白森山荘で長めの休憩。晴れてきたので雨具を脱ぐ。日帰りの男性2人が立ち寄り。
大白森の高層湿原はワタスゲなどが咲き誇っており、楽園のようだ。天気も良く、今まで歩いてきた山々が一望できる。
小白森山から鶴の湯分岐までの区間は田んぼのようなドロドロポイントが幾つも点在している。
蟹場分岐で休憩を取ろうとするが、蚊の大軍に襲われてほとんど休めなかった。分岐を過ぎると地味、少しずつ高度を上げ、やがて急登になって我慢の登りが続いた。傾斜が緩むとちょいとヤブの部分もあるが我慢して登ると木道が出てきて湿原が広がる。
田代平山荘に到着。随分と時間が掛かってしまった。単独の男性が一名。
本日のメンイベント、水汲みに行くことにした。小屋内の入口近くの古い地図に小屋の裏手に水場マークがあった。それを参考に小屋裏手のフキ畑を進みヤブを越えると湿原にでる。踏み跡を辿り藪をかき分け沢形を辿って(大石沢厳頭)下降すること約10分。ようやく涸れ沢から水が出てきた。
単独の男性は、夕日を見に乳頭山へ向かった。我々は遅い夕食を手早く作り、今日も早めにシュラフに包まった。
4日目
今日も早起き。朝から天気が良い。今日は期待できるかもと意気込む。
乳頭山からの登りから振り返る田代平は素敵なところだ。乳頭山の裏の顔は断崖絶壁
で近づくとおしりの穴がムズムズする。笊森山の登りにかかると、いきなりヤブが被るようになってきた。ガスでヤブが濡れており先頭を歩くモコモコさんは全身濡れ始めた。笊森山を越えた辺りから更にガス濃くなり雨が降ってきた。上下雨具着用。天気が持つと思っていたのに残念。
登山道両脇のヤブが煩わしい。気力を奪われ、やっとのことで名所の宿岩。なるほどここなら風雪を凌げそうだ。
天気が悪くて景色が全く見えず、靴の中はぐしょぐしょ音を立てるほどになってしまった。モコモコさんの靴擦れ悪化、やる気減退などの理由により、秋田駒ヶ岳(特に、男女岳、ムーミン谷等を目的にしていた)を諦め、最短の笹森山経由で下山することになった。
梅雨の時期にしては恵まれた4日間となった。天気の良い日に秋田駒ヶ岳を満喫したい物だ。
○覚え書き
蚊やブヨが刺すようになってきたので、虫対策が必要になると思う。
小屋泊の場合は、蚊取り線香があるといいかもしれない。
このルートは刈り払いされているかどうかが走破できるかどうかの鍵になると思う。
2021年6月下旬現在、大深岳分岐から蟹場分岐までの県境縦走路は刈り払い済み。
その内、大深岳分岐〜八瀬森山荘間は刈り払いされたのが一番先らしく、笹の復活が目立った。
県境縦走路(大深岳分岐〜大白森山荘)は、倒木が多く、ヤブが被っているところは倒木や枝の張り出しがあることが多いので頭上や足元に注意。
大白森〜蟹場分岐(特に小白森〜鶴の湯分岐)はぬかるみが多い。
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